中近東文化センター(東京都三鷹市)

東京藝術大学大学美術館

東京ゲーテ記念館とゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)

ピアニストにとっては各国の輸入の楽譜や音楽書を見るときにも語学は必要なものですが、私も東京音楽大学の授業でドイツ語とイタリア語を履修するのと同時に、東京赤坂にあるゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)へドイツ語を習いに通っておりました。 イタリア語はオペラの伴奏をする時に、ドイツ語はドイツリートを伴奏する時に、歌詞が理解できるとより音楽が理解できますし、また歌の方とも緊密にコミュニケ―ションがとれるような気が致します。

ドイツ文化センターは青山通りをはさんで赤坂御所の目の前にあり閑静な佇まいの素敵な建物です。 ドイツの芸術、文化を紹介する公的機関ですので一歩中に入るとそこはドイツそのものです。 帰阪してからも偶然ドイツ文化センターで声楽の伴奏をする機会があり久し振りに訪れて学生時代を懐かしく思い出しました。
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ゲーテ・インスティトゥート公式サイト
http://www.goethe.de/ins/jp/ja/lp.html?wt_sc=japan_

さて東京にはもう一つドイツと縁の深い場所があります。 北区にある東京ゲーテ記念館です。 日本でゲーテを知りたければここに行けば全て分かるというくらい膨大な資料が保管されています。 
東京ゲーテ記念館
ゲーテ記念館
ゲーテ記念館
ゲーテ記念館
ゲーテ記念館
ゲーテと言えばドイツの「詩人」として文学者の顔が有名ですが、政治家、図書館長、翻訳者、画家、演劇人、弁護士、編集者、自然科学者の側面も持っていました。 また世界市民を称していた人ですが多くの音楽家に影響を与えています。 専門的な事は文学者の方にゆだねるとしても、音楽の勉強をする時にはその入口だけでも知っておく必要はあると思います。

天才と言われる作曲家達が作曲をする時は音楽、文学、美術、哲学と各ジャンルの相関関係の上で作曲をしていますのでそれらを再現する時は各ジャンルに対して幾ばくかの知識が必要になります。 それぞれの道のプロフェッショナルの人の導入のご本などを読んで参考にさせて頂くわけですが、ピアニストが一曲を仕上げるには楽譜から音を出す前に、準備にかなりの時間をとられます。  素人の方にとってはピアニストは舞台でスポットライトを浴びて弾く姿だけがイメージに残りますが、陰の苦労も多くそれを感じさせず聴衆の方に音楽を楽しんで頂くのは練習しかないかも知れません。
東京ゲーテ記念館公式サイト
http://goethe.jp/

目白バッハ館とヤマハ・ミュージック池袋店 の思い出(大学生)

私は東京音楽大学在学中は東京の山手線の目白駅から徒歩で15分位の所にあるバッハ館という音楽家専用の賃貸の防音マンションに住んでおりました。そこは東京音大へも自転車で5分とかからず都心のいろいろなホールにも大変足回りが良く、また周りには学習院や要人の邸宅がたくさんあるので警視庁の警備も厳しく治安上安心という事で父が決めました。

大都会東京の都心で深夜12時まで演奏ができる賃貸の防音マンションは皆無に近いのでバッハ館には著名な演奏家の方が多く住んでおられ、学生には少し贅沢なマンションでしたが帰阪するまでそこでピアノのお勉強をしておりました。         
東京山手線目白駅にて
東京目白駅
建物前の交差点より見えるバッハ館の外観
バッハ館
バッハ館入口
バッハ館
バッハ館からの眺め①・・・部屋の前には大きな目白通りが走っており、車の交通量は相当なものでした。
バッハ館
部屋からの眺め②・・・都心にしては緑の多い街で、部屋の前は緑の綺麗な公園でした。
バッハ館

当初は(元)日本ベーゼンドルファー社大阪ショールームの方からご紹介を受けた神戸の日本ピアノサービス(株)の方に自宅のベーゼンドルファーのグランドピアノを東京に移動してもらいそれで練習をしておりました。また関西に帰阪するまでの東京滞在中はベーゼンドルファーの東京ショールームの方々にも大変お世話になりました。東京ショールームのお話は明日タイトルを変えて別に書こうと思います。

バッハ館はかなり上質の防音設備でしたがそれにもかかわらず私の練習する音がマンション中に響き渡るので、1年後仕方なくベーゼンドルファーのグランドピアノは関西の自宅に戻し東京の方にはヤマハのC3のグランドピアノを新たに購入致しました。東京音楽大学のすぐ近くにあるのがヤマハの池袋店でしたのでそちらでグランドピアノを購入致し調律も池袋店から来て頂いておりました。

ヤマハの池袋店には輸入の珍しい楽譜がたくさんありましたので、私は在学中はマンションで練習をしているか、自転車で東京音大に授業を受けに行っているか、練習の合間に来日した外国のピアニスト(クリスチャン・ツィメルマン、パウル バトゥラ=スコダ等)の演奏会を聴きに行ったり博物館・美術館等を回っているか、または徒歩で行けるヤマハの池袋店で楽譜を見ているかのどこかにいるという生活でした。

ヤマハ池袋店の営業の方にはいろいろなピアニストの方の演奏会のご案内を頂いたりして慣れない東京での生活に不安のないよういつもご配慮を頂きました。東京には多くの知り合いがいるというわけではありませんでしたのでマンションから歩いていけるヤマハの池袋店は東京で私が安心して行ける場所の一つで私の東京生活の大きな支えの一つになっていたのではないかと思います。

ヤマハのC3を購入するにあたって選定は用意された5台のグランドピアノの中から自分で選定致しました。用意された5台のグランドピアノを1回ずつ弾き5分とかからず即決で決めました。一番ベーゼンドルファーの音に近いピアノを選びその後も弾きこんでいますのでベーゼンドルファーの音に近い音がし、帰阪する時はそのヤマハのグランドピアノを持って帰り今レッスン用に大切に使っております。

東京ではヤマハC3のグランドの調律はヤマハ池袋店の田端均さんとおっしゃる方に来て頂いておりましたが、帰阪する際、田端さんからヤマハ神戸店の佐藤誠さんをご紹介頂き現在は自宅のレッスン用のヤマハのC3のグランドの方はヤマハの神戸店の方から調律に来て頂いております。

ヨーロッパのピアノの扱いに慣れていないまだ乱暴なタッチの子供達が非常に繊細なベーゼンドルファーのグランドピアノに触ると華奢なベーゼンドルファーのピアノを壊してしまいますので、レッスンには日本の風土や文化に強い国産のヤマハのC3のグランドピアノを使用しております。

ピアノをお勉強される時、幼少からグランドピアノや防音室などの音楽環境をご両親が整えてあげる事が叶うようでしたら当然それがベストなのですが、もし事情が叶わずアップライトのピアノを使用されていても、自分の出しているピアノの色や音にこだわりを持って丁寧にデリケートな練習をすればあるレベルまでは専門に進むのに必要なテクニックの習得も全く不可能な事ではないと思いますが、かなりの才能を要求される事で、通常はグランドピアノを購入されないと難しいかもしれません。。

ピアノは良く楽器の王様と称されますが一台の楽器でオーケストラの代わりを務める事ができます。それだけに大変な楽器で専門の道に進もうと思うと決して平坦な道のりではありません。

しかしその人の人生の中での音楽との関わりは人それぞれです。 門下の方々には厳しい訓練を経て音楽を仕事としている人もいるという事を知った上で、各自の音楽との関わり方を大切にされてピアノがそれぞれの日常の中の喜びになるように頑張ってくれたらと願っております。
YAMAHA MUSIC RETAILING 池袋店
YAMAHA MUSIC RETAILING 神戸店
日本ピアノサービス(株
プロフィール

谷真子 masakotani

Author:谷真子 masakotani
東京音楽大学卒業

ADRESS
奈良市学園前

ピアニスト谷真子公式サイト
http://masakotani.co
奈良市学園前 谷真子ピアノ教室 教室ブログ「musica」
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