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2019_08
19
(Mon)15:11

ホルベア組曲

グリーグのホルベア組曲という曲があります。

弦楽合奏による曲として、有名ですが、元は、ピアノ曲として、作曲されたそうです。

北欧のピアニストの、フィンランドの風景と記事を読む機会がありました。

この曲も、北欧の晴れやかな空を思わせる曲です。



a_blt018.gif次回コンサートのお知らせ
【日時】2019年9月16日(月) 開演17時(開場16:30)
【コンサート名】ジョイント・コンサート パリ国立高等音楽院 イブ・アンリ教授を客演に迎えて
【プログラム】 ラヴェル ラ・ヴァルス(谷真子ピアノ・ソロ)
【主催】 The Music Center Japan 後援:(株)ベヒシュタイン・ジャパン
【入場料】 3000円
【お問い合わせ】 Tel 0797-55-0730(The Music Center Japan)

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2017_03
17
(Fri)09:52

グリーグ 抒情小曲集/Grieg Lyriske smastykker

グリーグ(1843~1907)の抒情小曲集は1867年から1903年にかけて作曲され全66曲からなるピアノ曲集で全部で第10集まであります。

第1集 作品12
1867年に出版されました。 ニーナ・ハーゲルップと結婚した年で、翌1868年にピアノ協奏曲を作曲するなど、創作意欲の充実した時期です。 後の作品集と比較すると、音形は単純で、複雑な技巧は必要とせず、初心者の教材として良く用いられますが、すでにグリーグらしさは発揮されております。
アリエッタ
ワルツ
夜警の歌
妖精の踊り
民謡
ノルウェーの旋律
アルバムの綴り(アルバムリーフ)
祖国の歌

第2集 作品38
1883年に出版されました。 第1集から16年経っております。 ピアノ協奏曲、『ペール・ギュント』の音楽で名声を確立しておりましたが、、以降ピアノや歌曲、室内楽作品等を中心に手がけるようになっていきます。
子守り歌
民謡
メロディ
ハリング(ノルウェー舞曲)
飛びはね踊り
エレジー
ワルツ
カノン

第3集 作品43
1884年に作曲されましたが、出版は1886年です。 ヨーロッパ各地への演奏旅行の合間に書かれた曲で、全体的に春の喜びに溢れております。
ちょうちょう(蝶々)
孤独なさすらい人
故郷にて
小鳥
愛の歌
春に寄す

第4集 作品47
1888年の出版です。 「アルバムの綴り」、「ハリング」、「飛び跳ね踊り」等、他の曲集と重複する名前の曲があります。
即興的ワルツ
アルバムの綴り
メロディ
ハリング
メランコリー
飛びはね踊り
悲歌(エレジー)

第5集 作品54
1891年に出版されました。 完成度の高い作品で、最初の4曲はグリーグにより「抒情組曲」として管弦楽へ編曲されております。
羊飼いの少年
ノルウェーの農民行進曲
小人の行進
夜想曲
スケルツォ
鐘の音

第6集 作品57
1893年に出版されました。 フランスの保養地マントンで作曲され、祖国への郷愁とヨーロッパ的なスタイルが同居している作品です。
過ぎ去った日々
ガーデ(ゲーゼ)
幻影
秘密
彼女は踊る
郷愁

第7集 作品62
1895年に出版されました。 トロルドハウゲンで作曲され、体調が次第に悪化していった時期の作品です。
風の精
感謝
フランス風セレナード
小川
夢想
家路

第8集 作品65
1896年に出版されました。
青春の日々から
農民の歌
憂うつ
サロン
バラード調で
トロルドハウゲンの婚礼の日

第9集 作品68
1898年に書かれ1899年に出版されました。 2~3分の小さな曲ばかりです。
水夫の歌
おばあさんのメヌエット
あなたのそばに
山の夕べ
ゆりかごの歌
憂うつなワルツ

第10集 作品71
1901年5月に作曲されました。
パック
昔々
夏の夕べ
小妖精
森の静けさ
ハリング
過去
余韻

グリーグ 抒情小曲集から♫~ギレリス
グリーグ 抒情小曲集から♫~リヒテル


ピアニスト谷真子公式サイト
2016_07
29
(Fri)09:19

グリーグ ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24/Grieg Ballade i form av variasjoner over en norsk folketone g-moll Op.24

「ノルウエー民謡による変奏曲形式のバラード」はグリーグ(1843~1907)が作曲したピアノ曲で単に「バラード」とも呼ばれます。

グリーグの代表作「ペール・ギュント」が完成された1875年から1876年にかけて作曲されたピアノ曲で、主題として使用されているノルウエー民謡は、ノルウエーの作曲家リンデマンが採取したヴァルドレス地方の民謡「北国の農民」で、グリーグはそれを主題とし14の変奏とコーダを作曲しております。

グリーグのピアノ作品の中では初期のもので、ピアノ・ソナタ同様頻繁には演奏されないものですが、作曲当時は両親を亡くし妻とも不仲、また自身の大作への創作能力にも疑問を持っていたため、グリーグのピアノ作品中最も野心的な作品だとも言われており、演奏に際しては構成力が求められます。

グリーグ バラード♫~ボレット
グリーグ バラード♫~チッコリーニ


ピアニスト谷真子公式サイト
2016_07
29
(Fri)09:19

グリーグ ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24/Grieg Ballade i form av variasjoner over en norsk folketone g-moll Op.24

「ノルウエー民謡による変奏曲形式のバラード」はグリーグ(1843~1907)が作曲したピアノ曲で単に「バラード」とも呼ばれます。

グリーグの代表作「ペール・ギュント」が完成された1875年から1876年にかけて作曲されたピアノ曲で、主題として使用されているノルウエー民謡は、ノルウエーの作曲家リンデマンが採取したヴァルドレス地方の民謡「北国の農民」で、グリーグはそれを主題とし14の変奏とコーダを作曲しております。

グリーグのピアノ作品の中では初期のもので、ピアノ・ソナタ同様頻繁には演奏されないものですが、作曲当時は両親を亡くし妻とも不仲、また自身の大作への創作能力にも疑問を持っていたため、グリーグのピアノ作品中最も野心的な作品だとも言われており、演奏に際しては構成力が求められます。

グリーグ バラード♫~ボレット
グリーグ バラード♫~チッコリーニ


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2016_07
27
(Wed)11:30

グリーグ ピアノ・ソナタ ホ短調 作品7/Grieg Klaviersonate e-moll Op.7

「ピアノ・ソナタホ短調作品7」はノルウエーの作曲家グリーグ(1843~1907)が作曲した唯一のピアノ・ソナタで創作の最初の頃に作曲されました。

ドイツのライプツィヒ音楽院で学んだグリーグは1862年に卒業すると母国ノルウエーに戻りピアニスト・作曲家として活動を始めます。

1863年にデンマークの作曲家ニルス・ゲーゼを訪問するためコペンハ―ゲンに行きしばらく同地に住みますが、同地でノルウエーの作曲家リカルド・ノルドロークと知り合います。 グリーグはノルドロークの影響を受けて国民主義的な音楽を書くことを決心致します。

このピアノ・ソナタはそれから2年ほど経った1865年に作曲されましたが、このソナタにはさほどノルウエー的なものは強く示されてはおりませんが、旋律の端々にはグリーグの後の作品に聴かれるような彼らしい特徴が見られます。

全4楽章の構成ですがめったに演奏されない作品です。

グリーグ自身が1903年5月2日パリで第3,4楽章を録音しておりアンスネスやグールドも録音しております。

グリーグ ピアノ・ソナタ第3楽章♫~グリーグ
グリーグ ピアノ・ソナタ第4楽章♫~グリーグ
グリーグ ピアノ・ソナタ♫~グールド
グリーグ ピアノ・ソナタ♫~ラローチャ
グリーグ ピアノ・ソナタ♫~ギンズブルク