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2017_10
02
(Mon)09:29

ドビュッシー 花火

12月10日大阪豊中市立芸術文化センターで演奏するドビュッシーの花火について書きます。



ドビュッシーの花火はドビュッシーの作曲した24曲のピアノのための前奏曲の中の一曲です。

第1巻と第2巻に分かれ、それそれ12曲ずつ収められていますが、花火は第2巻の12番目の曲です。

7月14日のフランス革命記念日の情景を描いたもので、「遠くlointain」の賑わいから始まり夜空に光る花火の様子を表していますが、ドビュッシー独特の音の響きと素早い音の動きのピアノの名技性が結びついたヴィルトゥオーゾな曲です。

最後の部分で、フランス革命の時に兵士によって歌われた事から作られたフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が引用されております。


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2016_09
16
(Fri)09:29

ドビュッシー 仮面

ドビュッシーは当初「仮面」を「ベルガマスク組曲」の一曲に入れようと考えていました。 ドビュッシーが歌曲にしたヴェルレーヌの詩集「艶めく宴」の「月の光」の一節にも「Masques」という言葉が出てまいります。

この「艶めく宴」の中にも描かれているイタリア喜劇の世界~華やかで滑稽であるがその裏には哀しい運命が潜んでいる~にドビュッシーは関心を寄せておりました。

イタリア喜劇に仮面はなくてはならないものですが、仮面の持つ二面性は曲を通して交互に表れ、それはリズムや調性などによって表現されております。

ドビュッシーは「仮面」でドビュッシーという人間そのものを表現しようとしたのではないかと思います。

ドビュッシー 仮面♫~チッコリーニ


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2016_09
12
(Mon)10:26

ドビュッシー 喜びの島 イ長調/Debussy L'isle joyeuse A-Dur

ドビュッシーの「喜びの島」はヴァトーの絵画「シテール島への巡礼」の影響を受けて1904年に作曲されたピアノ曲です。

シテール島はエーゲ海、クレタ島の北西にある島で神話では愛の女神ヴィーナスの島とされています。

初演は1905年2月18日パリの国民音楽協会にてリカルド・ビニェスの演奏により「仮面」とともに演奏されました。

装飾音やリズムの変化といっったドビュッシーには珍しくヴィルトゥオーゾ的な技巧を駆使して大胆な表現力や鮮やかな色彩感に満ち溢れ、幻想的な愛の歓びを描き出しています。

イタリアの指揮者ベルナルデイオ・モリナーリによる管弦楽版はドビュッシー自身の指示に基づいた編曲です。

ドビュッシー 喜びの島♫~ポリーニ
ドビュッシー 喜びの島♫~ホロヴィッツ
ドビュッシー 喜びの島♫~フランソワ
ドビュッシー 喜びの島♫~ギーゼキング
ドビュツシー 喜びの島♫~リヒテル
ドビュッシー 喜びの島♫~ブレハッチ
ドビュツシー 喜びの島♫~ミケランジェリ
ドビュッシー 喜びの島♫~コチシュ
ドビュッシー 喜びの島♫~管弦楽版


ピアニスト谷真子公式サイト
2016_07
20
(Wed)08:33

ドビュッシー 版画/Debussy Estampes

「版画」は1903年に完成されたドビュッシー(1862~1918)のピアノ曲で「映像」とともに印象主義音楽のピアノ曲の書法を確立した作品です。

3曲の独立した曲から成り、オリエント・スペイン・フランスから題材を採っております。

作曲の完成直後に書いた手紙の中で「曲名がとても気に入っています。 東洋にもスペインにも行った事がないため想像で埋め合わせをするしかありません。」と書いています。

1890年代半ば頃から作曲に着手し1903年に完成、翌1904年1月9日にリカルド・ビニェスによって初演されました。

大作オペラ「ペレアスとメリザンド」を完成し初演を終えた時期で本格的ピアノ作品としてはしばらくぶりとなっております。

献呈は第1曲と第3曲はジャック・エミール・ブランシュに、第2曲はピエール・ルイスに献呈されています。

P1030475.jpg

1 塔 / "Pagodes"
1
1889年パリで開催された万国博覧会でバリ島民の演奏するガムラン音楽を聴きドビュッシーは深く興味を持ちます。 この曲はインドシナ民族音楽を模倣したものでアジアを暗示しております。 五音音階を用いた東洋風の主題が独特の雰囲気を作り上げております。
ドビュッシー 版画第1曲”塔♫~チッコリーニ

2 グラナダの夕べ / "La soiree dans Grenade"
2
ハバネラのリズム、ムーア人の歌調、ギターの響き、アラビア音階の利用がスペイン情緒を掻き立て、スペインのアンダルシア地方の古都グラナダを彷彿とさせる音楽になっております。 ドビュッシーはスペイン体験がほとんどないにもかかわらず、スペインの作曲家ファリャは「スペインを見事に描き切っている」とドビュッシーの天性の想像力と才能を賞賛致しました。
ドビュッシー 版画第2曲”グラナダの夕べ♫~チッコリーニ

3 雨の庭 / "Jardins sous la pluie"
3
フランスの童謡「もう森になんか行かない Nous n'irons plus au bois」や「眠れ坊や眠れ Dodo l'engant do」が引用されており、繊細なアルペジオによってドビュッシーの母国フランスの庭園の木立に降りかかる雨が描写されております。
ドビュッシー 版画第3曲”雨の庭♫~アルゲリッチ
ドビュッシー 版画第3曲”雨の庭♫~ミッシェル・ベロフ

ドビュッシー 版画♫~モニク・アース
ドビュッシー 版画♫~リヒテル
ドビュッシー 版画♫~アルゲリッチ


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2016_07
20
(Wed)08:33

ドビュッシー 版画/Debussy Estampes

「版画」は1903年に完成されたドビュッシー(1862~1918)のピアノ曲で「映像」とともに印象主義音楽のピアノ曲の書法を確立した作品です。

3曲の独立した曲から成り、オリエント・スペイン・フランスから題材を採っております。

作曲の完成直後に書いた手紙の中で「曲名がとても気に入っています。 東洋にもスペインにも行った事がないため想像で埋め合わせをするしかありません。」と書いています。

1890年代半ば頃から作曲に着手し1903年に完成、翌1904年1月9日にリカルド・ビニェスによって初演されました。

大作オペラ「ペレアスとメリザンド」を完成し初演を終えた時期で本格的ピアノ作品としてはしばらくぶりとなっております。

献呈は第1曲と第3曲はジャック・エミール・ブランシュに、第2曲はピエール・ルイスに献呈されています。

P1030475.jpg

1 塔 / "Pagodes"
1
1889年パリで開催された万国博覧会でバリ島民の演奏するガムラン音楽を聴きドビュッシーは深く興味を持ちます。 この曲はインドシナ民族音楽を模倣したものでアジアを暗示しております。 五音音階を用いた東洋風の主題が独特の雰囲気を作り上げております。
ドビュッシー 版画第1曲”塔♫~チッコリーニ

2 グラナダの夕べ / "La soiree dans Grenade"
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ハバネラのリズム、ムーア人の歌調、ギターの響き、アラビア音階の利用がスペイン情緒を掻き立て、スペインのアンダルシア地方の古都グラナダを彷彿とさせる音楽になっております。 ドビュッシーはスペイン体験がほとんどないにもかかわらず、スペインの作曲家ファリャは「スペインを見事に描き切っている」とドビュッシーの天性の想像力と才能を賞賛致しました。
ドビュッシー 版画第2曲”グラナダの夕べ♫~チッコリーニ

3 雨の庭 / "Jardins sous la pluie"
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フランスの童謡「もう森になんか行かない Nous n'irons plus au bois」や「眠れ坊や眠れ Dodo l'engant do」が引用されており、繊細なアルペジオによってドビュッシーの母国フランスの庭園の木立に降りかかる雨が描写されております。
ドビュッシー 版画第3曲”雨の庭♫~アルゲリッチ
ドビュッシー 版画第3曲”雨の庭♫~ミッシェル・ベロフ

ドビュッシー 版画♫~モニク・アース
ドビュッシー 版画♫~リヒテル
ドビュッシー 版画♫~アルゲリッチ


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