イヴ・アンリ教授のレクチャー・リサイタルを聴きに行ってまいりました。

パリ国立高等音楽院のイヴ・アンリ教授のレクチャー・リサイタルを聴きに芦屋のサロンクラシックまで行ってまいりました。

P1040240.jpg

アンリ先生にはこれまでにラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」や「鏡」などのレッスンを何度かして頂いておりますが、オーナーの中西淳子さんから是非聴きに来ないかとお誘いを受けうかがいました。

甘いフランスの香りが漂うような音色と素晴らしいテクニック、分厚い響き、そしてその迫力に圧倒され、堪能して戻ってまいりました。

ピアノと言う楽器の変遷を室内楽の時代から近代のピアノまで通訳を入れてフランス語でレクチャーされながら、それぞれの時代を代表する曲を演奏して下さいました。

P1040241.jpg

シューベルト、ショパン、シューマン、リストとピアノの発達に合わせて作曲技術も変わっているのが、演奏を通して良く分かり、参考になりました。

現代当然のように行われている大きいホールでのピアノソロ・コンサートはリストの時代に生まれたもので、それ以前はサロンのような所で演奏されていたようです。

プログラムはシューベルトの即興曲Op.90-3、ショパンのワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」、シューマンのアラベスク、リストの愛の夢、リストの「ファウスト」のワルツ、ボロディンのだったん人の踊り、ラヴェルの亡き王女のパヴァ―ヌ、デュカの魔法使いの弟子でした。

アンリ先生は作曲もされるので、ボロディンとデュカはアンリ先生が編曲されたものですが、オーケストラを思わせる素晴らしい演奏でした。

アンコールはショパンの舟歌とノクターン「遺作」でしたが、弱音ペダルを常に使った繊細で美しいピアノでした。

心配された雨もそれほどきつくなく、楽しい半日でした。


ピアニスト谷真子公式サイトはこちらへ

懐かしいメール

昨日、思いかけず懐かしいメールを頂戴致しました。

私は中学3年から大学を卒業して帰阪するまで東京在住のピアニストの関孝弘先生のご自宅でプライベートでレッスンをして頂いておりましたが、昨日思いかけず関先生から演奏会のご案内のメールを頂戴致しました。

関先生とは大学を卒業して関西に帰阪して以来、ずっとご無沙汰申し上げていたのですが、私のホームページを見られた先生から思いかけずメールを頂き、中学・高校と随分お世話になりましたので、久しぶりに演奏会にうかがわせて頂く事に致しました。

関先生は毎夏イタリアへ行かれますが、今年もイタリアから帰国されたばかりだというお話です。 演奏会はもう20年近く毎年東京文化会館大ホールで開かれ恒例となっておりますが、今年も10月18日開催されるそうです。

関先生の思い出は以前のブログ♪15歳の時からお世話になった関孝弘先生の思い出♪といいう記事に書いておりますので合わせてお読み下さい。

ピアノのお勉強はいろんな先生のおかげで継続していく事ができますが、関先生は私のピアニストとしての根っこの部分を作って下さった先生ですので、大変懐かしく思い出が走馬灯のように蘇ります。


ピアニスト谷真子公式サイトはこちらへ

パリ国立高等音楽院イヴ・アンリ(Yvez Henry)教授公開レッスンのお知らせ

P1040016.jpg

9/15,9/16の両日、パリ国立高等音楽院ィヴ・アンリ(Yvez Henry)教授の公開レッスンが芦屋のサロン・クラシックで行われます。

レッスン受講料: 35,000円(通訳料・スタジオ代込)
レッスン聴講料: 3,000円(学生2,000円)
詳細お問い合わせ先: サロン・クラシック 0797-55-0730

私もいつもレッスンをして頂いておりますが、的確なアドヴィスを頂け、大いにお勉強になっております。

前回のレッスン風景より
P1030929.jpg

P1030927.jpg

留学をお考えの方、現在演奏活動をされている方等、良いチャンスだと思いますので、是非受講されてみて下さい。

9/16、15:00~16:30にはレクチャー・リサイタルも開かれます。→レクチャー・リサイタル 3,000円


ピアニスト谷真子公式サイトはこちらへ

女性作曲家宮原節子先生の新曲演奏会(東京)

img153.jpg

東京音楽大学時代にお世話になった女性作曲家の宮原節子先生が先日10/5、東京のすみだトリフォニーホールで新曲の演奏会を開かれました。

新曲のタイトルは「時の傾斜・・・オーボエとチェロの為に・・・」です。

宮原節子先生は東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校と東京芸術大学で作曲を専攻された方で、卒業後はアメリカのノートルダム大学大学院でピアノを専攻された方です。 作曲は三善晃さんのお弟子さんでフランス音楽を得意としておられます。 ピアノはお小さい頃からピアニストの野呂愛子さんに習っていらっしゃったので、ご自分の作曲された曲はご自分で初演されます。 またアメリカではラヴェルが「夜のガスパール」を献呈したルドルフ・ガンツのお弟子さんに師事していらしたそうです。 

私は東京音楽大学時代は中学生の時から新幹線で毎週ご自宅に通いお習いしていたピアニストの関孝弘さんに引き続いてプライべートレッスンをして頂きながら、大学では宮原先生のレッスンを受けておりました。 作曲家の視点からの演奏解釈は側面補強として随分お勉強になり、ピアニスティックな面からの関先生のレッスンと自転車の両輪という感じで有意義な大学生活を送らせて頂きました。

大学卒業後は時折お手紙のやりとりをするだけになってしまいましたが、いつかまたお目にかかって積るお話をしたいと思っております。


ピアニスト谷真子公式サイト

ショパン音楽大学2016夏期ピアノセミナーのご紹介

img146.jpg
(チラシをクリックされると拡大致します。)

今日は私が13歳の時からプライベートでレッスンをして頂いていたカジミエール・ゲルジョード先生が講師で入っていらっしゃる「ショパン音楽大学2016夏期ピアノセミナー」をご紹介致します。

ポーランド国立ショパン音楽大学はポーランドで最も古い歴史と伝統のある国立音楽大学です。 前身はショパンが卒業したワルシャワ高等音楽院ですが、ゲルジョード先生は長くワルシャワ高等音楽院の院長をなさっていらっしゃいました。

ゲルジョード先生にはショパンのスケルツォ1番をはじめとするショパンの曲のほかにバッハやモシュコフスキー等多くの曲をレッスンして頂きましたが、ピアノの基礎を大切になさる素晴らしいレッスンでした。  その思い出は以前のブログの旧ワルシャワ高等音楽院院長Prof.Kazimierz Gierzodの思い出(中学生)♪に書いておりますので合わせてお読み頂けたらと思います。

P1030272.jpg

ショパン音楽大学2016夏期ピアノセミナーの開催日程は2016年8月15日~8月28日、会場はポーランド国立ショパン音楽大学です。 お問い合わせはポーランド市民交流友の会事務局(053-522-0692)です。


ピアニスト谷真子公式サイト

パリ国立高等音楽院イヴ・アンリ教授 ピアノレッスンのお知らせ

ユーロピアノ株式会社(ベヒシュタイン・ジャパン)よりパリ国立高等音楽院イヴ・アンリ教授の赤坂ベヒシュタイン・センター ピアノサロンにおいてのピアノレッスンのお知らせが届いております。

img143.jpg
(↑クリックされると拡大致します。)

アンリ先生は2015年ショパン国際コンクール事前審査員、2016年シューマン国際音楽コンクール審査員に入っていらっしゃいますが、ご自身も1981年ロベルト・シューマン国際コンクール第1位という輝かしい経歴をお持ちの素晴らしいピアニストの方でいらっしゃいます。

私もこれまでに数度レッスンを受講させて頂いた事がありますが、いつも貴重なアドヴァイスを頂いております。

詳細のお問い合わせは070-6913-0744 ユーロピアノ株式会社の白川様までお願い致します。

参考ブログ
イヴ・アンリ教授レクチャー・リサイタル


ピアニスト谷真子公式サイト



ゲルジョード先生が第17回ショパン国際ピアノコンクールでのポロネーズ賞表彰で何故SENG-JIN CHOが受賞したのかお話されています。

宮原節子先生(東京音楽大学専任講師)~女性作曲家

カテゴリー「リストに入っておりますのでどうぞクリックなさって下さい。

イヴ・アンリ教授(パリ国立高等音楽院)レクチャー・リサイタル

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

今日は昨日(19日)行われましたイヴ・アンリ教授(パリ国立高等音楽院)レクチャー・リサイタルについて書いてみます。

     プログラム
イヴ・アンリ レクチャー・リサイタル
作曲家は(特にロマン派以降)何かにインスパイアされて作曲している場合が多いのですが、ピアノをお勉強する学生さんの中には少なからず、読譜と練習に追われ作曲家が曲を作る際にインスピレーションを受けたその背景を知らずに演奏している場合が多々あります。

そこでイヴ・アンリ教授は演奏をする際の作品の背景を知る必要性を伝えるために、毎年レクチャー・リサイタルを開かれています。 今回は上の4曲についてお話と演奏が行われました。

スクリーンを使ってのとても分かりやすいレクチャーでしたので、今回聴き逃された方もまたの機会に是非聴講なさって見て下さい。 


まずショパンの「舟歌」の演奏でしたが、これはイタリアのベネチアのゴンドラとゴンドラの浮かぶベネチアの「水」をイメージした曲です。 その映像を見ながらのイヴ・アンリ氏の演奏でした。 「水」をイメージした曲はたくさんありますが、一口に「水」と言っても国、場所、時間、環境によっていろんな表情を見せます。 作曲家が何にインスパイアされて作ったのかを知る事は曲を再現するのには大変重要な事だと思います。



次はリストの「ペトラルカのソネットS.123」でした。 これはイタリアのペトラルカという叙情詩人の詩をリストが読んでインスパイアされ作った曲です。 リストは文学に造詣が深く他にも「ダンテを読んで」、歌曲の「愛の夢」など文学を題材にした作品を多く作っています。

参考ブログ「リスト 愛の夢」♪
参考ブログ「リスト ダンテを読んで」♪




次はラヴェルの「夜のガスパール」でした。 この作品はフランスの詩人ベルトランの詩「夜のガスパール」を読んでラヴェルが作曲したものです。 楽譜の各楽章の冒頭にベルトランの3つの詩がそれぞれ書かれていますので下に楽譜を掲載します。 第3曲の「スカルボ」は帽子をかぶった悪魔の事ですが、その写真を見ながらの「スカルボ」のイヴ・アンリ氏の演奏は、ピアニストにとって「スカルボ」の演奏がいかにテクニックを必要とするかを、改めて感じさせられる凄みのあるものでした。 ラヴェルは私が師事する阿部裕之先生もCDを出され得意とされておりますが、阿部裕之先生のラヴェルの「スカルボ」にリンク致します。

ラヴェル 「スカルボ」~Prof. Hiroyuki Abe
イヴ・アンリ氏公式サイト
ラヴェル参考ブログ

ラヴェル 夜のガスパール
ラヴェル 夜のガスパール メモ
夜のガスパールについての私のメモ

楽譜の冒頭のベルトランの詩
Ondine
Ondine
Le Gibet
Le Gibet
Scarbo
Scarbo



次はボロディンの「ダッタン人の踊り」をイヴ・アンリ氏が編曲した作品でした。 来年にはベヒシュタイン社からオーケストラの曲をイヴ・アンリ氏が編曲した作品のCDが発売されるようです。 ピアノは一台のオーケストラだと納得させられる迫力のある演奏でした。 


アンコールにショパンの「ワルツ」とラヴェルの「ソナチネ2楽章」と「子犬のワルツ」を弾いて下さいました。 以前も書きましたがピアノの練習は感性を消耗する作業ですので、時々良い演奏会を聴いて感性を補充すると、イメージが膨らみ明日への活力になります。

明日は今、阿部裕之先生にレッスンをして頂きながら私が取り組んでいるラヴェルの「鏡」について書きます。 抜粋で演奏される事が多いですが、全曲弾くと30分位かかる大曲です。 今日イヴ・アンリ氏にもレッスンをして頂く事ができ、また新たな気持ちで勉強し直そうと感じている曲です。 


クラウス・シルデ先生「正しいピアノ奏法」のアドヴァイス

カテゴリー「リスト」に入っています。♪(記事の最後に入っています。)

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ「熱情」~(Prof.Klaus Schildeクラウス・シルデ先生のアドヴァイス)

イヴ・アンリ教授レクチャー・リサイタルのお知らせ

INFORMATION
ハイドン

パリ国立高等音楽院イヴ・アンリ教授レクチャー・リサイタルのお知らせです。
イヴ・アンリ教授 レクチャーチラシ
私がお世話になっております芦屋のサロン・クラシックのオーナーの中西淳子さんから広く皆様にお知らせしてほしいと頼まれました。

9月19日(土)15:00開演ですが、ショパンの舟歌、リストのペトラルカのソネットS.123、ラヴェルの夜のガスパール、ボロディン=イヴ・アンリのダッタン人の踊りの音楽の源はどこから来ているかというレクチャーを演奏を交えてなさいます。

それぞれにベネチアのゴンドラリートから、イタリアの叙情詩人ペトラルカの詩から、フランスの詩人ベルトランの散文詩集から、ロシアの詩からインスピレーションを得て創作されているそうですが、文学と音楽の密接な繋がりをピアノ演奏を交えて分かりやすくお話しして下さいます。

問い合わせ先は0797-55-0730 Salon Classic in 芦屋までお願い致します。
Salon Classic公式サイト
http://tmcj.jp/

門下の方は受付までお尋ね下さい。

イヴ・アンリ氏公式サイト
http://yveshenry.fr/flash/index.php?lang=JP

専門でない方も楽しめるのではないかと思います。
是非行かれてみて下さい。

私も3度ワンポイント・レッスンをして頂いた事がありジョイント・リサイタルも一度させて頂いた事があります。

奈良市学園前谷真子ピアノスタジオ
http://masakotani.co

「弟子から見たショパン」米谷治郎先生訳

カテゴリー「ショパン」の欄の♪「ショパン バラード1番を中心にバラード4曲」♪の記事に入っています。
カテゴリー「ショパン」の♪「幻想曲」♪の記事の中にも米谷先生について触れています。

Prof. Aquiles Delle Vigneの思い出(13 years old)

アキーレ・デッレ=ヴィーネ先生と(中2)

私が13歳の時、(昨日書きました)元日本ベーゼンドルファーの大阪ショールームの企画でProf. Aquiles Delle Vigne(元ロッテルダム音楽院教授)のプライベートレッスンというのが企画された事があります。私も故片岡みどり先生(相愛大学名誉教授)に連れられてレッスンを受けにまいりました。

ショパンのロンドをレッスンして頂いたのですが、まず私が一通り弾き終わった後大変驚かれて「How old are you?]と尋ねられました。私が「thirteen]とお答えすると「thirteen !! You are a good pianist. very very good pianist」と大変褒めて下さりとても素晴らしいレッスンをして頂きました。

後日片岡先生のお宅にレッスンにお伺いした時に、片岡先生から”「デッレ=ヴィーネ先生からお手紙が来たわよ。自分が責任を持って育てるからオランダへあなたを来させないか?自分にも13歳の娘がいるから大丈夫」と書いてあったわよ。でも私は日本の大学は出ておいたほうがいいと思う。私が断っておいたわよ。”とお話しがありました。

私には選択の余地はなかったわけですが、どこでお勉強をしてもピアノは練習するしかない楽器です。 発信されるいろいろな音楽情報にアンテナを張ってお勉強をしていればどこでお勉強をしていても同じなのではないかと思います。

私はその後中3から東京でピアノのお勉強を続けることが叶ったわけですが、いろいろな事情で東京には行けず関西でお勉強を続ける方や、ピアノを続ける事すら叶わない人も多くいます。

子供達にもせっかくピアノを習わせてもらえるのなら各自それぞれの精一杯の努力で頑張ってほしいと願っています。

日本は島国ですから外国に行こうと思うと海を越えなければいけませんが、デッレ=ヴィーネ先生はお宅がベルギーで勤め先の大学はオランダという方でした。異文化がミックスする中で培われたヨーロッパの伝統文化を島国の日本にここまで根付かせた先人達の努力は大変なものがあったのではないかと思います。

私がお世話になった関孝弘先生もそして今お世話になっている阿部裕之先生も日本人といっても世界に通用する技術と音楽をお持ちの方々です。邦人ピアニストでも外国人に勝るとも劣らないピアニストの方が多くいらっしゃいます。

日本にも週末やお夕食の後、気楽にクラシック音楽を楽しむ習慣が定着しもっと気楽にクラシックのコンサートを楽しんで頂けるように私も微力ながら頑張ろうと思います。

Prof.Aquiles Delle Vigne公式サイト

参考ブログ♪ショパン ロンドOp.16




「MIDORIKAI」の思い出(故片岡みどり先生・相愛大学名誉教授)

今日は私のピアニストとしての基礎の教育(正しい打鍵法での音の出し方など)を厳しく教育して下った相愛大学名誉教授の故片岡みどり先生をご紹介させて頂きます。

20150802085417.jpg

 
片岡みどり先生は東京音楽学校をご卒業された後、関西に在住され関西の音楽界の発展の為に大きな貢献をされた女性ピアニストの方です。 また今の相愛大学の音楽学部の伝統のためにも多大な貢献をされた今の働く女性達の先駆者のような方です。

育て上げられたピアニストの数は枚挙のいとまがない程指導者としても素晴らしい力量をお持ちの先生で、今私が生徒を指導する立場に立たされて片岡先生の大きさに改めてご尊敬の念を抱く日々です。

「みどり会」というのは片岡みどり先生の中山寺でのご自宅で直接にレッスンをして頂いていた生徒の会です。 私がお世話になっていた頃はおさらい会は宝塚のベガホールでされていましたが、小6のおさらい会の時の演奏をyou tubeにアップしております。

Beethoven Variationen uber ein eigenes Thema F Dur Op.34(1802)
ベートーヴェン 創作主題による6つの変奏曲 へ長調 Op.34(小6)~谷真子♫         

片岡先生の厳しさは音楽の世界では伝説にもなっている位有名なお話ですが、初めの1音だけで1時間レッスンがあるのは通常の事です。3時間経ってまだ数小節しか進んでいないというのも珍しい事ではなく今思えばその中から私達に「音」の奥深さの追及の喜びを教えて下さっていたのではないかと思います。

私が直接お世話になったのは中学3年の9月まででそれ以降は大学を卒業し帰阪するまで東京でピアニストの関孝弘先生のレッスンを受けたわけですが、時々母宛てにお励ましのお手紙を下さっていたそうです。

音楽活動を続けていくのは大きなエネルギーがいりますので、今京都在住のピアニストの阿部裕之先生にレッスンをして頂きながら演奏活動を続けているのを片岡先生が誰よりも喜んで下さっているのではないかと思っております。


参考ブログ
第46,47,48回全日本学生音楽コンクールの思い出
ゲルジョード先生の思い出

15歳の時からお世話になった関孝弘先生の思い出(東京)

私は中学3年の9月から東京音楽大学に進学するまで毎週日曜日、新幹線に乗って1日がかりで東京の等々力の関孝弘先生とおっしゃるピアニストの方のご自宅にレッスンに通っておりました。 関先生は東京芸術大学大学院を卒業された後イタリアのブレーシアという所に留学されそのまま長くイタリアに住んでらした方です。

私が伺った時は帰国された直後で、日本人というより外国人という感じでいらっしゃいました。レッスンは日本語でされましたがそれ以外の普段の会話はイタリア語で話されお宅はまるでイタリアでした。お玄関を入った時の家のにおいもいつもガーリックとオリーブオイルのにおいがし、奥様のマリアンジェラさんがイタリア語で迎えて下さいます。

ご自分のピアニストとしてのライフ・ワークはイタリアのピアノ音楽を日本に紹介しイタリアと日本の架け橋となる事とされていらっしゃいましたが、私へのレッスンはピアノの基本を大切にされバッハの平均律、ショパンのエチュード、ベートーヴェンのソナタ、近現代の音楽と何時間もかけて丁寧にレッスンして下さいました。

 東京音楽大学に進んだ後も引き続きご自宅でプラィベートレッスンをして頂きましたが、私が今ピアニストとして演奏活動を続けていく事ができる根っこの部分は関先生が作って下さったのかもしれないとも思います。

1曲につき基本的には3回しかレッスンはしない、つまり言い換えれば3回で仕上げるという事ですが今私の手元に残っているレッスンのテープ、DAT, MDは膨大な数になります。

関先生にご指導頂いた曲の中で、高1の時第5回高校生国際芸術コンクールで入選した「シューマンの幻想小曲集」と大学の卒業の時教授会でご推薦を受けた新人演奏会の曲の「ラヴェルのスカルボ」を今you  tubeにアップしております。また頂いた外国の写真集(作曲家の生家の写真集)の素敵な装丁など新ホームページのMy Historyの項目に掲載します。

20150804230701.jpg

 

 

一見、東京への往復の時間がもったいないように思いますがそれだけの時間をかけてお伺いするからこそレッスンで何かを吸収して来ようと思いますし、(ピアノを弾くという作業は感性を消耗する作業ですので)土地を変わるというのは感性の補充にもなり有意義な時間だったと思います。

シューマン 幻想小曲集~谷真子♬
ラヴェル スカルボ~谷真子♬

ピアニスト関孝弘氏公式サイト





旧ワルシャワ高等音楽院院長Prof.Kazimierz Gierzodの思い出(中学生)

旧ワルシャワ高等音楽院(ショパン音楽大学)元院長ゲルジョード先生に初めてお目にかかったのはまだ中1になったばかりの頃でした。 ♪ゲルジョード先生♪は相愛大学客員教授でもいらしたので相愛音楽教室の熱意ある生徒は相愛大学で個人レッスンをして頂く事ができました。

私はその年の全日本学生音楽コンクール中学校部門の本選の課題曲の「ショパンのスケルツォ1番」を見て頂きました。初めは聞き慣れないポーランド語に驚いたのを今でも覚えています。

まず大きくアドヴァイスを受けたのが真ん中のクリスマスキャロルの部分でした。「ここのメロディはポーランドでは誰もが知っている有名な民謡です。」と原曲の民謡のメロディを大きな声で歌って下さいました。 そしてショパンの作曲したスケルツォ1番のクリスマスキャロルの部分を弾いて下さったのですがその心に染み渡る音楽は初めて聴くピアノでした。
Prof. Kazimierz Gierzod performs  F.Chopin.(ゲルジョード先生のショパン演奏)♬          

その当時お習いしていた故片岡みどり先生(相愛大学名誉教授)とゲルジョード先生は個人的に親しくなさっていたのでその後も何度も片岡先生のお宅でプラィベートレッスンをして頂きました。バッハのいろいろな曲やモシュコフスキーやショパンのロンドやショパンの華麗なる変奏曲などを見て頂きましたが、いつも音楽の基本を厳しくご指導頂いたように思います。

中1の時、学音の本選で弾き入賞したショパンのスケルツォ1番を(コンクール直前のレッスンの際片岡先生のお宅で先生に言われて録音したものですが)クリスマスキャロルの部分から最後まで楽譜の一部と共に現在you tubeにアップしております。
F.Chopin  Scherzo  No.1  h-moll  Op.20 ( Masako Tani)ショパンスケルツォ1番クリスマスキャロルより♬      

今もゲルジョード先生のお元気で演奏されるお姿をyou tubeで拝見し中学生時代に厳しくレッスンして頂いた事を懐かしく思い出します。
ゲルジョード先生と(中1)

参考ブログ
ショパン スケルツォ1番について
ショパン スケルツォ2,3番について





プロフィール

谷真子 masakotani

Author:谷真子 masakotani
東京音楽大学卒業

ADRESS
奈良市学園前

ピアニスト谷真子公式サイト
http://masakotani.co
奈良市学園前 谷真子ピアノ教室 教室ブログ「musica」
最新記事
カテゴリ
リンク
検索フォーム
カウンター