阿部裕之先生ピアノ演奏会のお知らせ

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私が師事しております阿部裕之先生のオール・ラヴェル・プログラムによるピアノ演奏会のご案内をさせて頂きます。

日時: 2017年11月6日(月) 19:00開演(18:30開場)

会場: ザ・フェニックスホール

プログラム:
ラヴェル「水の戯れ」
ラヴェル「鏡」
ラヴェル「亡き王女のためのパヴァ―ヌ」
ラヴェル「古風なメヌエット」
ラヴェル「夜のギャスパール」

入場料: 3,500円(全席指定)

阿部裕之先生は日本音楽コンクール第1位という輝かしい経歴をお持ちのピアニストの方ですが、現在は京都市立芸術大学教授として後進の指導にもあたっていらっしゃいます。

またラヴェルのオーソリティとしても有名な方ですが、この秋ラヴェルの全曲CDを発売されます。 それに合わせて開かれる演奏会ですが、ラヴェルの世界を心ゆくまで楽しんで頂けるのではないかと思います。

お問い合わせ先はコジマ・コンサートマネジメント KCMチケットサービス 0570-00-8255でございます。 残席少なくなっておりますのでお求めの方は是非お早くお求め下さい。

門下の方でご希望の方は受付までお申し出下さい。


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京都まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

昨日は京都の阿部裕之先生のご自宅まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

レッスンして頂いた曲は、シューベルトの即興曲Op.90-2とショパンの木枯らしのエチュードとベートーヴェンのピアノソナタ31番です。

いつも弾いて下さるのですが、昨日も素晴らしい演奏で、何よりのお勉強になりました。

12月10日の演奏会は時間に制約があり、ベートーヴェンのソナタは時間オーバーになり、先生にご相談しましたら、シューベルトの即興曲と何かフランス物が良いのではないかとアドヴァイスを頂きました。

ドビュッシーの花火はレパートリーにありますので、花火で考えてみようかと思っております。

12月17日の発表会での講師演奏は10日と同じ曲が良いのではないかとアドヴァイスを頂きましたので、アドヴァイスに従い、予定していましたベートーヴェンのピアノソナタ31番はレパートリー曲としてストックしておこうと思います。

一人で練習しているとどうしても自己流になってしまいますので、レッスンにうかがい自分の演奏への客観的なアドヴァイスをして頂くと大変お勉強になります。


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京都まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

今日、京都まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

見て頂いた曲はベートーヴェンのピアノ・ソナタ31番とベートーヴェンのチェロ・ソナタ3番とショパンのエチュードOp.25-11「木枯らし」の3曲です。

ショパンのエチュードは高校生以来久しぶりに取り出した曲ですが、当時見て頂いていた先生と解釈が異なり、新しい発見があります。

ベートーヴェンは一見音符の数は少ないのですが、大変難しいものがあります。 練習量を増やさなくてはいけないと思います。

師事しております阿部裕之先生は現在開催中の全日本学生音楽コンクール大阪大会ピアノ部門の審査に入っていらっしゃいます。 私も17日の小学校の部を聴きに行かせて頂く予定にしております。

レッスンを受けると非常に脳が疲労するため、いつも帰り道は甘いものを頂いて脳を休めるのですが、今日も帰り道でおいしいコーヒーを頂いて一服して帰宅致しました。


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阿部裕之先生室内楽コンサートのお知らせ

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私が師事する阿部裕之先生が秋に福井で室内楽コンサートを開催されますのでお知らせさせて頂きます。

日時: 22017年11月15日(水) 19:00開演(18:00開場)
場所: 坂井市みくに市民センター みくに未来ホール
題目: 晩秋のエスキス
     ヴァイオリン 深山尚久、フルート 中務晴之、ピアノ 阿部裕之
プログラム:
J.J.クヴァンツ トリオソナタ ハ短調
F.ボルヌ カルメンファンタジー
サン=サーンス 序奏とロンドカプリチオーソ
N.ロータ トリオ

阿部先生のソロ(ラヴェル 道化師の朝の歌)もございます。
福井方面の方は是非ご来場下さい。

詳細はこちらまで


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京都まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

京都の阿部裕之先生のご自宅へ自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

見て頂いた曲はベートーヴェンのピアノソナタ第31番とグリンカ=バラキレフのひばりです。

ベートーヴェンのピアノソナタ第31番の3楽章は阿部裕之先生の師匠のクラウス・シルデ先生によると「弔い」の楽章だそうです。
タイの弾き方などを教わりました。 じっくりお勉強したいと思います。

ひばりはアンコールピースとしても良く弾かれる名曲ですが、テクニック的には小学生でも弾ける曲ですので、次回は別の曲を持って行こうと考えております。

今は他にはラヴェルのクープランの墓、ベートーヴェンのチェロソナタ3番、ブラームスのチェロソナタ1番などを読譜しておりますが、ラヴェルのピアノコンチェルトなども弾いてみたいと思っております。


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京都まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

今日は京都の阿部裕之先生のご自宅まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

4/29のラヴェルの演奏会の前の最終のレッスンでした。

もうほとんどご注意はありませんでしたが、表現の幅を広くというアドヴァイスを頂きました。

自分を客観的に見ると言うのは、人間には難しい事ですので、阿部先生の客観的なアドヴァイスはいつも自分を省みる材料となり、多いに助けられております。

4/29は良い演奏を皆様にお届けできますよう頑張りたいと思います。

多くの方にご来場頂けますよう願っております。


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阿部裕之先生演奏会お知らせ

私が師事する阿部裕之先生が今秋、ラヴェルのリサイタルを開かれますのでご案内させて頂きます。

♪演奏会名
KCM Concert at The Phoenix Hall, Osaka” No.2
~関西圏の最大拠点 梅田で展開する藝術音楽~
ラヴェル ピアノ演奏のオーソリティ!
阿部裕之(ピアノ)オール・ラヴェル・プログラム

♪曲目
ラヴェル:
◆水の戯れ
◆鏡
◆亡き王女のためのパヴァーヌ
◆古風なメヌエット
◆夜のギャスパール

♪日時
2017年 11月6日(月)19:00開演(18:30開場)

♪会場
ザ・フェニックスホール

♪入場料金(全席指定・税込)
●全席指定:\3,500

♪お問い合わせ
コジマ・コンサートマネジメント

秋にはラヴェルの全曲CDも発売される予定です。

阿部裕之先生の音楽を十分に堪能できる機会ですので、是非足をお運び下さい。


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京都までバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲演奏会を聴きに行ってまいりました。

京都府立府民ホールアルティまでバッハの平均律全曲演奏会を聴きに行ってまいりました。 アルティは京都御所の向かいにあるホールで烏丸今出川駅より徒歩5分位のロケーションにあります。

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烏丸通り

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京都府立府民ホールアルティ

平均律というのは、1オクターブの音の幅を均等に12等分した調律を指します。 一音ずつの調性には長調と短調があり、全部で24調あります。 バッハはこの24調を使ってクラヴィーア(バロック時代の鍵盤楽器)のための音楽を作曲しました。 第1巻と第2巻があり全部で48曲になります。

今年はこの第1巻の24曲を24人のピアニストで分けて弾こうと言うチャリティコンサートの企画でしたが、私が師事する阿部裕之先生が客演で出演されるので聴きに行って参りました。

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阿部先生は第14番嬰へ短調を演奏されましたが、その精神性の深い教会のミサを思わせるような演奏に感銘致しました。

阿部先生のプログラムノートによると、バッハは1705年20歳の時、当時最高と言われたオルガン奏者のブクステフーデの演奏を聴くために400kmの道のりを歩いてリューベックまで聴きに行ったそうです。 だからバッハの音楽を演奏する時は、いつもその音楽へのとてつもないエネルギーを感じ、緻密で隙のない構造と敬虔なクリスチャンの精神性が私たちを圧倒すると書いていらっしゃいます。

バッハの平均律は試験やコンクールで弾かせられる事が多いですが、演奏会のプログラムとして自由に弾いてみるのも音楽の源泉に触れられ、インスピレーションが膨らみ楽しいのではないかと思いました。

この企画が広まり、愛媛や仙台でも同様の企画が行われているそうです。


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京都まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

京都の阿部裕之先生のご自宅まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

演奏会を約1か月後に控えており、最後の詰めのレッスンを受けてまいりました。

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先生の演奏会のチラシが置いてありましたので、チケットを二枚分けて頂いてまいりました。

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「平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲演奏会」という演奏会ですが、バッハの平均律第1巻の24曲を24人のピアニストで弾くという企画です。 24色の演奏が楽しめる興味深い企画です。

阿部先生は客演で出演され第14番を演奏されます。

京都府立府民ホール”アルティ”4/9(日)13:30開演ですが、よろしければ是非聴きに行かれて下さい。

バッハ平均律を弾く会公式サイト


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京都まで自分のレッスンを受けに行ってまいりました。

今日はお昼から京都の阿部裕之先生のご自宅へ自分のレッスンを受けに行ってまいりました。
ラヴェルの鏡を中心にレッスンして頂きました。

道化師の朝の歌では、スペインのフラメンコの雰囲気を出すのが難しく、自分の中で一定のテンポを保つことも難しく、そのような事を中心としたレッスンでした。

洋上の小舟は主にペダルについてアドヴァイスを頂きました。 波の雰囲気を描写している曲ですが、それが故に何を弾いているのかはっきりと分かりにくい曲でもあります。

ラヴェルの楽譜を読むことはとても好きなのですが、印象派に近い作曲家ですので、表情を出すのが難しい作曲家だなと思います。

夜は一人生徒さんのレッスンが入っているので、京都からの帰りにコーヒーで一服しました。

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レッスンの行きがけに先生のご自宅の近くで神戸大学大学院の音楽科教育法の授業でお世話になった垣内幸夫先生の息子さんのコンサートのチラシが貼ってあるのを見かけました。

垣内先生には授業の後、授業を受けた学生さん達とお食事をご馳走になりお世話になりました。 以前一度私も息子さんの垣内悠希さん(指揮者)の演奏会にご案内頂き京都コンサートホールまで聴きに行かせて頂いた事があります。

息子さんはブザンソン指揮者コンクールで1位になられた新進気鋭の若手指揮者の方ですが、お見かけしたチラシのコンサートはこちらです。



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阿部裕之先生が京都府文化賞功労賞を受賞なさいました。

私が師事するピアニストの阿部裕之先生が第35回(平成28年度)京都府文化賞功労賞を受賞なさいました。 益々の音楽の道への精進を誓っていらっしゃり頭の下がる思いが致します。

今年はラヴェル没後80周年にあたるため、ラヴェルピアノソロ全曲集のCDをリリースなさいます。 ラヴェルの直弟子のペルルミュテール氏からラヴェル全曲を学ばれたラヴェルのオーソリティの方で、すでにラヴェルのCDは出していらっしゃいますが、この度全曲発売という事ですので発売を大変楽しみにしております。

益々お元気でご活躍して下さいます事をお祈り申し上げております。

阿部裕之先生ホームページ ツイッター

京都府文化賞について





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ラヴェルのレッスン(蛾)

今日は4/29、秋篠音楽堂で演奏致しますラヴェルの「鏡」より第1曲の蛾について書いてみます。

ラヴェルの「鏡」の第1.曲は蛾と訳されていますが、フランス語でのNoctuellesは蛾や蝶を意味します。 阿部裕之先生のレッスンからですが、フランス語では原語の意味の中に蝶と蛾の概念の差がないそうです。 この曲は暗闇の中、街灯の光によって蝶の羽がきらきらと光る様子を描いた曲だそうです。軽やかさだけでなく途中では暗闇の中に怪しげに佇む人影が描かれているそうです。 ただ色彩的な美しさだけでなく内容の深い曲だと感じます。 

ラヴェル 鏡より 蛾♫~アンヌ・ケフェレック


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ラヴェルのレッスン(海原の小舟)

4月29日の奈良の秋篠音楽堂でのコンサートで演奏予定のラヴェルの鏡の第3曲「海原の小舟」は、水をテーマにした曲です。

20世紀初頭は絵画の分野のフランス印象派の影響を受け、音楽分野においても自然をモチーフにした曲が多く書かれるようになりました。

  ・ラヴェルの初期作品である「水の戯れ」
  ・ドビュッシーの「水の反映」
  ・ラヴェルの鏡より「海原の小舟」などです。

現在、私が師事するピアニスト阿部裕之先生はラヴェルをお得意とされるピアニストですが、先日のレッスンの際にこの曲はギリシア神話の「オデュッセイア」を題材にしで書かれた曲だとお話されていました。

海を漂流する困難と苦悩を描いた英雄オデュッセイアの物語を音楽で表したものだそうです。
打ち寄せる波の情景、海にひそむ怪物の声、昼の海の風景、夜の海の風景などが転調や音型によって巧みに表現されています。

「オデュツセイア」はあらすじしか知りませんでしたので、今改めて取り出して読んでおります。

ラヴェル 鏡より 海原の小舟♫~ギーゼキング


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ラヴェルのレッスン

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昨日は現在師事している阿部裕之先生の京都のご自宅へ私自身のレッスンを受けに参りました。

当初は来年の4/29の秋篠音楽堂での東京音楽大学校友会関西支部演奏会でベートーヴェンの第九を二台ピアノで演奏する予定でしたが、プログラムが変更になりソロで出演する事になりましたので、ラヴェルの「鏡」から抜粋で3曲を(1.蛾 3.洋上の小舟 4.道化師の朝の歌)見て頂きました。

ラヴェルの「鏡」は昨年全曲に取り組みレッスンをして頂いておりましたが、ここのところ室内楽のコンサートが続き、しばらく寝かせておりました。 来年の4/29の演奏会に向けてまた取り出してさらっているところです。

ピアノの演奏は、以前一度仕上げた曲でも、もう一度取り出して練習する時は、新たな気持ちで取り組み練習し直さなければなりません。

阿部先生は留学中バリでラヴェルの直弟子のペルルミュテール氏にラヴェル全曲学ばれたラヴェルのオーソリティとして有名な方ですが、その卓越したテクニックと美しい音は玄人の中でも定評のある方です。 すでにラヴェルのCDを出されていますが、来年にはラヴェル全曲のCDを新たに発売されます。

レッスンの中でも模範演奏をして下さいますが、感激して聴いておりました。

ラヴェルは絵画のような色彩的な表現が求められる作曲家ですが、その作曲技法は非常に緻密に作曲されています。 ですから楽譜をまるで解読するように読まなくてはいけませんし、色彩的な音色作りも必要です。 しかしただ淡水画のように淡いだけのものとは違ってそこには情景と感情 をくっきりと表現する事が必要です。

さらに深く掘り下げて練習してまいりたいと思います。

ラヴェル「鏡」についてのブログ



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大阪倶楽部まで阿部裕之先生の演奏会を聴きに行って来ました。

大阪倶楽部まで阿部裕之先生の演奏会を聴きに行って来ました。

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大阪倶楽部前のイルミネーション

大阪倶楽部は会員制の社交クラブですが、その建物は大正13年落成の国の登録有形文化財に指定されている由緒ある建物です。 ホールはその4Fにありますが、スタインウエイピアノの設置された素敵なサロンです。

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大阪倶楽部入口

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4Fホール

”エスキス、パリの晩秋”というフランスの香りに溢れたコンサートでしたが、演奏曲は次の通りでした。

ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
ドビュッシー:前奏曲集第2巻より 2.枯葉 3.ヴィーノの門 8.オンデイーヌ
ドビュッシー:子どもの領分
プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28

アンコールはフォーレの子守歌とクライスラーの愛の悲しみでした。

阿部先生のピアノは音色が多彩で映像が目に浮かぶ素晴らしい演奏でした。 「子どもの領分」は子どもが良く抜粋で発表会などで弾きますが、阿部先生の演奏は絵本を見るような音楽でお手本となる素晴らしい演奏でした。

ドビュッシーの前奏曲集は花火を弾いただけでまだお勉強できていないので、弾いてみたいと思いました。


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阿部裕之先生演奏会お知らせ

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私がプライベートで師事する阿部裕之先生の演奏会が来る11月11日(金)19:00より大阪倶楽部4階ホールにて開催されます。

今回は「エスキス、パリの晩秋」と銘打って開催されますが、ゲストはヴァイオリニストの深山尚久さんです。

プログラム
ラヴェル 高雅にして感傷的なワルツ
ドビュツシー 前奏曲集第2巻より 2枯葉、3ヴィーノの門、8オンディーヌ
ドビュツシー 子供の領分
プーランク ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ

当日一般券 5,500円
前売り一般券 4,500円

チケットお問い合わせ
KCMチケットサービス 0570-00-8255

(門下の方でチケットご希望の方は受付までお尋ね下さい。)


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ラヴェル「鏡」より第1曲「蛾」~続私が現在受けているレッスン内容から~

<谷真子ピアノレッスン・ルーム「musica」より>

ラヴェルの鏡第1曲から現在私が受けている♪阿部裕之先生♪のレッスン内容について書きたいと思います。

第1曲目は「蛾」というタイトルが付いています。 タイトル通り暗闇の光に集まる宙を舞う蛾の羽がきらきら光り輝く様子を描いた曲だそうです。

”羽”を描いているわけですから、全体に軽やかなタッチが求められます。 しかし、全てを軽やかに弾いてしまうと、淡彩画のようになってしまいます。

ラヴェル鏡より第1曲「蛾」冒頭  ショット版
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冒頭の一段目は蛾の羽をイメージしながら軽やかなタッチで弾き、二段目からは少しアクセントでたっぷり歌うように変化を付けて一段目の表情と二段目の表情を弾き分けるそうです。 二段目のアクセントの付いたEs(ミの♭)の音は、それまでのタッチと少し変え、指の先に体重を乗せるように指の腹で鍵盤を押し込みたっぷり歌うと、一段目と変化が付きラヴェルらしい演奏になるそうです。


レッスン問い合わせ

ラヴェルのピアノ音楽とフランス語

<谷真子ピアノレッスン・ルーム「musica」より>

ラヴェルのピアノ曲のタイトルは一風変わったタイトルが多いように思います。 もとはフランス語のタイトルが付けられていますが、日本語に訳される時に違ったように訳されているものも多いようです。


<フランス語のお上手なラヴェルの孫弟子の♪阿部裕之先生♪のレッスンからの一コマ>
私が2013年にソロ・リサイタルで演奏したValses Nobles&sentimentalesという曲は「優雅で感傷的なワルツ」と訳されているものも多いようですが、正確には「高雅で感傷的なワルツ」の方が正しい訳語だと阿部裕之先生がレッスンの中でお話されていました。

ラヴェルはフランス人ですから、フランス語を日常語として話していたわけですが、ラベルのピアノ曲にはフランス語のリエゾンの影響がそこかしこに見られます。

高雅で感傷的なワルツにも、フランス語のリエゾンの影響が見られる箇所がいくつかございます。 下の楽譜↓のように3拍めのH(シ)の音をフランス語のリエゾンと同じくアオフタクト(弱拍)のように感じて、次の1拍目にうまくルバートしながらつなげるのだそうです。 一般に”エスプリ”と呼ばれるものだと思いますが、一味工夫するだけでおしゃれな演奏になります。
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フランス語の発音のようにおしゃれに弾けることがフランスの作曲家をフランスらしく弾くポイントかもしれません。 ドイツの作曲家を弾く時とは、少し表現を変えないとうまくいかないかもしれません。 フランスの作曲家は日常フランス語を話していたわけですから、その曲を弾く場合はフランス語も理解できた方が良いかもしれません。 こういうところにも音楽と言葉のつながりがあります。


私は祖父が仕事でもともと世界各国を廻っていて、幼少よりヨーロッパやアメリカ、アジアの世界各国の話を祖父から聞くことが多く、小さい頃から海外の文化に触れて育ち、海外の文化に興味を持っておりました。 ピアノも世界各国の作曲家を通して各国の文化に触れられることから、海外の文化の一つとして興味を持っていたのだと思います。

母が語学の専門であることから、その影響だと思いますが、小さい頃から語学を習得することが大好きで、私は14歳からピアノと並行してドイツ語を習っていました。

また中学生~高校生の時に師事していた先生はイタリアに20年に近く住まれていたことから、オペラにも詳しく、その影響で大学生の時にはイタリア語をお勉強致しました。 イタリア語が理解できると、オペラを原語で鑑賞できるようになります。

最近は目下フランス語を習得中です。
それほど言葉と音楽は結びついていると思います。


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ラヴェルの楽譜~版による記譜の違い

<谷真子ピアノレッスン・ルーム「musica」より>

現在私が取り組んでいるラヴェルの鏡について書きたいと思います。
なぜ演奏する時にあらゆる出版社の楽譜を見比べるのでしょうか。

楽譜には原典版と呼ばれるものと校訂版と呼ばれるものがありますが、基本はほぼ同じです。 しかし校訂版の方は編集者の音楽に対する考え(フレーズや強弱記号など)が付け加えられています。 それは”解釈の違い”と言われるものだと思いますが、CDを聴き比べることによっても演奏家による解釈の違いを聞き取ることはできますが、楽譜から解釈の違いを読み取ることができます。

解釈の違いだけなら良いのですが、時々ミスプリかと見受けられる楽譜もあります。 フランスもののデュラン版の楽譜で読譜していると、小節の拍数が合わないミスプリかと思われる箇所が何ケ所か出てまいります。

ラヴェルの鏡の中の第1曲「蛾」の中にもありました。
デュラン社
↓最後の休符が16分休符になっています。
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ショット社
↓最後の休符が8分休符です。
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細かいようですが、デュラン版の譜割りだと、この曲は3拍子ですから、前の10個並んだ32分音符はゆったり弾かなければいけない計算になります。 CDを聴いてなんとなく弾くこともできますが、楽譜から正確に音楽を読み取ろうとすると、一つの楽譜だけを思い込んで演奏していると、解釈どころか根本から間違った演奏解釈になることがあります。

この32分音符をゆったり弾いていたところ、ラヴェルに直接教えを受けたフランスのピアニストのぺルルミュテールに師事されていた♪阿部裕之先生♪にレッスンの中で、「ショット版では譜割りはこう」とご指摘頂き、ショット版の楽譜を購入したところ、全く楽譜が違うことが判明しました。

そのような理由から深く読み込んで演奏するには、何冊かの楽譜を見比べないといけないのだと思いました。


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暗譜の仕方

<谷真子ピアノレッスン・ルーム「musica」より>

暗譜の仕方には様々な方法があります。

現在のクラシックのピアノソロのコンサートスタイルでは、ピアニストは暗譜で弾くのがほとんどですが、(リヒテルは楽譜を見て弾くことにこだわりを持つピアニストでした)その源流を作ったのは現在、論文で私が研究テーマとしているロヴェルト・シューマンの夫人であるクララ・シューマンであると言われています。

視覚的に暗譜する、たくさん練習を積むことによって反射神経に覚えこませる、など暗譜の仕方には人によって様々なパターンがあるようですが、ワルター・ギーゼギングと呼ばれるピアニストは、演奏旅行の移動中、どんな新しい楽譜を見せられても3時間ですぐ覚え、コンサートで演奏したと言われています。

↓私が7月にコンサートで演奏した際の暗譜のために書き込んだ楽譜です。 楽譜はクリックされると拡大いたします。
2楽章1
2楽章

2楽章2
2楽章

2楽章3
2楽章

3楽章1
3楽章
同じところを蛍光マーカーでくくったり、違うところをチェックしたり、完璧に覚えられるまで本番直前までチェックしながら詰めて行きます。 こちらはコンサートのお話しを頂いてから2か月ほどで暗譜をし本番へ向けて仕上げました。

シューマンの幻想曲は演奏するのに30分ほどかかる大曲ですが1つの楽章の中に、何度か同じ反復があり、それが毎回少しずつ違って繰り返されるので暗譜がとても大変な曲です。

私が現在プライベートで師事する♪阿部裕之先生♪のレッスンでは、暗譜についても演奏家としての視点からアドヴァイスを頂いております。 シューマンの幻想曲は演奏家にとって、暗譜が難しく、完璧に暗譜したつもりでも、無意識に手が違うところに飛んでしまったりするのだそうです。 同じ箇所が何回出てくるか回数をメモしたり工夫をしていたところ、「シューマンの幻想曲は頭で覚えては弾けないよ」と言われ、かといってまた「細部の練習ばかりをしていても弾けるようにはならない」とアドヴァイスを頂きました。

阿部先生のアドヴァイスによると、この曲では暗譜のコツが2つあるそうです。 まず、細かい難しいパッセージを練習した後、30分の全体を通して弾いた時に、集中力が途中で途切れないよう全体を通しての練習をすることだそうです。 次に細部の暗譜の確認のために違う箇所だけ取り出して練習をし、その2通りの違うパターンを即座に弾き分けられるようになるまで練習する事だそうです。 この段階の作業は、芸術のお勉強というよりは、単純な暗記ものの受験勉強と似ているかもしれません。

私が小さい頃師事した先生方は楽譜をまずよく見なさいという考え方で、普段のレッスンでは暗譜はあまり要求されませんでしたが、海外の音楽学校では初回のレッスンから暗譜で臨むのが通常だと言われます。
海外ではあまり1曲を長く弾くという習慣もないようで、どれだけたくさんのレパートリーを習得できるかということに主眼が置かれているようです。

さて、小さいお子さんが暗譜に苦労するというのをあまり見たことがありません。
1週間もあればすぐに覚えられるようです。
20歳までに覚えたレパートリーは大人になっても全く忘れないと言われています。
ピアニストになるためには20歳までにどれだけレパートリーを習得できるかということにかかっているかもしれません。

シューマン 幻想曲 ハ長調♫~谷真子


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阿部裕之先生演奏会お知らせ

INFORMATION
ハイドン

「第6回中務晴之&Friends」のコンサートに私がプライベートで師事しております♪阿部裕之先生♪が出演されますのでお知らせ致します。

大阪公演
ドルチェ・アーティスト・サロン06-6377-1117
2015.12.15(火)19:00~


東京公演
パウエル・フルート・ジャパン アーティストサロン03-5339-8383
2015.12.22(火)19:00~

阿部裕之先生のソロもございます。
ラヴェル 水の戯れ/道化師の朝の歌


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阿部裕之先生御選定によるヤマハC3X購入のご案内(三木楽器)

INFORMATION
ハイドン

阿部裕之先生御選定によるヤマハC3X購入のご案内(三木楽器)
阿部裕之先生御選定ヤマハC3X購入のご案内(三木楽器)

<選定とは?>
グランドピアノを購入する際には数台のピアノの中から自分の好みに合った音色のピアノを一台選びますが、その選ぶ作業の事を「選定」と呼びます。 通常はプロのベテランのピアニストの方や技術の方に一緒に選んで頂いて選定のためのアドヴァイスをして頂きます。 今回、ピアニストの阿部裕之先生のご好意でお忙しい中、その選定の作業に立ち会って下さる事になりました。 プロのピアニストとしての長いキャリアに基づいた貴重なご意見を頂けますので、安心してピアノをご購入頂けるのではないかと思います。

阿部裕之先生ご紹介記事
http://masakotani.jp/blog-entry-31.html

<三木楽器営業木村伸一さんから>
一組3台のピアノをご用意致しておりその中からお選び頂けます。 この度C3Xは値上がり致しましたが、値上がり前のお値段でご購入頂けます。 残り3枠ですのでお早くお申込み下さい。

<先生から門下の方へ>
8月24日のブログにも書きましたが、(電子ピアノはもちろんですが)アップライトピアノとグランドピアノとは構造の全く違う別の楽器です。 コンクール入賞や専門の道へ進む事をお考えのお宅は、お子さんにグランドピアノを用意してあげるのが、まず先決かと思います。 購入しやすいように、楽器店の方でいろいろ工夫して下さっていますので、この際門下の方には思い切ってご検討してみられてはいかがでしょうか? 希望者の方は受付までお尋ね下さい。

門下以外の方でももしご希望の方がいらしたらご紹介致します。 お問い合わせ下さい。(もし3枠一杯になりましたらお許し下さい。)     0742-46-2302(谷宅)まで




ピアニストの阿部裕之氏のピアノを聴かれた事があるでしょうか?

私がプライベートで師事する阿部裕之先生のピアノの素晴らしさをご紹介したいと思います。

阿部裕之先生は東京芸術大学大学院を卒業された後ドイツへ留学されまたフランスでもラヴェルの直弟子のV.ペルルミュテール氏に師事されラヴェルの全作品を学ばれた日本を代表する世界的なピアニストの方です。

第49回日本音楽コンクール第1位という輝かしい経歴をお持ちの方ですが京都市立芸術大学教授としてもお忙しい日々を送ってらっしゃいます。

ラヴェルの演奏では定評のある方ですがその音の美しさと音色の多彩さは言葉では表現のしようがありません。ラヴェルはもちろんですがレッスンの時弾かれるベートーヴェンやシューマン等もその素晴らしさにいつも感動致しております。

私は2017年3月、神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間発達専攻(表現系)博士課程前期課程を修了し、シューマンの幻想曲の第1楽章の演奏解釈についての論文を書きました。 音で表現している事を言葉で表現するのは思いのほか難しく、阿部先生にはご自宅でのピアノレッスンを通して大変多くの事を教わりました。

西洋建築のような骨格がありかつ美しく繊細な阿部裕之先生のピアノをひとりでも多くの方々に聴いてほしいと願いCDのご紹介とyou tubeへのリンクを掲載させて頂きました。 (***2017年秋 新しくラヴェル全曲CDが発売されます。)

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阿部裕之先生公式サイト

ラヴェル 「スカルボ~阿部裕之先生♬

ラヴェル 「水の戯れ~阿部裕之先生♬


ラヴェルの高雅にして感傷的なワルツのレッスンからですが、最初の曲には「アデライド」という副題が付いていますが、作曲の5年後トラック運転手として軍隊に志願したラヴェルは自分の愛車に「アデライド」という名前を付けたそうです。前線に向かって昼夜ガタガタ走る様子をイメージしながらこの最初の曲を弾くと荒々しくそして楽しいこの曲の雰囲気がだせるそうです。
 
 第1曲目の冒頭の和音はペダルを使って弾いている演奏家とペダルを使わず演奏している方とおられますが、V.ペルルミュテール氏はペダルを使って弾いていたと阿部先生がおっしゃておられました。阿部先生はペダルを使わずに演奏されるそうです。

   
V,ぺルルミュテール氏演奏 ラヴェル「高雅にして感傷的なワルツ」♬            
 
バレエ音楽として管弦楽版も作曲されていますが、ラヴェルはこのワルツでシューベルトのウィーンナーワルツをイメージし、オーストリー=ハンガリー帝国の古き良き時代を回顧しながら、現代の華やかな響きを表現しようとしたそうです。

以下2曲目から8曲目まで阿部裕之先生ご自身による解説文がCDのジャケットの中に書かれております。とても分かりやすくインスピレーションが広がってまいります。是非お読み下さい。


ラヴェル「高雅にして感傷的なワルツ~谷 真子♬
ラヴェル 鏡より 1.蛾 3.海原の小舟 4.道化師の朝の歌♫~谷真子


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プロフィール

谷真子 masakotani

Author:谷真子 masakotani
東京音楽大学卒業

ADRESS
奈良市学園前

ピアニスト谷真子公式サイト
http://masakotani.co
奈良市学園前 谷真子ピアノ教室 教室ブログ「musica」
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