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2024_01
01
(Mon)14:09

演奏のご依頼をお受け致しております。


ようこそ , blog「message」へご訪問頂き、ありがとうございます。


私は、クラシック音楽をレパートリーとするピアニストの谷真子と申します。
2002-00796-01 谷真子様 アップサイズ変更

クラシック音楽を聴いて、一時優雅な時間を過ごそうという方々のために、演奏活動を行っております。


出演料は、1回に付き、30分:5万円、1時間:10万円となっております。
プログラムはご相談に応じます。

お問い合わせは、下記連絡先までお願い致します。

TEL0742-46-2302


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2023_09
26
(Tue)13:16

イブ・アンリ先生のレッスンを受けに参りました。(パリ)

容量一杯のためこれ以上写真をup出来ませんので、こちらへ記事をup致します。

宜しければ、こちらからお読み頂ければと思います。


はてなブログ↓



https://masakotaniblog.hatenablog.com/?_gl=1*1k5k3c6*_gcl_au*MjQ3Mzk5ODA5LjE2OTU3MDA1MDA.




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2023_09
19
(Tue)12:50

音について


音というものが分かりやすい作曲家であったと思います。(故西村朗 作曲家東京音楽大学教授)

ソナタと書かれていても、いったい内容が何を意味するのか、タイトルと音楽的内容が必ずしも一致しない作品が多い中で(出版社が後からつけたものも多いため)、まず、タイトルと音楽が一致する作曲家。

ワーグナーなどの、固定楽想は、「ドレミフアソラシド〜ソラソラソ〜」という旋律がある特定の主人公を物語ると言われても言葉で説明されない限り、それが何の意味を成すのか、理解できないという人もいるのです。

ベートーヴェンなどの第1テーマを一つ一つの音を言葉として理解するというのは難しくとも、このようなヘテロフオニーなどの音による集合体、音響(効果)は誰にでもわかりやすく、音が天空を舞うとか、それが何らかのメッセージを持って聴衆に語りかけてくる音による建築物=音楽ということが理解しやすいと思います。

そう言う意味では、一つ一つの音がソルフエージュ的に重要でない現代音楽は現代人に理解しやすいとも言えます。

微分音=ヘテロフオニー=振動=1より小さい音(ドとレの間にある音)

そのようなことがプラトンの「法律」という著書に書かれているとのことです。





楽譜の下方の連打部分も、弾き方によってはペダルを踏んで打鍵をぼかすように弾くと、ヘテロフオニーのように感じます。古代音楽のように弾くのも、もちろん現代的に、連打のテクニック披露することも可能だと思います。

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2023_09
13
(Wed)21:15

イブ・アンリ先生のレッスンを受けに参りました。

salon classicにて、イブアンリ先生のレッスンを受けて参りました。

ショパンピアノソナタNo.2 op35。

4月から練習を始めて、この夏の猛暑の暑さとどう練習するかというのも課題でした。

イブアンリ先生のレッスンは、主に音色重視のレッスン。特に弱音。弱音については、so far(遠くから)という表現をよく使われていましょした。

最近は、音楽学校受験と、コンクールを受けるということは、また、違うということを考えていますが、海外では、レッスンで、音色について、よく言われると思います。

昨日アンリ先生がお話しされていて多かったのは、

Do you think~?(あなたはどのように考えますか?どのように思いますか?)

一人で曲を仕上げていく時に、指の都合や、曲の流れに沿って仕上げて弾くだけではなく、作曲学上、構成上、各モテイーフの関連性や繋がりをどのようにするか自分で考え、それに沿って仕上げていくことで、自分でも曲調を仕上げていけるようになるのだと思いました。

素晴らしいレッスンでした。

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こちらはフランスの現代曲。デユテイユー。

イブアンリ先生にコンサート直前にレッスンして頂いての演奏。(2022年9月13日)





もっと音源の良いのでは、映像付きでDVDにも収録しております。(2022年9月4日演奏会ライブ)

記事はこちら



帰りはスペイン料理を頂きました。



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2023_09
08
(Fri)12:08

全日本学生音楽コンクール中学生部門ショパンの練習曲から

全日本学生音楽コンクール中学生部門ショパンの新練習曲から。

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練習、仕上げのポイント。

全体に、陰鬱とした表情。

指でのレガートの練習。

ペダルも適宜上手く使いながら、決して多過ぎず、レガートが生かされるように効果的に使いたい。左のハーモニーが変わらないので、踏んでも濁らないはず。

全体にはフレーズ感を大切に、cresc.dim.の自然な起伏が欲しい。


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2023_08
31
(Thu)12:47

学生音楽コンクール小学生部門エチュード課題曲

第77回全日本学生音楽コンクール小学生部門のエチュードモシュコフスキーの課題曲のアナリーゼを行ってみたいと思います。

次の課題曲(1)~(3)を演奏すること。演奏順は自由とする。
(1)次から任意の1曲を選択すること
   J.S.Bach : 15 Sinfonias( No.5、No.9は除く)
(2)次から任意の2曲を選択すること。同じ作曲家から2曲でもよい。当日抽選で1曲を決定する
   M.Moszkowski : 20 Little Etudes Op.91
No.4 F major
No.6 E flat major
No.9 G major
   Cramer=Bülow :60 Selected Studies
            No.8 F minor
            No.37 A major
            No.41 D minor
(3)次から任意の1曲を選択すること
   E.H.Grieg:Lyrical Pieces Op.12 No.1 “Arietta”
Lyrical Pieces Op.38 No.6 “Elegy”



モシュコフスキ20の小練習曲op.91よりno.4.6.9又はクラーマー・ビューローより2曲選択です。(当日弾くのは抽選により1曲です)

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左手は直前まであらゆるリズム練習を行い、粒を揃えましょう。

そのような練習を日々積み重ねておくことで、将来に必要なテクニックも同時に身に付けることができます。

そのような意味でも課題曲となっている曲はその年齢に必要なピアノのエッセンスを習得するために課題曲になっており、逃れられない課題でもあります。

右手はソプラノがよく響き、(小指だけの指の独立→ポリフオニー→この事からもバッハの作品をそれまでにきちんと学んできたかも出るところで、一夜漬けでは習得できないテクニックであると同時に、幼少期であるためテクニック、音楽性共に飛躍的に伸びるチャンスの時期でもあります)


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mp,mf,fを段階的に計算して、最後ははつらつと終わると印象が良いでしょう。小さい生徒様によくありがちなただ元気よく、fで突っ走るという演奏は避けたいものです。

ピアノのコンクールである本質の音楽性、芸術性はどこで買えるんですか?というご質問については、阿部裕之先生のあるコンクールでの審査の総評を引用させて頂きます。



第9回とやまクラシックピアノコンクールより引用


阿部裕之先生よりコンクールへの総評をいただきました

「コンクール全体として、これから成長していく段階という印象で、今後それぞれの個性が発揮され音楽の深みが表現できるようになってほしいと思います。そのために、特に小さなお子様は、感性を育てることが大切です。音楽だけではない、美術や絵画、文学、そういったものにも目を向けて、興味を持って接するようにしてほしいです。そういったものに繰り返して接していると、個人個人の心の奥底に蓄えられ、個性として音楽に溢れてきます。それには時間がかかるので、なるべく早くにそういう広い分野に興味を持ってほしいと思います。」



→第77回全日本学生音楽コンクール公式サイト



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2023_08
26
(Sat)14:11

日本ピアノ教育連盟の会報

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日本ピアノ教育連盟の会報です。

日本ピアノ教育連盟ピアノオーディションとは、まだ成長段階にある子どもたちの健全な情操の発達と、ピアノ愛好者等の生涯にわたるピアノ学習の一助、さらには豊かな音楽性が培われることを目的に開催されるものです。(要項より引用)

全日本学生音楽コンクールの課題曲が4月に発表になり、秋まで本選が開催されますが、日本ピアノ教育連盟ピアノオーディションは7月1日に発表になり、11月上旬より予選が開催され、全国大会は3月末に行われますので、ご指導される先生方にとっても、良い一年のサイクルとなっております。

地区大会と全国大会の2段階式で開催され、今年からは全国大会への推薦枠を拡大し、ピアノをお勉強されているたくさんの方々に参加していただけるよう、準備が進められているとのことです。

幼児部門の課題曲は、

①「メトードローズ・ピアノ教則本」よりブーレ、お父さま、ああ かわいい、冬さんさようなら、むかしの歌

②「トンプソン現代ピアノ教本第一巻」より ピアノのくに、はさみとぎ、妖精にハープ、舞い落ちる木の葉、ポップコーン屋さん、

③「グローバー・ピアノ教本・vol1」よりアイススケート、古い柱時計、歯ブラシのマーチ、

④「フアーストピアノ レパートリーアルバム」より1、チュルク 2つのマーチより No.1ト長調2、チュルク2つのマーチよりno.2ヘ長調 3、デイアベリ 主題

より任意の2曲を選択するとなっております。

普段の教本と平行して、または、エチュード、バッハ等(課題曲にバロックが入っている場合は不要)は続けて、曲集をコンクールの課題曲を練習するというカリキュラムをこなせるようでしたら、十分参加可能レベルにあります。先生とご相談という形になりますが、ただ、コンクールの雰囲気は厳格、審査もお遊びのようなものではなくコンクールとしてかなり厳しいものとなっております。

学年ごとに習得しなければならない曲が課題曲となっており、毎年参加していくことで、お勉強の進め方に迷いのないカリキュラムとなっており、無駄なくピアノのお勉強を進めていくことができます。

高校生部門となると選択制自由曲が取られており、音楽高校は課題曲が多いですが、大学となると(音楽大学)選択制自由曲が多いですので、進学への準備やリハーサルとして活用することもできますし、高校生部門もそのままコンクールと音楽学校の受験を両立して自然に受けていくことができ受験のためにコンクール活動をストップさせなくても良いシステムになっております、

そのような意味で、私も小学生1、2年生のころから積極的に活用し、小学校の間は参加し続けてきたわけですが、音楽大学の卒業試験のように、審査の先生方(ほとんどが音楽大学の先生方)が会場の真ん中か前の方にずらっと横に一列に並ばれ厳格な雰囲気で、講評も頂き、参加賞のようなトロフィーも頂き、目標や励みとなりながらも、温かくも厳しい雰囲気に小さいながらも舞台袖から会場内の先生方の様子を覗いているとその様子が見えて、東京芸大の音楽学校受験の演奏待ちの学校の保健室にあるような仕切りカーテンのような奥で待たされているほど殺風景ではないものの胃の痛くなるような思いも同時にしてきたとも言えます。

結果はどうであれ、参加することで現在の自分の勉強の進度が適切であるか確認できますので、そういう意味では参加することに意義があるのではないでしょうか。ピアノ学習者のためのそのようなオーディションとなっております。


日本ピアノ教育連盟ピアノオーディション公式サイト

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2023_08
15
(Tue)13:45

パリ国立高等音楽院イブ・アンリ教授のレッスンにて④

グリークのホルベアの時代から。
第4曲アリア。

アリアはオペラの中でソロで歌われる部分。
日本ピアノ教育連盟全国大会に出たのは、小学校5年生の時ですが、ヤマハ銀座のヤマハホールで行われ、審査終了後に審査院長先生の市田儀一郎先生による講評がありました。

母のように(の代わりに)、鉛筆を持って一番でメモして聴いていましたが、モーツアルトのソナタkv545の第2、3楽章が課題でしたが、(課題は全楽章ですが、当日指定されたのが第2、3楽章ということでした)

「第2楽章はこれはアリアです。アリアとは歌です。歌のように弾かなければいけない。この曲を選択された方はそれが大変だったと思いますが、ペダルが多くても良くない、また、全く使わないというのも乾燥してこの曲にマッチしない」とお話しされたのを良く覚えています。

それでアリアという言葉を覚えたわけですが、ピアノ曲の中にはバッハのフランス組曲など本当に多くアリアの曲が出てきます。

ホルベア組曲にもアリアという曲が含まれています。
本当に美しい曲です。

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アリアですので、自由に。morendoによって、一旦終始しても、その後、ただ厳格なだけではなく、もう一度、自由にcresc.なども用い、歌い上げる。

この例から今年の2023第77回第全日本学生音楽コンクールの小学生部門の課題曲であるグリーグの叙情小曲集アリエッタの最後の解釈ですが、最後の1小節にも同じことが当てはまるかと思います。
ただ機械的に弱く終わるだけでなく、もう一度、歌い上げるような気持ちも大切。

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ペダルの踏み方により、メロディーラインが切れてしまわず、レガートに。

弦楽合奏版に編曲されていることからも、弦楽器で弾く場合はビブラートで歌い上げるところ、最後はチェロで大切に弾くバスラインですので、当然かと思います。
こういうところは、弦楽器の雰囲気をピアノでも真似できるところです。



→第77回全日本学生音楽コンクール公式サイト



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