第30回国民文化祭(鹿児島市) "オーケストラの祭典"のご紹介~11/3
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鹿児島市で開催されております第30回国民文化祭についてご紹介致します。
11月3日には♪「オーケストラの祭典」♪が行われ、青少年オーケストラと市民オーケストラの3つのオーケストラがプロの指揮者による指導のもとで演奏を致します。
一昨日ご紹介致しました♪指揮者の垣内悠希さん♪も青少年オーケストラとともにストラヴィンスキー「火の鳥」(1919年版)を指揮なさいます。
その練習の模様や指揮者垣内悠希さんへのインタヴューの様子はKTSテレビの特別番組で9/19放送されたそうです。 鹿児島市近辺の方は是非聴きに行かれる事をお勧め致します。
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ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」1919年版とストラヴィンスキーピアノ曲「ぺトルーシュカからの3楽章」について書いて見ようと思います。
ストラヴィンスキーは、初期には原始主義と呼ばれる野性的な音楽を書いた作曲家です。ピアノ曲では「ペトルーシュカ」がよく弾かれますが、とても色彩的な曲です。当時ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシアバレエ団)が、パリ・オペラ座で大成功を収め、そのバレエ曲作曲のためにストラヴィンスキーに作曲を依頼されており、パリの華やかで色彩的な雰囲気が音楽にも溢れています。
<ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」1919年版>
イーゴル・ストラヴィンスキー(1882~1971)は20世紀を代表するロシアの作曲家で、この組曲「火の鳥」1919年版はストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」をストラヴィンスキーが組曲にオーケストレーションしたもので3つある組曲のうち一番良く演奏されるものです。
原典版の「火の鳥」はリムスキー・コルサコフに献呈されており、ロシアの英雄イワン王子を題材としているロシア民話に基ずくバレエ音楽です。
組曲「火の鳥」1919年版は、序奏、火の鳥とその踊り、火の鳥のヴァリアシオン、王女たちのロンド、魔王カスチェイの踊り、子守歌、終曲という構成になっております。
クラウディオ・アバド指揮の♫組曲「火の鳥」1919年版♫にリンク致します。
キーロフバレエ団 「火の鳥」
♫バレエ 「火の鳥」♫~キーロフバレエ団(No.1)
♫バレエ 「火の鳥」♫~同上(No.2)
♫バレエ 「火の鳥」♫~同上(No.3)
♫バレエ 「火の鳥」♫~同上(No.4)
あらすじ
魔王カスチェイの庭園に幸運の象徴の火の鳥がやってくる。 火の鳥を追って来たイワン王子は火の鳥を捕まえ、火の鳥は自らの黄金の羽をイワン王子に渡し去る。 そこへ魔王カスチェイに魔法にかけられた13人の王女達が現れ一人の王女とイワン王子は恋に落ちる。 王女達は魔王カスチェイのお城に戻りイワン王子はカスチェイに捕まる。 イワン王子は火の鳥からもらった黄金の羽で身を助ける。 火の鳥に命じられイワン王子が魔法の木の根元にあるカスチェイの魂の詰まった大きな卵をたたき割ると魔王カスチェイと魔法の城は消え王女の魔法も消える。 イワン王子と王女は結婚してハッピィエンドを迎える。
+++「火の鳥」ピアノ編曲版+++
ストラヴィンスキー自身のピアノ編曲版もありますが、良く演奏されるものにGuido Agosti編曲のバージョンがあります。 「凶暴な踊り」と「子守歌」と「終曲」の3曲ですが11分くらいの曲です。 演奏と楽譜にリンク致します。
♫ストラヴィンスキー 「火の鳥」より♫~ピアノ独奏版(アゴスティ編)
♪ストラヴィンスキー「火の鳥」より 凶暴な踊り、子守歌、終曲 楽譜♪~アカデミア・ミュージック
<ストラヴィンスキー 「ペトルーシュカ」からの3楽章>~ピアノ曲

ストラヴィンスキーが自身のバレエ音楽「ぺトルーシュカ」を基に1921年ピアノ独奏用の曲として編曲した作品です。 第1楽章は「ロシア舞曲」、第2楽章は「ぺトルーシュカの部屋」、第3楽章は「謝肉祭の日」となっております。 ちなみにぺトルーシュカというのはわら人形の名前です。
この作品はピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインからの依頼によりストラヴィンスキーが作曲したもので、ロシアの作曲家バラキレフと同じく、ピアニストの技巧を誇示する超難曲となっております。
♫ストラヴィンスキー ぺトルーシュカからの3楽章 第1楽章♫~エフゲニー・キーシン(ピアノ)
♫ストラヴィンスキー ぺトルーシュカからの3楽章 第2楽章♫~同上
♫ストラヴィンスキー ぺトルーシュカからの3楽章 第3楽章♫~同上
キーロフバレエ団 「ペトルーシュカ」
♫バレエ「ペトルーシュカ」♫~キーロフバレエ団(No.1)
♫バレエ 「ペトルーシュカ」♫~同上(No.2)
♫バレエ 「ペトルーシュカ」♫~同上(No.3)
♫バレエ 「ペトルーシュカ」♫~同上(No.4)
あらすじ
第1場
魔術師に魔法をかけられた3つのパペット(ペトルーシュカ、バレリーナ、ムーア人)が激しいロシア舞曲を踊ります。
第2場
ペトルーシュカの部屋での哀れなペトルーシュカの心が描かれます。
第3場
ムーア人とペトルーシュカの争いが描かれます。
第4場
市場でのお祭り騒ぎの中でムーア人がペトルーシュカを惨殺します。 ぺトルーシュカの亡霊に魔術師は恐れをなし、人間の心を持ちながら人間になれなかったペトルーシュカの心に魔術師は怯えます。
<参考ブログ>
♪ストラヴィンスキー「兵士の物語」♪

鹿児島市で開催されております第30回国民文化祭についてご紹介致します。
11月3日には♪「オーケストラの祭典」♪が行われ、青少年オーケストラと市民オーケストラの3つのオーケストラがプロの指揮者による指導のもとで演奏を致します。
一昨日ご紹介致しました♪指揮者の垣内悠希さん♪も青少年オーケストラとともにストラヴィンスキー「火の鳥」(1919年版)を指揮なさいます。
その練習の模様や指揮者垣内悠希さんへのインタヴューの様子はKTSテレビの特別番組で9/19放送されたそうです。 鹿児島市近辺の方は是非聴きに行かれる事をお勧め致します。
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ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」1919年版とストラヴィンスキーピアノ曲「ぺトルーシュカからの3楽章」について書いて見ようと思います。
ストラヴィンスキーは、初期には原始主義と呼ばれる野性的な音楽を書いた作曲家です。ピアノ曲では「ペトルーシュカ」がよく弾かれますが、とても色彩的な曲です。当時ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシアバレエ団)が、パリ・オペラ座で大成功を収め、そのバレエ曲作曲のためにストラヴィンスキーに作曲を依頼されており、パリの華やかで色彩的な雰囲気が音楽にも溢れています。
<ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」1919年版>
イーゴル・ストラヴィンスキー(1882~1971)は20世紀を代表するロシアの作曲家で、この組曲「火の鳥」1919年版はストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」をストラヴィンスキーが組曲にオーケストレーションしたもので3つある組曲のうち一番良く演奏されるものです。
原典版の「火の鳥」はリムスキー・コルサコフに献呈されており、ロシアの英雄イワン王子を題材としているロシア民話に基ずくバレエ音楽です。
組曲「火の鳥」1919年版は、序奏、火の鳥とその踊り、火の鳥のヴァリアシオン、王女たちのロンド、魔王カスチェイの踊り、子守歌、終曲という構成になっております。
クラウディオ・アバド指揮の♫組曲「火の鳥」1919年版♫にリンク致します。
キーロフバレエ団 「火の鳥」
♫バレエ 「火の鳥」♫~キーロフバレエ団(No.1)
♫バレエ 「火の鳥」♫~同上(No.2)
♫バレエ 「火の鳥」♫~同上(No.3)
♫バレエ 「火の鳥」♫~同上(No.4)
あらすじ
魔王カスチェイの庭園に幸運の象徴の火の鳥がやってくる。 火の鳥を追って来たイワン王子は火の鳥を捕まえ、火の鳥は自らの黄金の羽をイワン王子に渡し去る。 そこへ魔王カスチェイに魔法にかけられた13人の王女達が現れ一人の王女とイワン王子は恋に落ちる。 王女達は魔王カスチェイのお城に戻りイワン王子はカスチェイに捕まる。 イワン王子は火の鳥からもらった黄金の羽で身を助ける。 火の鳥に命じられイワン王子が魔法の木の根元にあるカスチェイの魂の詰まった大きな卵をたたき割ると魔王カスチェイと魔法の城は消え王女の魔法も消える。 イワン王子と王女は結婚してハッピィエンドを迎える。
+++「火の鳥」ピアノ編曲版+++
ストラヴィンスキー自身のピアノ編曲版もありますが、良く演奏されるものにGuido Agosti編曲のバージョンがあります。 「凶暴な踊り」と「子守歌」と「終曲」の3曲ですが11分くらいの曲です。 演奏と楽譜にリンク致します。
♫ストラヴィンスキー 「火の鳥」より♫~ピアノ独奏版(アゴスティ編)
♪ストラヴィンスキー「火の鳥」より 凶暴な踊り、子守歌、終曲 楽譜♪~アカデミア・ミュージック
<ストラヴィンスキー 「ペトルーシュカ」からの3楽章>~ピアノ曲

ストラヴィンスキーが自身のバレエ音楽「ぺトルーシュカ」を基に1921年ピアノ独奏用の曲として編曲した作品です。 第1楽章は「ロシア舞曲」、第2楽章は「ぺトルーシュカの部屋」、第3楽章は「謝肉祭の日」となっております。 ちなみにぺトルーシュカというのはわら人形の名前です。
この作品はピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインからの依頼によりストラヴィンスキーが作曲したもので、ロシアの作曲家バラキレフと同じく、ピアニストの技巧を誇示する超難曲となっております。
♫ストラヴィンスキー ぺトルーシュカからの3楽章 第1楽章♫~エフゲニー・キーシン(ピアノ)
♫ストラヴィンスキー ぺトルーシュカからの3楽章 第2楽章♫~同上
♫ストラヴィンスキー ぺトルーシュカからの3楽章 第3楽章♫~同上
キーロフバレエ団 「ペトルーシュカ」
♫バレエ「ペトルーシュカ」♫~キーロフバレエ団(No.1)
♫バレエ 「ペトルーシュカ」♫~同上(No.2)
♫バレエ 「ペトルーシュカ」♫~同上(No.3)
♫バレエ 「ペトルーシュカ」♫~同上(No.4)
あらすじ
第1場
魔術師に魔法をかけられた3つのパペット(ペトルーシュカ、バレリーナ、ムーア人)が激しいロシア舞曲を踊ります。
第2場
ペトルーシュカの部屋での哀れなペトルーシュカの心が描かれます。
第3場
ムーア人とペトルーシュカの争いが描かれます。
第4場
市場でのお祭り騒ぎの中でムーア人がペトルーシュカを惨殺します。 ぺトルーシュカの亡霊に魔術師は恐れをなし、人間の心を持ちながら人間になれなかったペトルーシュカの心に魔術師は怯えます。
<参考ブログ>
♪ストラヴィンスキー「兵士の物語」♪