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2022_03
07
(Mon)23:20

レッスンへお伺い致しました。

定期的にお伺いしているレッスン、阿部裕之先生のレッスンへお伺い致しました。

前日は、発表会があったため、練習できていませんが、朝リハーサルの前と、お昼時間にサロンのピアノを借りて練習していました。

ホテルに泊まって地方都市から東京芸術大学や桐朋学園大学、東京音楽大学へ行くとなると、前日は、ホテルに泊まって近くの楽器店での練習室確保の争奪戦になるわけですから、このような感じは慣れています。

デュティユーのソナタ第3楽章コラールと変奏は、少し暗譜に取り掛かっています。

阿部先生の解釈は、冒頭はどっしりした門構えで、テンポが揺れないように、確固としてテンポで、長い音を切って弾く人もいますが、手を抑えて弾いた方がよいなどのご注意です。

あとは、ハイドンのソナタは、聴衆を飽きさせないため、楽しませるために意図して作られた転調や、仕掛けのように隠れているテーマなどをよく探すこと、モーツァルトの幻想曲ニ短調は暗譜をして、オペラのようなドラマ性を持つ凝縮された内容を持つファンタジーです。


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2022_02
01
(Tue)19:49

阿部裕之先生のレッスンにお伺い致しました。

先月、阿部裕之先生のレッスンにお伺い致しました。
ハイドンのソナタ変ホ長調デュテイユーのソナタ第3楽章、モーツアルト幻想曲ニ短調を見て頂きました。
演奏会後のまた新たな取り組みです。
デュテイユーは、分析も大切だが、弾くのには追い付かないねともおっしゃっておられて、ピアニスト的視点と作曲学的視点に差異があることを思い出し、感覚・感性と理論・アナリーゼの両者のバランスが大事だと思います。
ハイドンは、追いかけるテーマを急がずに、ハイドン特有のユーモアを表現するなどの内容でした。
モーツァルトの幻想曲は元はソナタの前奏曲として書かれ、未完に終わっており、最後の部分は他の作曲家が付け加えたものだと楽譜にも書かれています。

カンフェティより、9月4日の芦屋salon classicでの、リサイタルのチラシの校正確認メールが来ていたので、校正作業を行いました。
出来上がったら、印刷にまわり、届きます。

年末に、訪ずれた東京のイタリア高級食材専門店で購入したおみやげを持って参りました。
イタリアの香りのする雰囲気は私にとってはレッスンを受けていた環境から当たり前でしたが、イタリア本場のお菓子にやはり驚いておられました。
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2022年9月4日(日)13:30開場 14時開演
谷真子ソロ・リサイタル
salon classic
芦屋市東芦屋町3-9


【Programm】

Mozart  Fantasie d moll KV397
Haydn   Sonata No.59 Es dur Hob. ⅩⅥー49
Grieg   Holberg-suite Op.40 "Aus Holbergs Zeit"

Ravel     Sonatine
Brahms    Zwei Rhapsodien Op.79
Dutilleux  Sonata Ⅲ Choral et Variations


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2021_06
28
(Mon)20:15

阿部裕之さんのレッスンを受けに参りました。


今日は阿部裕之先生のレッスンへお伺い致しました。

Ravel のSonatineと、グリーグのホルベアの時代から、ブラームスの2つのラプソディーop.79です。

通して暗譜です。Ravel のSonatineは、Sonatineというタイトルの通り、曲を分析すると全曲を通してすべてが同じ音程が用いられ、全楽章を通して、一貫性が保たれていますが、(循環形式)、形式的・作曲学的に内容の詰まった作品ですが、あくまでSonatineという可愛らしさの中でということらしいです。

グリーグは、もとは弦楽合奏のための曲です。ネ‐メ・ヤーヴィーと、カラヤンのオーケストラ版のCDを持っているのでそれをよく聞いています。

美しい曲です。

ブラームスの2つのラプソディは訳すと狂詩曲。
ブラームスは北ドイツの出身で、ラプソディーの中に、北ドイツ特有の重苦しさも感じられます。
ケンプや、幼少の時の恩師のお弟子さんがドイツで習われていて、先生から勧められたドイツのシュヌア教授(CDにサイン入り)、アルゲリッチのCを持っています。
阿部裕之先生のレッスンでは、指任せに速く弾くというより、情感あふれる語り口の演奏のほうが良いよなどとアドバイス頂いています。

来月、フランスのアンリ・ヴァルダ先生のレッスンを受けることや、その会場をフランス音楽コンクールの審査会場で使って、いろいろなピアノを所持されており、素晴らしい会場などとお話しされていました。

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2021_04
28
(Wed)07:00

阿部裕之先生のレッスンにて

阿部裕之先生のレッスンから。

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ブラームスのラプソデイ作品79-1、2から。

・最初は情熱を持って。冒頭の右手と5小節目の左手のメロディーを弾いてみて、同じような歌い回しで弾くと、左右が対応しているのがよくわかる。

・左手の旋律は響きやすいが、右手ももっと情熱的に。

・この曲の特徴であるシンコペーションと、付点のリズムをブラームスの後期の作品であることから、ブラームスらしい表現で。軽くなってしまわない。

・表現が平らになりやすいので、段階を追って音楽を山に持っていく。

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↑シンコペーションのせめぎ合い。ブラームスの葛藤。

などのレッスンを受けております。

演奏会が中止になっていることを心配されていたようです。

CDご希望の方は、TEL 0742-46-2302または、♪CDご購入HP♪より、ご購入頂けます。

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CDのご案内

Masako Tani plays
Bach=Busoni,Schubert,Debussy,Ravel

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【収録曲】シューベルト即興曲Op.90-2,3,4,
バッハ=ブゾーニ シャコンヌ
ドビュッシー 映像第1集
ラヴェル ラ・ヴァルス
ラヴェル ボロディン風に、シャブリエ風に

【レコーディング】2020年2月12日(水)
【会場】B-techJapan Osaka Studio
【ピアノ】ベーゼンドルファーBösendorferインペリアル

【品番】RS-02003
【発売元】RAPT SOUND



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2021_01
17
(Sun)19:50

阿部裕之さんのレッスンで。

今日は、阿部裕之さんのレッスンで京都へ来ています。人足は少なめです。

レッスンは、ブラームスのラプソディーOp79,ラヴェルソナチネ、デテイユーソナタ第3楽章コラールと変奏、グリーグホルベア組曲のレッスンを受けました。

近現代曲の譜読みは苦にならないのですが、今弾いているデイテイユーは、弾けるようなるのが、大変難しい曲です。

ブラームスは、一般受けしやすいメロディーを持つ作品が多く、レッスンで阿部裕先生が言われることは学術的な内容のことが多く、納得させられます。

ブラームスラプソディーOp79-1の方は、シンコぺーションと、左右の交互のひしめき合うリズムが特徴で、速すぎると、それが聞き取れないとのことがあるというようなことをおっしゃっておられました。

パリでラヴェルの直系弟子であるペルルミュテールに全曲を習われて、ラヴェルのオーソリティでいらっしゃるので、ラヴェルのソナチネのレッスンでは、難解な楽譜を研究し尽くされて、手の内に入っておられるというような感じです。

デイテイーユは音の確認、グリーグのホルベア組曲は、もとは弦楽のために書かれた曲で、ピアノの楽譜の方が弾けるようになったら、ベルリンフイルアバド指揮のCDを最近聴き始めています。


さすが京都です。近隣にお寺がたくさんあるようですが、寒いのでまたにしようと思いました。


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