2015_10
31
(Sat)20:19

若手指揮者垣内悠希さんのコンサートを聴きに行ってまいりました。

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モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

京都コンサートホール
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指揮者の垣内悠希さんと
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京都ライトハウスチャリティコンサートというコンサートを聴きに京都コンサートホールへ行ってまいりました。 指揮者は今人気上昇中の若手指揮者の垣内悠希さんです。

垣内悠希さんは2011年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝されたウイーン在住の俊英の指揮者の方です。 東京芸術大学楽理科を卒業された後、ウイーン音楽大学指揮科を首席で卒業された今その将来が最も嘱望される指揮者のお一人です。

ウイーンでいかに研鑽を積まれていらっしゃるかが音楽を通して内面から伝わってまいる指揮で大変深い感銘を受けました。 これからも世界の檜舞台で活躍なさっていかれる事と存じますが、楽しみにさせて頂いております。

さてプログラムですがスメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲、シベリウス:「ヴァイオリン協奏曲」、ドヴォルザーク:交響曲第9番でした。 ヴァイオリンのソリストは吉田南さんです。

その中でシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」とドヴォルザークの「交響曲第9番」について書いて見ようと思います。 

<シベリウス ヴァイオリン協奏曲 二短調 作品47>
シベリウス(1865~1957)はフィンランドを代表する作曲家ですが、この「ヴァイオリン・コンチェルト 二短調 作品47」は1903年に作曲され翌年ヘルシンキで初演されました。 しかし評判が良くなく、初演後初めてブラームスのヴァイオリン・コンチェルトを聴いたシベリウスは、そのシンフォ二ー的な響きに感銘を受け1905年に改訂稿を書き、現在はこの改訂稿が演奏されております。

このコンチェルトは独奏者の名人芸的な技巧を誇示する協奏曲というよりは、オーケストラと独奏者が対等に渡り合う室内楽的な書法が垣間見え、シベリウスの比較的初期の作品(ロマン派的)ではありますが、シベリウスの以降の作風(古典派的、印象派的)を暗示する存在の作品となっております。

しかしヴァイオリニストを目指していたシベリウスらしくヴァイオリンの難しい技巧も随所にあり演奏は容易な作品ではありません。

第1楽章の冒頭はシベリウス自身が「極寒の北の空を悠然と舞う鷲のように」と言っておりますが、そのスケール感は並ぶ作品のないくらい壮大な楽章です。

第3楽章はティンパ二ーや弦の刻むリズムに乗りながら、ヴァイオリンがその技巧性を発揮して、華やかな主題とリズミックな主題が繰り返され華麗に終わります。

第3楽章をチャイコフスキー・コンクールの覇者の♫諏訪内晶子さんの演奏♫にリンクしてお届け致します。
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<ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」>
交響曲第9番はボヘミア出身のドヴォルザーク(1841~1904)が1893年に作曲した最後のシンフォ二ーです。

ドヴォルザークは1892年ニューヨークのナショナル音楽院の院長で招かれ1895年までアメリカに滞在します。 その間に作曲された代表的な作品が弦楽四重奏曲「アメリカ」やこの交響曲第9番です。

ドヴォルザークがアメリカの二グロ・スピリチュアルやインディアンの音楽に刺激を受けた事は確かだと思いますが、ドヴォルザークは友人の指揮者に「私はアメリカの旋律の精神を書こうとした。」と手紙に書いており、故郷ボヘミアへの郷愁と相まってこの当時は傑作が多く作曲されております。

第2楽章のイングリッシュホルンによる主題は「家路」として日本でも広く知られております。

<参考ブログ>
ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番、第13番
中学生の時訪れたプラハについて

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ドヴォルザーク 交響曲第9番~クーベリック指揮、チェコフィル・ハーモニー
2015_10
30
(Fri)06:13

シューベルト「アルぺジョーネ・ソナタ」

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モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

今日はシューベルトが1824年に作曲した「アルぺジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D.821」について書きます。 この作品は当時使用されていたアルぺジョーネという楽器のために書かれたシューベルトの現存する唯一の作品です。

アルぺジョーネについては追記で書きます。

シューベルトの死後1871年に出版された頃にはアルぺジョーネは使用されておらず、現在ではチェロやヴィオラで代用されて演奏される事が多いのですが、編曲の際アーティキュレーションが手直しされる事が多く、チェロにとっては高音域の演奏が非常に困難でチェロの難曲と言われております。

現在ではアルぺジョーネは復元されておりますが、奏者は少なくアルぺジョーネを用いての演奏はほとんど行われておりません。 そのような中で珍しいCDをご紹介致します。 ピアノフォルテはパウル バドゥーラ=スコダ、アルぺジョーネはニコラ・デルタイユによるものですが、古楽器による音色に心癒されるCDです。

シューベルト アルぺージョ・ソナタCDご紹介♪~アルぺジョーネの楽器を使用して
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シューベルト 「アルぺジョーネ・ソナタ D.821」♫~ニコラ・デルタイユ(アルぺジョーネ)、Alain Roudier(ピアノフォルテ1828)(No.1)
シューベルト 「アルぺジョーネ・ソナタ D.821」♫~同上(No.2)





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シューベルト:アルぺジョーネ・ソナタ~ロストロポーヴィチ(チェロ)、ブリテン(ピアノ)

シューベルト 「アルぺジョーネ・ソナタ D.821」♫~PERENYI(チェロ)、SCHIFF(ピアノ

この曲と同時期に作曲された作品に弦楽四重奏曲「死と乙女」がありますが、この頃シューベルトは重い病気を患っており、この曲も全体が暗い雰囲気に覆われております。 しかし綺麗な名曲ですので愛聴される方は多いようです。


***追記***
arpeggione(アルぺジョーネ)は1823年から1824年にかけてウイーンで発明された6弦の弦楽器です。 弓で演奏致しますが24のフレットも合わせ持っておりギターの特徴も持っております。 現在は楽器は復元はされておりますが奏者は大変少なく、チェロやビオラで代用される事が多いです。 しかしシューベルトの意図を完全に再現しようと試みると、やはりアルぺジョーネを使用するのが本来は一番ふさわしいのではないかと思います。 


明日は京都コンサートホールへシベリウスの「ヴァイオリン・コンチェルト」やドヴォルザークの「新世界」を聴きにまいりますので帰宅後その感想をアップ致します。 指揮者は今人気上昇中の新進気鋭の若手指揮者でウイーン在住の垣内悠希さんです。 実は現在私が通っている大学院の非常勤講師で垣内悠希さんのお父様が授業を開講されており、私はお父様の授業を受けた事がございます。 そのご縁で今回ご案内を頂き初めて聴きに伺います。 大変楽しみにさせて頂いております。

↓垣内悠希さんプロフィール
http://amati-tokyo.com/artist/post-9.html
2015_10
29
(Thu)06:05

湿度とピアノ

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私は練習にウイ―ン製のピアノのベーゼンドルファー200を使用しておりますが、ここのところ気候の温暖差や湿度の変化により、
ピアノのハンマー部分に水蒸気が付き、ハンマーの動きが鈍くなっているようです。

ベーゼンドルファーはヨーロッパの気候に合わせて作られているため、湿度の高い時期にはピアノが湿気で音がこもったようになります。

ピアノの環境のためには、温度と湿度を年中一定に保つのがベストなため私もそう心がけてはおりますが、気候が不安定だとピアノの音色も天候によって日々変わってまいります。

部屋の湿度は60%を目安にしており、今は除湿器もフル稼働しております。
除湿器は普通の家庭用のものを使用しております。

私の所有するベーゼンドルァーは、ピアノのフレームの木の部分はイタリアの木が使用されており、ピアノのアクションの部分はオーストリア製です。 購入時に(元)日本ベーゼドルファー社の方が調べて下さいました。 ピアノの音が共鳴する木の部分をイタリアの木を使用しているため、割と音量が出て、カラッとして明るい音が致します。

私が幼少の頃より使っているグランドピアノはベーゼンドルファーのピアノで3台目です。 一台目は導入の時期にヤマハのG1を両親に買ってもらいました。 次は、小学生の頃ヤマハのC5のピアノに買い換えました。 このピアノも普段の練習量が多かったため、調律師さんに「これは弾きつぶしてしまうでしょうね。」と言われ、弦が頻繁に切れるようになりました。

高校1年生の頃に母方の祖父にベーゼンドルファーを買ってもらいそれで練習するようになりました。 良い楽器から直接学ぶことは多いと思います。

現在レッスン用に使用しているピアノはヤマハのC3のピアノで、大学生の時に東京のマンションで練習用に買ってもらったものです。 こちらが4台目のピアノになります。 ヤマハ池袋店の方が、ピアノを5台用意して下さり、その中から自分の好きな音色のピアノを選びました。 室内楽に向いているような、ベーゼンドルファーに近い弦楽器のような音が致しますので手放すのが惜しく、東京から実家に持って帰ってきた私のお気に入りの一台です。

ピアノは生き物だと感じます。

ベーゼンドルファーは丈夫に出来ているため、ピアノの弦が切れにくいと言われておりますが、最近は消耗が激しく、よく弦が切れるようになってまいりました。

そろそろベーゼンドルファーを弾き始めて、20年ほど経ちますので、オーバーホール(ピアノの弦やアクション部分を新しいものに取りかえる)の時期が近づいているようです。


<参考ブログ>
B-tech Japan(ベーゼンドルファー技術会社)に関するブログ





2015_10
28
(Wed)06:33

フランク「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調」、ラヴェル「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」

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モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

<フランク「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調」>

この曲は私が師事するピアニストの♪阿部裕之先生♪がヴァイオリニストの豊嶋泰嗣さんと2015年6月9日に大阪倶楽部で演奏された曲ですが、おふた方のビッグな演奏家の見事に息の合った圧巻の素晴らしい演奏でした。

さてセザール・フランク(1822~1890)はベルギー出身の作曲家・オルガニストですが、近代フランス音楽の語法を確立した大作曲家です。  しかしその才能にもかかわらず36歳から亡くなるまでパリのサント・クロティルド教会のオルガン奏者を務め慕って集まる人々に作曲を教え続け、その生涯は他の有名な音楽家たちに比べると地味で慎ましやかなものでした。

晩年になるとその作風は内面から輝きを増し、傑作はいずれも60歳を過ぎて書かれております。この「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調」も1886年に作曲されております。 

この曲は同郷の後輩のヴァイオリニスト・ウジェーヌ・イザイ(1851~1931)に献呈されておりイザイとその妻のボル・デ・ペーヌ夫人(ピアノ)によって作曲と同じ年の1886年に初演されております。 青年ヴァイオリニスト・イザイへの結婚のお祝いとして書かれたもので、フランクらしい「ささやかな手書き譜一束、わたしはここに心のすべてを込めました。」という献辞が添えられております。

4つの楽章を持つこのソナタは、ピアノはヴァイオリンの伴奏ではなく、またヴァイオリンも単なる独奏楽器として扱われておらず、ピアノとヴァイオリンの二重奏の大曲で、全曲を第1楽章の冒頭のヴァイオリンのメロディ<ニ~嬰へ~ニ>という3つの音符が基本的な役割を果たす循環形式をとっております。

心を打たれるこの名作は様々な演奏家からの要請で種々の編曲版が書かれております。 コルトーはピアノ独奏用に編曲しており、また「フルート・ソナタ」や「チェロ・ソナタ」もあり良く演奏されます。 またピアノ・パートがオーケストラに編曲されたコンチェルト版もありフランクの世界が更に壮大に展開されております。

名盤として知られているレコーディングにティボー(ヴァイオリン)、コルトー(ピアノ)があります。
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では私の好きなヴァイオリニストですがベルギーのヴァイオリニスト・グリュミュオーの演奏にリンクしたいと思います。 まだ聴かれた事のない方は是非この名曲を味わって頂きたいと思います。

フランク「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調」♫~Arthur Grumiaux(ヴァイオリン),Istvan Hajdu(ピアノ)(No.1)
フランク「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調」♫~同上(No.2)



<ラヴェル「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」>

この曲も同じく2015年6月9日阿部裕之先生と豊嶋泰嗣さんが演奏された曲ですが、第3楽章ではヴァイオリンの名人芸も聴く事ができ非常に楽しい曲です。

さてこの曲はラヴェルが1923年から1927年という年月をかけて作曲しておりラヴェル最後の室内楽曲でもあります。 ラヴェルは彼自身の言葉によると、「ヴァイオリンとピアノは本質的に相容れない楽器と考えており、無駄な音符を削るのにこれだけの年数がかかった」と断言しております。 ロマン派的な厚い和声の響きではなく、線的な透明な書法が基になっており、その線のデザインや音の色彩感が効いている曲です。

ラヴェルはこの曲を女流ヴァイオリニストのエレーヌ・ジュルダン・モランジュのために献呈しましたが、彼女は病気のため初演が叶わず、ラヴェルのピアノとエネスコのヴァイオリンで1927年パリで初演されました。

全3楽章から成り立っておりますが、1楽章はアレグレット、2楽章は「ブルース」、3楽章は「無窮動」となっており2楽章はラヴェルがしばしば訪れていたアメリカのニューヨークのナイトクラブのジャズの雰囲気が加味されており、3楽章はヴァイオリニストの超絶技巧が要求されるものとなっております。

では同じくグリュミュオーのヴァイオリン演奏にリンク致しますのでどうぞお楽しみ下さい。

ラヴェル「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」♫~Arthur Grumiaux(ヴァイオリン)、Istvan Hajdu(ピアノ)(No.1)
ラヴェル「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」♫~同上(No.2)





2015_10
27
(Tue)07:40

ショパン 「エチュ―ド Op.10, Op.25, 3つの新しい練習曲」 No.1

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モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

生徒さんの中で新しくショパンのエチュードを始められる方がいらっしゃいますので、今日はショパンのエチュードについて書いて見ようと思います。  ショパンの練習曲(エチュード)は全部で27曲ありますが、作品10と作品25と3つの新しい練習曲に分かれております。 作品10と作品25はそれぞれ12曲からできております。

ショパンの練習曲はツエルニーやクレメンティなどのように後進の指導を目的として書かれた、単にピアノの高度な演奏技巧を習得するための練習曲とは全く違います。

技巧の面ももちろん、たとえば鍵盤上の広い音域にわたって分散したアルぺジオ、3度、6度、8度の進行、半音階的移行の演奏法、リズムの対照、レガートやスタッカートの弾き分けなどの現代でも至難の難しさを持つ練習曲ではあります。 ショパンの練習曲が弾ければショパンの全てのピアノ曲は弾けると言われているくらい、そこにはショパンのあらゆる作品を征服する鍵が隠れております。

しかしその中に詩的情緒やロマン的な香りの究極の美の世界が表現されており、「その練習曲の中からいかに芸術性を引き出すか」と言う高い音楽性を演奏者に要求する第一級の芸術作品であると言えます。

1829年ショパンが友人に宛てた手紙の中で、この練習曲は自分独特の方法で書いたという自負を述べており、「卓越した技巧の練磨を目的とする練習曲の分野に溢れるばかりの詩情で彩りを添えたのだ」と自負する天才の自信を垣間みる事ができます。

ですからショパンのエチュードを演奏する場合には技巧はもちろんの事ですが、それだけではなく高度に洗練された感覚や音楽性が要求され、たとえ技巧が完璧に弾けてもこの練習曲の持っている音楽の独自の世界を表現するのは大変難しく、弾きこめば弾きこむ程味わいが深まるピアニストには必携の練習曲です。

私もショパンのエチュードは高校生の時に全曲お勉強は終わっておりますが、今でも毎日のように練習の前にはそれを取り出して何曲かずつ必ずさらいます。 

Op.10はショパンがまだポーランドにいた19歳の1829年からパリ初期の1832年にかけて作曲されており出版は翌1833年です。 フランツ・リストに献呈されております。 Op.25は1832年から1836年にかけて作曲され1837年に出版されておりダグー伯爵夫人に献呈されております。 3つの新しい練習曲は1839年に作られ翌年出版された「モシェレスとフェティス編集の練習曲集」の中に組み入れられております。 この3つの練習曲はOp.10やOp.25ほど大きくなく難しさも作品10や作品25に比べるとそれほどではありませんが叙情的な面が表れております。

親しまれている有名な愛称を書いてみます。
作品10-3(別れの曲)、作品10-5(黒鍵)、作品10-12(革命)、作品25-1(エオリアン・ハープ)、作品25-9(パピヨン)、作品25-11(木枯らし)~これらの愛称は全てショパンが付けたものではありません。

詳しいアドヴァイスはピアノを通してのレッスンでないと伝えきれないところがございますが、まずOp.10の方の楽譜の冒頭を掲載致します。(↓写真は全てクリックされると拡大致します。)
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Op.10-1
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Op10-2
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黒鍵のエチュードOp.10-5♫~辻井伸行さん
革命のエチュードOp.10-12♫~辻井伸行さん
辻井伸行さん公式サイト
(東京音楽大学付属高等学校出身の全盲のピアニストの方です。)

ショパン エチュード Op.10-1,10-2,10-3,10-4,10-12 Op.25-5,25-6,25-11♫~キーシン

ショパン エチュード Op.10より10曲♫~トリフォノフ



Op.25と3つの新しい練習曲の楽譜は続けて下↓のブログに掲載いたします。























2015_10
27
(Tue)07:35

ショパン 「エチュ―ド Op.10, Op.25, 3つの新しい練習曲」 No.2

ショパン 「エチュード」 第2稿目(第1稿目続き)

(↓写真は全てクリックされると拡大致します。)
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Op.25-1
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Op.25-2
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Op.25-3
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Op.25-4
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Op.25-5
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Op.25-6
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Op.25-9
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Op.25-10
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Op.25-11
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Op.25-12
1
3つの新しいエチュードNo.1
2
3つの新しいエチュードNo2
3
3つの新しいエチュードNo3


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木枯らしのエチュードOp.25-11♫~ポリーニ(スコア付き)

ショパン エチュード Op.25 全曲♫~トリフォノフ



明日は2015年6月9日、大阪倶楽部で阿部裕之先生がヴァイオりニストの豊嶋泰嗣さんと共演なさったフランクの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調」とラヴエルの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ}について書きます。










2015_10
25
(Sun)15:39

第69回全日本学生音楽コンクール大阪大会本選小学校の部結果お知らせ

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第69回全日本学生音楽コンクール♪大阪大会本選小学校の部結果をお知らせ致します。 氏名と学校名は明日の毎日新聞の朝刊に掲載されます。

第1位     近藤里咲さん 堺市立泉北高倉小学校6年
第2位     岡部祐奈さん 金沢市立泉小学校6年
第3位     森本隼太さん 京都教育大附属桃山小学校5年

大阪大会審査員一覧

(↓写真は全てクリックされると拡大致します。)
開催ホール ザ・フェ二ックスホール
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今回、第69回大会に審査員で入っていらっしゃる私が現在師事する♪阿部裕之先生♪は私が入選・入賞した小6と中1の第47回・第48回大会の時も審査員で入っておられました。

第47回本選プログラム
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第48回本選プログラム
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第69回本選プログラムとピアノ部門審査員の方のお写真(阿部裕之先生も入っていらっしゃいます。)
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中学校の部、高校の部の結果はMainichi-Classicのブログで公開され次第掲載致します。

















2015_10
25
(Sun)08:27

第84回日本音楽コンクール本選会結果お知らせ

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

第84回日本音楽コンクール♪本選会の結果を掲載致します。
(↓クリックされると拡大されます。)
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(2015,10,25毎日新聞朝刊より)

第1位  黒岩航紀さん   東京芸大大学院
第2位  黒田哲平さん   桐朋女子高(男女共学)3年
第3位  五十嵐薫子さん  桐朋学園大学3年
入選   鉄百合奈さん   東京芸大大学院

岩谷賞(聴衆賞) 黒田哲平さん

審査員

おめでとうございました。
皆さん益々の研鑽を積まれ世界を代表するピアニストになっていかれる事を期待申し上げております。



2015_10
25
(Sun)06:20

ベートーヴェン:「創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 作品34」

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

作品34以前の変奏曲はベートーヴェンが私的機会に披露したものであり作品番号が付いておりませんが、1802年に書かれたこの作品34には初めて作品番号が付けられております。 またそれまでの変奏曲はオペラのアリアからのメロディが主題となっており手法も装飾的変奏の古典的手法ですが、この作品34の主題は主題が創作(自作)で書かれており、手法も性格変奏の色合いが濃い手法となっております。

この曲は作品35の「エロイカ変奏曲」と並行して作られており、ベートーヴェンの作風の一つの区切りを示唆する重要な作品でベートーヴェンの音楽語法の大きな転換点にあたる作品と言えるのではないかと思われます。 この事は1802年10月のベートーヴェン自身の手紙の中にもベートーヴェンがこの作品にいかに大きな自信をもっていたかという趣旨の内容が残されております。

<参考>
***装飾的変奏***
主題のハーモニー、メロディ、リズムを徐々に変化させ装飾していく変奏。 途中から聴いてもテーマが思い起こされる。
***性格変奏***
,主題の雰囲気は生かしながらもそれを自由に変奏させ、ファンタスティックにしていくもので途中から聴くと主題がイメージしにくい。

少し専門的なお話になりますが、構成も主題(ヘ長調)-第1変奏(ニ長調)-第2変奏(変ロ長調)-第3変奏(ト長調)-第4変奏(変ホ長調)-第5変奏(ハ短調)-第6変奏およびコーダ(ヘ長調)と各変奏ごとに3度ずつ下行していく当時としては非常に斬新な構成となっております。

ベートーヴェンについての参考ブログ♪も合わせてお読み頂けたらと思います。

ベートーヴェン「創作主題による6つの変奏曲」の楽譜(小6)
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主題(楽譜は全てクリックされると拡大されます。)
テーマ
第1変奏
V.1
第2変奏
V.2
第3変奏
V.3
第4変奏
V.4
第5変奏
V.5
第6変奏
V.6
コーダ
コーダ

ベートーヴェン:「創作主題による6つの変奏曲 へ長調 作品34」♫~Masako Tani(小6)



<追記>
アルフレッド・ブレンデルのベートーヴェン変奏曲集CDに収録されている変奏曲
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CD1
15 Variations on a Theme from "Orometheus", Op.35 in E flat major "Eroica"
5 Variations on "Rule Britannia"
7 Variations on "God Save The King"
12 Variations on a Russian Dance from Wranitsky's Ballet "Das Waldmadchen"
6 Variations on an Original Theme
6 Variations on a Theme from "Ruins of Athens"
CD2
32 Variations on an Original Theme
7 Variations from Winter's Opera "Das unterbrochene Opferfest"
24 Variations on Righini's Air "Venni amore"
6 Variations on the Duet from Paisello's "La Molinara"
8 Variations on Sussmayr's Themes "Tandeln und Scherzen"
13 Variations on Dittersdorf's Air "Es war einmal ein alter Mann"
10 Variations on Salieri's Air "La stessa, la stessissima"
CD3
6 Easy Variations on a Swiss Air
9 Variations on Paisello's Air "Quant'e piu bello"
6 Variations on an Original Theme
8 Variations on Gretry's Air "Un fievre brulante"
CD4
33 Variations on a Waltz by Diabelli

この中で大変綺麗な一曲をご紹介致します。 読譜は比較的容易だと思いますので是非トライしてみられる事をお勧めいたします。

イギリス国歌「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲 WoO.78♫~ジョルジュ・シフラ
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2015_10
24
(Sat)06:08

第84回日本音楽コンクール本選会お知らせと演奏曲目(東京オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアル)

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

本日10/24♪第84回日本音楽コンクール♪が東京オペラシティコンサートホールタケミツメモリアルで開催されます。  東京在住のピアノをお勉強なさっているお子さんで学校がお休みの方は、是非聴きに行かれる事をお勧め致します。 私がプライベートで師事する♪阿部裕之先生♪は第49回(1980年)日本音楽コンクールピアノ部門で第1位に輝いていらっしゃいます。
歴代入賞者一覧

本選出場者の演奏曲目をご紹介致します。 (4番の黒田哲平さんはまだ高校生です)

■10月24日(土) ピアノ部門    16:00開演
共演:梅田俊明指揮 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(1)鐵 百合奈(てつ・ゆりな)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23

(2)五十嵐薫子(いがらし・かおるこ)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30

(3)黒岩航紀(くろいわ・こうき)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30

(4)黒田哲平(くろだ・てっぺい)
ラフマニノフ : ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
2015_10
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(Fri)06:06

第17回ショパン国際ピアノコンクール表彰式のプレゼンテーターとしてゲルジョード先生が登壇なさいました。

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

第17回ショパン国際ピアノコンクールの表彰式(51:45~)♪のポロネーズ賞の受賞者SENG-JIN CHO(チョ・ソンジン)~今回の覇者でもあります~へのプレゼンテーターとして♪ゲルジョード先生♪が登壇なさいました。 お元気そうで大変嬉しく思います。

ゲルジョード先生と(中1)
旧ワルシャワ音楽院元院長・元ショパンコンクール審査委員長ゲルジョード先生記事♪~私の中学生時代の思い出
ゲルジョード先生ショパン演奏

2015_10
23
(Fri)06:05

ショパン国際ピアノコンクールのチューナーMr. Szymon Jasnowskiのお話(NOT ONE STRING HAS BROKEN YET)~意訳添付

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

ショパン国際ピアノコンクールのコンサート・チューナーの方がチューナーのお仕事についてお話をなさっておられます。 記事と意訳を掲載致します。

NOT ONE STRING HAS BROKEN YET
10.10.2015

How many tuners work at the Chopin Competition? How often are the pianos played by the contestants tuned?
Tuner Szymon Jasnowski talks about his work at the Chopin Competition:

This is now the third Competition with which I have worked. As a tuner and piano building technician, I am responsible for the Steinway piano, together with Jarosław Bednarski. The instrument is the property of the Warsaw Philharmonic, which always buys a new piano before every Competition. Obviously, an appropriate amount of time in advance: it needs to be ‘broken in’ for at least a year.

I am on duty around the clock. I am also responsible for the work of the technicians from Kawai, Fazioli and Yamaha. We only have time to prepare an instrument after 11:00 PM. I am speaking here not only of tuning, but also of regulating the keyboard mechanism, as well as the hammer and pedal mechanisms. And on top of that, correction of sound, i.e. intonation. During the auditions, we have literally only a moment to correct anything. It seems to some that this is easy work. But it is associated with enormous stress. We are not visible, but we are very much affected by everything. Sometimes we also have to be psychologists. The pianist often arrives nervous. His or her behavior does not always attest to an instrument’s inadequacies; sometimes, it is a symptom of normal tiredness. We have to be at their beck and call; we have to give participants a feeling of security.
Some pianists complain that the keyboard is too hard; others, that the sound is too harsh or – on the contrary – too gentle, too dark. There are also some who will say that a piano is good for nothing. Then we really have to think about what is really going on. Which does not mean that the participant won’t change their mind later. Sometimes they say something completely different after two hours. This shows what great emotions and stress accompany the Competition.

At the competitions with which I have worked, not one string has broken yet. No doubt because the pianos here are about a year old. If they were older, that could be a different matter.

Article from Chopin Courier


+++意訳+++

<今だに一本の弦も切れた事はありません。>
ショパン国際ピアノコンクールでは何人のチューナーの方がお仕事をしているのでしょうか?
出場者が使用するピアノはどのくらいの頻度で調律されるのでしょうか?
コンサート・チューナーの♪Mr. Szymon Jasnouski♪がコンクールでの彼の仕事について話してくれました。

~Mr. Szymon Jasnouskiのお話~
ショパン国際ピアノコンクールで仕事をするのはこれが三度目です。 一人のチューナーが一台のピアノに責任をもちますので、私はJaroslaw Bednarskiと一緒にスタインウエイのピアノに対して責任を持っております。 

ピアノはワルシャワ・フィルの所有するものですが、コンクールが始まる前にはいつも新しいピアノを購入致します。 (しかし直前に購入するわけではありません。) (ピアノが鳴るための)あらかじめ必要な時間を計算して~少なくとも1年間は使い込まなければいけませんね。

私はコンクールの間は無休の勤務になります。 私はカワイ、ファツィオーリ、ヤマハの技術者の仕事についてもまた責任を持たされております。 楽器の調整をする時間は午後11:00を過ぎてからしか与えられておりません。   

調律についてばかりではなく、鍵盤のメカニズムの調整について~ハンマーやペダルのメカニズムの調整はもちろんの事ですが~お話致しましょう。 そして一番大事な事はcorrection of sound(音の修正)つまりイントネーションの調整についてですね。。 我々はコンクールの行なわれている時間はそれらを何一つ調整する時間はないのです(午後11時以降のみ)。 

それらは(調律・整音・調整等)は簡単な仕事のように思われるかもしれませんが、非常なストレスを伴う仕事です。 visible(目で見えるもの)なものではなくありとあらゆるものに大きく影響されるからです。 ある時は我々はまた心理学者でもなければならないのです。 ピアニストは時々緊張の極致に達します。 ピアニストの態度が必ずしもその楽器の調整の不十分さを証明しているとは限りません。 時にはそれはピアニストにとってノーマルな疲労度を暗示している場合もあります。 我々はピアニストの言いなりになってやらなくてはならないのです。 出場者に安心感を与えてあげる必要が我々にはあります。

あるピアニスト達は鍵盤が非常に硬いと不満を申します。 またあるピアニスト達は響きが非常に荒く耳障りだと申します。 また反対に非常に優しすぎる、暗すぎると。 またピアノに触らないで欲しいと申すピアニストもおります。 そういう時、我々は実際にはピアノがどういう状態にあるのかについて考えなくてはいけません。 出場者があとで自分の考えを変えない保障はないからです。 時には彼らは2時間後には全く違った事を言う場合もあります。 これはコンクールにはgreat emotions(感情の起伏)と大きなストレスが伴っているという事を意味します。

私が仕事をしたショパンコンクールでまだ一度も弦が切れた事はありません。 それはこのコンクールで使用されるピアノは1年くらいしか使われていない新しいピアノであるということがその理由である事は間違いありません。 もしそれらがもっと古いピアノであったら違ったようになっていると思います。

インタビュア Eliza Orzechowska
Chopin Courierの記事より


*****
ピアノという楽器は道具にすぎません。 それを動かすピアニスト、調整する技術の人、そういう人達がいて初めてピアノは芸術を奏でる事ができるのです。 私がお世話になっているチューナーの菊池和明さんのお仕事の様子の写真を掲載いたします。 また♪関連ブログ♪も合わせてお読み頂けたらと思います。

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B-tech Japan


 

 

2015_10
22
(Thu)07:10

バッハ「イタリア協奏曲」へ長調BWV971

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

Johann Sebastian Bach(1685~1750)は日本では「音楽の父」と呼ばれ西洋音楽の始祖に位置づけられ西洋音楽の基礎を作った作曲家と評されていますが、バロック音楽研究者の間ではバロック音楽を集大成させた作曲家としてバロック時代の最後尾に置かれております。

そのバッハが1735年出版した「クラヴィーア練習曲集・第2部」には「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」の2曲が収められております。
「イタリア協奏曲へ長調BWV971」
Concerto nach Italienischem Gusto(イタリア趣味による協奏曲)
「フランス風序曲ロ短調BWV831」
Ouverture nach Franzosicher Art(フランス様式による序曲)

今日は♫「イタリア協奏曲」♫について書いてみます。

この曲はチェンバロ独奏による急ー緩ー急という3楽章の協奏曲ですが、形式はイタリアのコンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)の形式を取り入れており、独奏部と総奏部の違いを2段鍵盤式チェンバロで表現しようとしております。
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バッハには珍しく強弱記号もきちんと記入されており、明るい1楽章、右手がアリアを奏でる2楽章、プレストで走る3楽章とその対照も見事で、バッハの音楽を批判したヨハン・アドルフ・シャイベ(1706~1776)も「単一の楽器で演奏する協奏曲の最大で最高の曲」とこの曲は褒めております。

この曲は中学1年の時、全日本学生音楽コンクール大阪大会予選で演奏した曲ですが、その時の楽譜等を掲載致します。
↓第1楽章(クリックされると拡大致します。)
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↓第2楽章(クリックされると拡大致します。)
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↓第3楽章(クリックされると拡大致します。)
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↓第1楽章についての私の中1の時のメモ(クリックされると拡大致します。)
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<参考ブログ>
第48回全日本学生音楽コンクール大阪大会の思い出
故片岡みどり先生(当時相愛大学名誉教授)の思い出
バッハ イタリア協奏曲の思い出

バッハ イタリア協奏曲♫~ガブリリュク
イタリア協奏曲(チェンバロ)♫~Celine Frisch
(チェンバロ演奏の映像ですが、奏者の手元が映っていますので二段鍵盤で弾くイタリア協奏曲のイメージが良く分かります。)


+++チェンバロ+++
Cembalo(独)
clavicembalo(伊)
harpsicord(英)
clavecin(仏)
チェンバロは鍵盤を用いて弦をはじかせ発音する楽器です。
各国呼び方が違いますが、皆同じ楽器を指しています。 ちなみにクラヴィーアとは鍵盤楽器の総称の事です。 クラヴィーアにはチェンバロ、クラビコード、ピアノフォルテなどいろいろな楽器があります。

+++1996年鍵盤楽器の楽しみ(NHK-BS放映)~(元)日本ベーゼンドルファー社後援+++
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(↑クリックされると拡大致します。)


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アントン・ワルター(レプリカ)

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ジョン・ブロード・ウッド(1814年)

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プレイエル(1840年)

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ベーゼンドルファー(1858年)

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エラール(1903年)

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ベーゼンドルファー(1895年)

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フレミッシュハープシコード デュルケン 1745年モデル

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↑ショパンが描いた風景画(鉛筆画)~クリックされると拡大致します。

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↑ベートーヴェンがブロードウッドに宛てた手紙(1818年)~クリックされると拡大致します。







 




2015_10
21
(Wed)12:15

11月8日ベルギーのヴァイオリニストの方とコンサートを行います。

INFORMATION
ハイドン

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11月8日ベルギーのヴァイオリニストの♪ダニエル・ルービンシュタイン♪さんとコンサートを行います。

日時  2015年11月8日(日) 開演14:00(開場13:30)
場所  Salon Classic(芦屋市東芦屋町3-9)
お申込み  ♪サロン・クラシック

プログラム(変更があります。)
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エルガー 愛の挨拶
クライスラー 愛の喜び、 愛の悲しみ
マスネ タイスの瞑想曲
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5番 第1楽章

プロフィール
(クリックされると拡大されます。)
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Masako Tani(谷真子)
3歳よりピアノを始める。 10歳でハイドンのピアノ協奏曲二長調をオーケストラと共演。 小5で第9回日本ピアノ教育連盟ピアノ・オーディションA部門全国優秀者演奏会出場。 第47回全日本学生音楽コンクール大阪大会小学校の部入選(小6).。 第48回全日本学生音楽コンクール大阪大会中学校の部入賞(中1)。 これまでにカジミエール・ゲルジョード、アキュールズ・デッレ・ヴィーネ、イヴ・アンリ等諸氏のマスター・クラスを受講。 現在京都在住♪ピアニスト阿部裕之氏♪にプライベートで師事。


サロン・コンサートですのでお気軽にお越し下さいませ。 他に声楽のプログラムもございます。 日曜日の午後のひとときクラシック音楽をゆっくり楽しんで頂けたらと思います。


2015_10
21
(Wed)08:28

第17回ショパン国際ピアノコンクール SEONG-JIN CHO 第1位 CONGRATULATIONS!

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

日本時間19日のグランド・フィナーレの模様♫にリンク致します。
①(SENG-JIN CHO)17:45~ ②1:07:45~ ③(JAPAN)2:19:45~ ④3:08:08~

日本時間20日のグランド・フィナーレの模様♫にリンク致します。
①19:10~ ②1:04;30~ ③2:15:55~

日本時間21日のグランド・フィナーレの模様♫にリンク致します。
①17:30~ ②54:20~ ③2:07:50~

<結果発表>

Seong-Jin Cho 第1位 Congratulations!

結果公式発表

益々の研鑽を積まれて歴史に名を残す大ピアニストになって行かれる事を願っております。
おめでとうございました。

 











2015_10
20
(Tue)08:29

ポーランド共和国大統領アンジェイ・ドゥダ氏のコメント「Finding the soul in Chopin](意訳添付)

ショパン

17日ショパン国際ピアノコンクールのファイナリストや関係者の皆さんがワルシャワの大統領邸を表敬訪問され大統領ご夫妻は大変お喜びになられたようです。 歓待に使われた部屋はショパンが8才の時初めて公の席で演奏会を行った部屋だそうです。 意訳ですが書いておきます。

‘I am enormously moved that my wife and I have been honored with the presence of such distinguished persons at the Presidential Palace: wonderful artists which this room has not seen in such numbers in many years. We are meeting before the finals of the Chopin International Competition, on a distinguished day and in a distinguished place. […] This is the room in which the first concert of our most wonderful composer took place. It is here that the eight-year-old Fryderyk Chopin made his debut before an audience. […] Hidden in Chopin’s music is a special quality. It is this quality, expressed by the young pianists, which is in reality the object of the jury’s assessment. I think that the point is not playing technique, because you are all wonderful pianists and virtuosi, but rather that peculiar character of Chopin’s music. […] I see in it grain undulating in Polish fields, grass bending with the wind in the meadows, I feel in it the rhythm of the fight for freedom, the desire for an independent Poland. And it is this that is the most extraordinary in the music of Fryderyk Chopin: that everyone hears in it something dictated to him or her by the heart, that is associated with his or her country, with his or her life, with something that surrounds him or her. It is awkward for me to say this in the company of such superb connoisseurs of Chopin’s music. But I must admit to you that in my personal life, this means that his music has a soul. Each performer fills out that soul in his or her own way. […] At the Competition, performers from all over the world appear, but each one gives Chopin’s music his or her character, expresses his or her own peculiar emotions. Probably it is for this reason that not only specialists, not only Poles, but people all over the world love the Chopin Competition so much.’

++意訳++

大統領官邸にこのように著名な方々をお招きできる栄誉にあずかれて私と妻は大変感動致しております。 今までにこんなに多くの素晴らしい芸術家をこの部屋にお招きした事はございません。 ショパンコンクールのファイナルの前ですが、今日という特別な日(ショパンの166回目の命日)に特別な部屋で私たちはお目にかかっているのです。

この部屋は我々の最も愛する作曲家が8歳で初めてコンサートを行った場所です。 8歳のF.ショパンが聴衆の前で初めてデビューコンサートを行ったのがこの部屋です。 

ショパンの音楽には表現できない気品がございます。 その気品が~今若きピアニスト達によって表現されておりますが~審査員のジャッジの基準とする所です。 私は思うのですが、そのポイントはテクニックの問題ではないと思うのです。 なぜならあなた方はすでに皆全員素晴らしいテクニックをお持ちのピアニストでいらっしゃるからです。 それよりもむしろショパンの音楽には特別のものが隠されていると思うのです。

私にはショパンの音楽の中にポーランドの大地に波打つ穀物畑や草地で風になびく草が見えるのです。 私にはショパンの音楽の中に「自由への戦い」や「独立国ポーランドへの渇望」のリズムが見えるのです。 そしてこれがショパンの音楽が他の作曲家と違う所です。

誰でもがショパンの音楽を聴くと心を動かされるものがあります。 我が祖国を、我が人生を、そしてまわりの何かを思い起こします。 これは「ショパンの音楽は魂を持っている」のだと皆様方に言わせて頂きたいのです。 それぞれの演奏者の方々がそれぞれのやり方でこの魂を表現していらっしゃいます。 

コンクールには世界中から演奏家の方が参加されているわけですが、それぞれがショパンの音楽に自分の思いを込めてその感動を各自の思いで表現していらっしゃいます。 たぶんショパンコンクールが特別な人ではなく、ポーランド人だけでもなく、世界中でこんなに多くの方々に愛されるのはこれがその理由だと思います。

+++++

「Chopin's music has a soul.」という「important message」を我々になげかけていらっしゃいます。我々日本人はポーランドという日本とは異国の文化を学ばせてもらっているという畏敬の念をもっと持つべきなのかもしれないと思います。

<参考ブログ>
ピアニスト海老彰子さんのお話
ピアニスト高橋多佳子さんのお話


2015_10
18
(Sun)17:24

ラヴェル「パレード」、「古風なメヌエット」

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

*****
ラヴェル(1875~1937)「パレード」は2012年5月31日の大阪倶楽部での演奏会で阿部裕之先生が演奏された曲ですが、東京本郷にある輸入楽譜専門店♪アカデミア・ミュージック♪の公式サイトによると、この曲はフランス国立図書館の所有する手稿譜に基づき近年出版されたラヴェルの青年期(1898年)の作品で、オペラ座のプリマ・バレリーナのアントワーヌ・ムニエのために作曲されたものだそうです。

「ラヴェル:ピアノ音楽全集第1集」~フランソワ=ジョエル・ティオリエ(ピアノ)のCDジャケットより解説を抜粋して掲載いたします。
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The piano piece La parade is a work of hitorical interest, rather than of any particular significance among Ravel's music for piano. It was written about the year 1898 for Antonine Meuniere of the Paris Opera, designed for interpretive dancing at home. Ravel was accustomed to improvise at the piano for the dancing of Isadora Duncan, and La parade may be considered a surviving example of this activity. It consists of a number of dances, including two marches, two waltzes and a mazurka.

**意訳**
ピアノ小品「パレード」はラヴェルのピアノ曲の中で、音楽的な意味を持つ作品というよりもむしろその時代の産物といえます。家庭での自由な振り付けのダンスをイメージして作られており、1898年パリオペラ座のAntnine Meuniereのために作曲されました。ラヴェルは♫イサドラ・ダンカン(1878~1927)♫の踊りに良く即興伴奏をしておりましたが、「パレード」はその中で残っている貴重な作品と言えます。 2つの行進曲を含む2つのワルツ、1つのマズルカという幾つかの舞曲から成り立っています。

Francois-Joel Thiollierによる「La Parade」のミラノでの初演奏

ラヴェル 「パレード」 楽譜♪~アカデミア・ミュージック




*****
ラヴェルの「古風なメヌエット」は2013年6月7日、同じく阿部裕之先生が大阪倶楽部で演奏された曲ですが、この曲は♪「ぴあのピアVol.9」♪の中のDVDに阿部裕之先生の演奏が収録されております。
(ぴあのピア~NHK-BSで放送されたクラシック音楽番組)

さて「古風なメヌエット」はラヴェルが初めて出版したピアノ曲です(1895年)。 ラヴェルがまだ20歳の時で、献呈された友人のピアニスト/リカルド・ビニェスによって初演された優雅な曲です。 

「古風な」というネーミングは、バロックの舞曲「メヌエット」を中世の教会旋法を用いて作曲している事から名付けられたもので、一種のirony(穏やかな皮肉)だと考えられます。

この曲はラヴェル自身によってオーケストラのために編曲され、1930年にラヴェルの指揮でパリで初演されました。 この管弦楽曲はラヴェルの最後の管弦楽曲でもあります。(後は2つのピアノ協奏曲とオーケストラ伴奏の歌曲のみ)

**♫メヌエット♫というのは3拍子のゆったりとしたヨーロッパの宮廷舞踊です。**

V.ペルルミュテールのピアノ版演奏とニューヨークフィル・ハーモニーのオーケストラ版演奏にリンク致します。
ラヴェル「古風なソナチネ」~「V.ぺルルミュテール」「ニューヨークフィル・ハーモニー(ブーレーズ指揮)」♫


*****
<参考ブログ>
ラヴェル「鏡」
ラヴェルとフランス絵画・工芸展

<「レッスンの友」1998年11月号~阿部裕之先生ラヴェル記事>
(クリックされると拡大されますが、お手に取ってお読みになりたい方は、今レッスンの友社はありませんので、図書館にあるのではないかと思います。)
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2015_10
17
(Sat)23:00

門下の皆様方:ショパンピアノ協奏曲を聴いてみませんか?(F.Chopin: Concerto for Piano and Orchestra No.1&No.2)

門下の方々へ
国際モーツアルト財団の図書室

日本時間19日午前1時からThe 17th International FRYDERYK CHOPIN Piano Competition GRAND FINALEが行われますが、本選はオーケストラとのピアノ協奏曲(ピアノ・コンチェルト)です。 ショパンのピアノ協奏曲には第1番と第2番がありますが、本選でどちらの曲を演奏するかは出場者の自由です。 

がどちらの曲も大変美しくショパンを知るには絶好のお勉強の機会です。 ライヴは深夜になりますので、あとで録画you tubeで聴いてみましょう。 10人弾きますので各自の個性が如実に出てまいります。 今回どのショパンにミューゼの神が微笑まれるか誰にも知る由はありませんが、出場者の方々は皆さんそれぞれに最大限の努力でお勉強し尽くした演奏をされますので、ピアノをお勉強しているお子さんには大変お勉強になります。

この人1番になると審査員になったつもりで、聴いてみるのも楽しいかもしれません。 私の恩師の故片岡みどり先生(当時相愛大学名誉教授)が良く「人生あざなえる縄のごとし」とお話されていました。 「広い宇宙の事を考えて」とも良くおっしゃっていらっしゃいました。  お小さい方は少し難しいかもしれませんから、ご両親様に分かりやすく説明してもらって下さい。

ピアノに一番大切な事は作曲者の心を感じる事です。 作曲者は音符の一つずつに魂を込めて、何かのメッセージを込めて、作曲をしています。 ピアニストはそれを再現して、音符を生き返らせているだけです。

ショパンの気高さを知るには、ピアノ協奏曲を聴くのが一番分かりやすいと思います。 練習をする時間を少し削ってでも聴いて見られる事をお勧め致します。

**********
<ピアニスト高橋多佳子さん 現地インタビュー>~抜粋

外国人ピアニストは音一つとっても、ものすごく強いメッセージがありますね。日本の皆さんももちろん健闘されていましたが、音一つに込めるメッセージ性や、この世界でやっていくんだという強い意思、そして大人になることがもっと必要かなと思いました。

同じ演奏を聴いて何かを感じるか、何も感じないかは、受けとめる側のアンテナがしっかり立っているかどうかですね。アンテナを立たせるためにも、たくさんの演奏を聴いて、自分で感じ取ることがとても大事だと思います。

外国人ピアニストは立体的な音楽作りですよね。一方では淡い音を出しながら、一方ではかりっとした音を出すとか、音そのもので演出しています。原作と脚本がショパンだとしたら、主演男優・女優、監督、演出、効果、あらゆることをピアニスト一人でやってのけていますよね。

まずはショパンを愛すること。たくさんの演奏を聴くこと。そして大人になること。ショパンの気持ちを理解するためには、独立した一人の人間として成熟している必要があります。また歴史や社会情勢を知っておくこと。例えば今シリアの人々は今まで平和に暮らしていたのに国を追われ難民となって苦しい生活を強いられています。ショパンも同じように祖国を亡くした人です。彼らの気持ちになって心の痛みを強く感じることができれば、それを演奏に表現できると思います。そういう苦しみを我々日本人には感じるのが難しいかもしれませんが、もし自分がそうなったらと想像力を働かせることが大事だと思います。

**********
<ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11/ピアノ協奏曲第2番へ短調作品21>
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クリスティアン・ツイマーマン(ピアノ・指揮)、ポーランド祝祭管弦楽団

ショパン ピアノ協奏曲第1番
ショパン ピアノ協奏曲第2番










 



2015_10
17
(Sat)22:54

第17回ショパン国際ピアノコンクール グランド・フィナーレ スケジュール

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

<第17回ショパン国際ピアノコンクール10/18のスケジュール~グランド・フィナーレ

chopin instituteのスケジュール発表

公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間18日
18:00~18:40 South Korea  ピアノ協奏曲第1番
18:40~19:20 クロアチア  ピアノ協奏曲第1番
19:50~20:30 Japan   ピアノ協奏曲第1番
20:30~21:10 アメリカ  ピアノ協奏曲第1番
現地時間19日
18:00~18:40 アメリカ   ピアノ協奏曲第1番
18:40~19:20 ポーランド ピアノ協奏曲第1番
19:50~20:30 ラトビア ピアノ協奏曲第1番  
現地時間20日
18:00~18:40 カナダ ピアノ協奏曲第2番
18:40~19:20 ロシア ピアノ協奏曲第1番
19:50~20:30 カナダ ピアノ協奏曲第1番

♪現在は日本時間はポーランド時間より7時間進んでいます。(ポーランドは今サマータイム時間のため日本との時差は7時間です。サマータイムは10/25,3:00までです。)

いよいよグランド・フィナーレです。 ショパンピアノ協奏曲は大変美しい曲です。 暖かく見守りながらコンクールを楽しみたいと思います。

結果発表は21日の朝(日本時間)になります。

+++追記+++
本日17日はショパンの166回目の命日にあたるため、ショパンの心臓が安置されているワルシャワのthe Holy Cross Basilicaでモーツアルトのレクイエムが演奏されるそうです。 この曲は1849年10月30日のショパンのパリでのお葬式の時、ショパンの願いにより、演奏された曲だそうです。
the Holy Cross Basilica

聴衆賞に参加できます



   






2015_10
17
(Sat)06:07

ピアノ・コンクールとは?

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♯17th Fryderyk Chopin International PIANO COMPETITION♭の第3次予選の結果(下の記事に掲載)が発表になりましたが、聴衆の方々も出場者の方々と同じく皆様悲喜こもごもでいらっしゃるのではないかと思います。 私の見解を書いてみたいと思います。

まずピアノ演奏というのは、フィギュアスケートと同じく一発芸の世界です。 その時のその演奏で全てが判断されます。 力を120%出せた人、50%しか出せなかった人、様々だと思います。

次に審査は必ずしも相対評価とは限りません。 もてる力のどれだけを出しているか、アマチュアリズムに則っているか、他いろいろの見地から判断が行われます。 審査に入ってらっしゃる方々は皆ピアノを愛する研鑽を積まれたピアニストの方ばかりです。 出場者の努力は見ておられ、全員の幸せを願っておられます。

また審査というのは、技術点、芸術点、将来性他、様々な見地から総合的に審査されます。 特に一番大事なのは音色ではないかと思います。 一音一音追及しぬいた音が出せているかどうか、これは厳しい指導者の客観的なアドヴァイスがないと自らの判断では難しいものがあります。 

さて本選でミューゼの神が微笑むのはどの本選出場者なのか、もうすぐ第17回の覇者が決定致します。

第3次予選で私が♫感動した一曲♫にリンク致します。 短い曲ですが涙の出るような美しさです。
(SEONG-JIN CHOの演奏にリンクしておりましたが、現在は削除されております。)

ショパン プレリュードOp.28-4 楽譜
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2015_10
17
(Sat)05:20

速報 第17回ショパン国際ピアノコンクール第3次予選通過者(本選進出者)

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

第17回ショパン国際ピアノコンクールの第3次予選通過者10名が決定致しました。

+++<JAPANが通過いたしました>+++

公式サイト発表

いつも書いておりますが、コンクールは結果が出れば戦いは終わりです。 皆さん次の戦いに向けてスタートを切っていかれる事と思います。 頑張って頂きたいと思います。

明日は第25回日本クラシック音楽コンクール本選の審査がありますので、18日夕方ラヴェルの「パレード」と「古風なメヌエット」について記事をアップ致します。




2015_10
16
(Fri)06:03

タングルウッド音楽祭(アメリカ)

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

アメリカのマサチューセッツ州の西部にあるタングルウッドという町で開催される有名な音楽祭にタングルウッド音楽祭というのがあります。 チェリストのヨーヨー・マが若手の教育のため参加される事で有名ですが、この模様はNHKテレビでも放映されていたのでご覧になられた方も多くいらっしゃると思います。
TANGLEWOOD MUSIC CENTER
(タングルウッド音楽祭~アメリカ)

この音楽祭を40年近く前に母は聴きに行ったそうです。
(写真はクリックされると拡大致します。)
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プログラムには若かりし頃の小澤征爾さんのお名前も見えます。 

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この写真は母がお勉強の合間をぬって週末の休日にタングルウッド音楽祭に行った夏季講習を受けていた大学の写真です。 大学生の時英語のお勉強をしに40日間行っていたそうです。 母は自分の経験から外国の文化を学ぶためには、まず日本を一度脱出すべきだというポリシーを持っていたらしく、私にもヨーロッパの音楽を勉強するなら若い時に一度日本を脱出させたかったようです。

ですから中学生の時、恩師故片岡みどり先生(当時相愛大学名誉教授)からプラハ行きのお話を勧められた時、母には全くのためらいはなかったそうです。 またスイスのヴェルビエ音楽祭やオーストリアのザルツブルク音楽祭などに聴衆として行ってみたいと思っています。 
Verbier Festival
(ヴェルビエ音楽祭~スイス)
SALZBURGER FESTSPIELE
(ザルツブルク音楽祭~オーストリア)





2015_10
16
(Fri)06:00

第17回ショパン国際ピアノコンクール第3次予選3日目(16日)スケジュール

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

<第17回ショパン国際ピアノコンクール10/16のスケジュール~第3次予選3日目>

chopin instituteのスケジュール発表

公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間
10:00~11:50(小休憩)12:20~14:10
お昼休憩
17:00~18:50

開始時間は日本時間では、本日(16日)の夕方5時前です。

♪現在は日本時間はポーランド時間より7時間進んでいます。(ポーランドは今サマータイム時間のため日本との時差は7時間です。サマータイムは10/25,3:00までです。)

いよいよ第3次予選最終日です。 結果発表は明日(17日)早朝です。 次の本選に進めるのは10名です。 

第3次予選に残られた方はセミ・ファイナリストとして経歴にも認められ、音楽の世界では大変意味のある事です。 ですから日本音楽コンクールでもNHK-FMで第3次予選の模様から放送されます。

コンクールの結果発表はいつも悲喜こもごもですが、結果が出たら戦いは終了です。 またその瞬間から次の戦いに向けて皆スタートを切ります。 いつも書いておりますが、お子さんの場合、コンクールの捉え方を親御さんが間違えなければ、コンクールは生きる力を身に付ける良い学習の場だと思います。







2015_10
15
(Thu)13:01

B-tech Japan コンサート・チューナーの菊池和明氏にベーゼンドルファー200の調律に来て頂きました。

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

今日ベーゼンドルファー200のピアノの調律にきて頂きました。 技術の方はこの業界ではその凄腕を誰もが認める菊池和明さんとおっしゃるコンサートチューナーの方です。 
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私が高1の時、ベーゼンドルファーのピアノを購入する際にウイーン音楽大学終身名誉教授の今井顕氏とともにピアノの選定をして頂いた技術の方です。 もう20年来のお付き合いになります。

菊池さんはB-tech Japanというベーゼンドルファーのピアノの技術の部分を専門に扱っている会社の方ですが、そこにはベーゼンドルファーのピアノが設置されたスタジオがあります。 スタジオはピアノも音響も素晴らしく使用料金もリーズナブルな価格で誰でも利用する事ができます。 詳細は公式サイトへリンク致しますのでご確認下さい。

B-tech Japan

ベーゼンドルファーというピアノはオーストリア国産のピアノですが、ベートーヴェン、シューベルトの生きる時代にその歴史は遡りリストによって全ヨーロッパにその名を知られるようになったウイーンの至宝です。 

母が子どもの頃、来日したウイーン少年合唱団を聴きに行き、その時使われていた舞台の上のべーゼンドルファーのピアノのサイドの金色に光輝くドイツ語を見てそれ以来憧れのピアノとなっていたらしく、私はそういう経緯から高1の時以来ずっとベーゼンドルファーのピアノを使用しており、私もウインナー・トーンの魅力にとりつかれております。

ヨーロッパではベーゼンドルファーのピアノを愛するクラシックのピアニストが多くいます。 オーストリアを代表するピアニストのイングリッド・ヘブラーやパウル バドゥーラ=スコダなどはベーゼンドルファーのピアノを使用したCDを多く出しております。 

私が小さい時、家の中で良くかかっていた音楽がイングリッド・ヘブラーのフランス組曲とパウル バドゥーラ=スコダのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタですが、今私がベーゼンドルファーのピアノの音に癒されるのは、私の中にウインナー・トーンへの郷愁があるのかもしれません。

世界にはフランスのエラール、プレイエル、イギリスのジョン・ブロードウッド、ドイツのブリュットナー、ベヒシュタイン、アメリカ・ドイツのスタインウエイ、イタリアのファツィオーリ、チェコのぺトロフなど古くから現在まで各国国産のピアノがあります。 日本の国産のピアノで有名なピアノがヤマハ、カワイです。

それぞれに特色があり、好みや使用目的によってピアニストは色々なピアノを使用致します。 

今行われているショパンコンクールでも、出場者は好きなピアノを選択する事ができます。 選ばれたメーカーの方は当然最高のメインテナンスでその栄誉に応えるわけですが、その戦いは出場者だけではなく技術の方々にとっても出場者と同じ戦いになるわけです。

今夕5時から放映されるショパンコンクールをそういう観点から見られるとまた違った楽しみ方もできるのではないかと思います。


2015_10
15
(Thu)06:46

第17回ショパン国際ピアノコンクール第3次予選2日目スケジュール

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

<第17回ショパン国際ピアノコンクール10/15のスケジュール~第3次予選2日目>

chopin instituteのスケジュール発表

公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間
10:00~11:50(小休憩)12:20~14:10
お昼休憩
17:00~18:50(小休憩)19:20~20:15

開始時間は日本時間では、本日(15日)の夕方5時前です。

♪現在は日本時間はポーランド時間より7時間進んでいます。(ポーランドは今サマータイム時間のため日本との時差は7時間です。サマータイムは10/25,3:00までです。)

昨日の第3次予選1日目はレベルの高い戦いでしたが、残す所あと2日です。 その後10名に絞られその10名で本選が行われ今回の覇者が決定致します。 

今回ミューゼの神が微笑まれるのはどの出場者に対してなのか、暖かく見守っていきたいと思います。





2015_10
14
(Wed)13:20

第17回ショパン国際ピアノコンクールセミファイナリストの中で私が好むピアニストDinara KLINTONについて

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

第17回ショパン国際ピアノコンクールには大勢の才能あるピアニスト達が参加しておりますが、その中で私の好むピアニストをご紹介いたします。 そのお名前は♪Ms.Dinara KLINTON♪です。 ウクライナ出身のピアニストですが、その骨格のある確かなテクニックはgood pianistだと思います。  今回の結果の可否に関わらず、益々素晴らしいピアニストになっていかれると思います。


you tubeにアップされているMs.Klintonの演奏の一部にリンク致しました。 

7歳 ショパン エコセーズ第1番

8歳 クライネフ記念ピアノコンクール 第1次予選にて
(バッハ平均律Cminor、ハイドンソナタFmajor第1楽章、ショスタコービッチ3つのプレリュード、ショパンエチュードOp.25-2、モシュコフスキーエチュードNo.6)

10歳 レジーナ・ホロビッツ記念コンクールにて
(ショパン スケルツォ第1番)

12歳 リスト ハンガリー狂詩曲第12番

2009年 浜松国際ピアノコンクールにて
(バッハ 平均律 第1巻 C-sharp minor)

2011年4月 ユトレヒト第9回リストピアノコンクールにて
(リスト 巡礼の年第2年「イタリア」complete)~32:48より「ダンテを読んで」

2011年5月 イスラエル テル・アビヴ ルービンシュタインピアノコンクールにて
(プロコフィエフピアノ・ソナタ2番)

2011年6月 モスクワ 第14回チャイコフスキーコンクール(若い音楽家のための)♫
(モーツアルトピアノ・ソナタ8番K.310)

2012年6月 モスクワ音楽院卒業演奏会
(グノー/リスト オペラ「ファウスト」からValse)

2013年4月 モスクワ クライネフ記念コンサート
(ベートーヴェンピアノ協奏曲第3番)

2013年11月 ポーランド 第9回パデレフスキーピアノコンクールにて
(リスト 超絶技巧練習曲第5番「鬼火」)

2013年11月 ポーランド 第9回パデレフスキーピアノコンクールにて
(パデレフスキー Caprice-Valse Op.10-5)

2013年11月 ポーランド 第9回パデレフスキーピアノコンクールにて
(スカルラッティ ソナタK.466)

2013年11月 ポーランド 第9回パデレフスキーピアノコンクール第2位
(チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番)

2013年11月 ポーランド 第9回パデレフスキーピアノコンクールにて
(ブラームス ピアノ五重奏曲Op.34)

ピアノの基礎のテクニックが確実で良くお勉強をされているピアニストです。 将来の楽しみなピアニストだと思います。 これからも今まで以上に世界中で演奏活動を重ね、頑張って欲しいと思います。 















2015_10
14
(Wed)06:01

ベートーヴェン:ヘンデル「ユダ・マカベウス」の「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲WoO.45

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

今日はベートーヴェンのWoO.45の「ヘンデル”ユダ・マカベウス”の”見よ、勇者は帰る”の主題による12の変奏曲」という作品について書きます。 

この曲は、2012年5月31日大阪倶楽部で阿部裕之先生と上村昇さんが演奏された曲ですが、ヘンデルのオラトリオ「ユダ・マカベウス」の第3幕No.58のChorusをテーマとして、ベートーヴェンがピアノとチェロのための変奏曲を書いたものです。 

まずはヘンデルのオラトリオ「Judas Maccabaeus」HWV63全曲にリンクしたいと思います。 1747年に作曲されたものです。
ヘンデル オラトリオ「Judas Maccabaeus」♫


++ユダ・マカバイ(ヘブライ語)、ユダ・マカベウス(ラテン語)、ユダス・マカバイオス(ギリシャ語)++
「マカバイ記」に登場する紀元前2世紀のユダヤの民族的英雄(~BC160年)の名前です。 モーセの十戒で禁止されていた偶像崇拝を強要するセレウコス朝シリア軍と戦い(BC167年)、エルサレム神殿を奪還したユダヤの英雄で、そのユダヤの歴史を表した歴史書の一つが「マカバイ記」と言われる聖書の外典です。 この「マカバイ記」は宗派によって取り扱われ方が違い、ユダヤ教やプロテスタントではApocrypha(外典)とされていますが、カトリックでは1と2はCanon(正典)となっております。


ヘンデルのオラトリオの第3幕No.58のChorusに「See,the conquering hero comes!」(見よ、勇者は帰る)という、そのメロディは誰もが知っているChorusがあります。 次はそのChorusにリンク致します。(1:27からのYouthsのコーラスで出てまいります。)
ヘンデル オラトリオ 「見よ、勇者は帰る」♫

この曲は近代オリンピックでは表彰歌として流されていた曲ですが、1884年にこのメロディにフランス語で歌詞が付けられ讃美歌として歌われるようになりました。 のち20世紀になって英語に訳され、今では欧米ではクリスマスには讃美歌として広く歌われています。 讃美歌の「Tochter Zion freue dich」にリンク致します。
讃美歌「Tochter Zion freue dich」(よろこべや、たたえよや)♫~ヘルマン・プライ、テルツ少年合唱団 

このメロディを主題として1796年にベートーヴェンがピアノとチェロのための12の変奏曲を作りましたがそれがWoO.45です。 アルフレッド・ブレンデル父子共演による”ベートーヴェン:「ユダ・マカベウス」の「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲”にリンクいたします。

ベートーヴェン「ヘンデル”ユダ・マカベウス”の”見よ、勇者は帰る”の主題による12の変奏曲WoO.45」♫~スコア付き 



<追記>

東京の三鷹にある♪中近東文化センター
(写真をクリックされると拡大され、BC160年前後のシリアの様子が良く分かります。)
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(写真をクリックされると拡大映像になります。)
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2015_10
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(Tue)05:55

速報! 第17回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選通過者決定(第3次予選課題曲掲載)

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

第17回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選通過者が発表されました。
20名が第3次予選に進みます。

7,8,10,17,20,23,26,27(JAPAN),29,30,31,34,35,37,53,59,64,69,76,77(エントリー番号)

日本からは一人進みます。 ポーランド3名、アメリカ3名、South Korea3名、ロシア2名、カナダ2名、日本1名、イタリア1名、クロアチア1名、ウクライナ1名、チェコ1名、中国1名、ラトビア1名です。

<第3次予選課題曲>
50分~60分のプログラムを組んで演奏する事
①ソナタOp.35,Op.58 プレリュードOp.28(全曲)のいずれか
②マズルカ 17,24,30,33,41,50,56,59(フルセット)
③規定時間に足りなければショパンの曲を1曲または数曲追加

まだ第3次予選のスケジュールは発表になっておりませんので、発表になりましたら掲載致します。

公式サイト結果発表


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(Mon)06:32

第17回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選4日目スケジュール

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

<第17回ショパン国際ピアノコンクール10/12のスケジュール~第2次予選4日目>
公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間
10:00~11:45(小休憩)12:15~13:25
お昼休憩
17:00~18:45(小休憩)19:15~20:25

開始時間は日本時間では、本日(12日)の夕方5時前です。

JAPAN
19:50~20:25(現地時間)
♪現在は日本時間はポーランド時間より7時間進んでいます。(ポーランドは今サマータイム時間のため日本との時差は7時間です。サマータイムは10/25,3:00までです。)

いよいよ第2次予選も最終日です。 日本時間で明日の明け方には第2次予選の通過者が分かると思います。 43名から20名に絞られます。   

昨日は日本から高円宮妃殿下がご臨席なさっていらっしゃいました。 

第1次予選と同じくラストバッターは日本人の方です。 

明日の朝、結果をアップ致します。 14日は、ヘンデルのオラトリオ「ユダ・マカベウス」の第3幕のNo.58の曲「See,the conquering hero comes!」(見よ、勇者は帰る)をテーマとしてベートーヴェンが変奏曲を作っていますが、この曲について書きます。 2012年5月31日、阿部裕之先生と上村昇さんが大阪倶楽部で演奏されたピアノとチェロのための作品ですが、テーマは近代オリンピックの表彰式でも使われていた誰もが知っている有名な曲です。 日本では表彰式のファンファーレの曲として知られておりますが、欧米では讃美歌としてクリスマスに良く歌われます。



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(Sun)14:51

B-tech Japan(ベーゼンドルファー技術会社)でのセミナーのご案内

INFORMATION
ハイドン

元日本ベーゼンドルファーでも様々な良質の企画が行われておりましたが、引き続きB-tech Japanでも現在良質の企画が各種行われております。 ピアニストにとりましてはピアノのメカニックの事は専門外ですので、分かりやすく解説して下さる技術の方のお話は大変参考になります。 また愛好される方々にとられましても、一層音楽を楽しむご参考になるのではないかと思います。B-tech Japanでの 技術セミナーのご案内と外国の教授のプライベート・レッスンのご案内へリンク致します。

よろしければまたB-tech Japanの方へお尋ね頂けたらと思います。
B-tech Japan 技術セミナーのご案内


古いご案内のチラシも合わせて掲載致します。
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元日本ベーゼンドルファー東京ショールームでの企画のチラシ


img110.jpg
元日本ベーゼンドルファー大阪ショールームでの企画のチラシ


B-tech Japanでの外国の教授のプライベート・レッスンのご案内


アキュールズ・デッレ・ヴィーネ先生のB-tech Japanでのプライベート・レッスンのご案内


追記
私の♪公式サイト♪のトップ・ページに♫デッレ・ヴィーネ先生のレッスンの模様♫をアップ致しております(13歳の時のもの)。 
受講される方で予備レッスンの必要な方は♪Lessonのフォーム♪からお尋ね下さい。



2015_10
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(Sun)06:56

第17回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選3日目スケジュール

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

<第17回ショパン国際ピアノコンクール10/11のスケジュール~第2次予選3日目>
公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間
10:00~11:45(小休憩)12:15~14:00
お昼休憩
17:00~18:45(小休憩)19:15~20:25

開始時間は日本時間では、本日(11日)の夕方5時前です。

JAPAN
10:00~10:35,12:15~12:50,18:10~18:45(現地時間)
♪日本時間はポーランド時間より7時間進んでいます。(現在サマータイム時間のため時差は7時間です。サマータイムは10/25,3:00までです。)

第2次予選もあと残すところ2日となりました。 続いて第3次予選、本選と行われ第17回のショパン国際ピアノコンクールの覇者が決定致します。 コンクールはどんなに小さな子どものコンクールでも結果が出る度に悲喜こもごもです。 最終の本選まで進みそこで栄冠を得るというのは至難の技です。 実力だけで全てが決まるわけでもなく、かなり運にも左右されます。 

ですからピアノの先生は「コンクールはお勉強のため」と言うのです。 人間は弱い動物ですから何か目標を立てないと、極限まで自分を追いつめて研鑽を積むというのは難しいものがあります。 ピアノコンクールのタイトルを獲得しようとするのは、ライセンスの意味もありますが、自らを厳しく律するための目標でもあります。 ピアノ・コンクールのライセンスはそれを頂けば一生楽をして暮らせるという類いのものではありません。 タイトルを得た人は次の演奏にはそのタイトル以上のものが要求されます。益々の研鑽がなければ、実力を維持するのは難しいです。 スポーツの世界と同じかもしれません。 ましてやスポーツ選手には引退が許されますが、ピアニストには引退はありません。 生涯の修行の世界です。 

子ども達には表現の世界を楽しみながら、マイ・ペースでピアノのお勉強を続けていって欲しいといつも願っております。

例えば「絵を描きなさい」と言われて「黒一色で紙を埋める」子どもがいるでしょうか。 みないろんな色を使おうと致します。 「作文を書きなさい」と言われて「”あ”の文字ばかりで原稿用紙を埋める」子どもがいるでしょうか。 なにかを伝えようと致します。 

ピアノも同じです。 「音を使って絵を、または文を作っている」のです。 昨今電子ピアノを使用されるお子さんが多いですが、電子ピアノで音と作るというのは、パソコンで絵を描くのと同じ事なのです。 それで芸術のお勉強はできません。 ですが音楽を楽しむことは可能です。 それぞれのご家庭にそれぞれのご事情があります。 電子ピアノでも音楽を楽しむ事は可能です。 子ども達には自分の道をマイ・ペースで進んで行ってほしいと思っております。   

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(Sat)07:34

第17回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選2日目(10/10)スケジュール

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

<第17回ショパン国際ピアノコンクール10/10のスケジュール~第2次予選2日目>
公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間
10:00~11:45(小休憩)12:15~14:00
お昼休憩
17:00~18:45(小休憩)19:15~20:25

開始時間は本日(10日)の夕方5時前です。

本日は日本人の出場は10:35~11:00(現地時間)お一人です。

コンクールは上に勝ち進むにつれて、出場者の曲の完成度は高くなってきます。 厳しい先生方が予選の曲からではなく、本選の曲からまず仕上げていかれるというのは、最終の本選が一番レベルが高くなるからです。 そうしておかなければ入賞はできないためです。


次の通常のブログは第2次予選が終了した後書きます。 ベートーヴェンの「ヘンデル”ユダ・マカベウス”の”見よ、勇者は帰る”の主題による12の変奏曲」について書きます。 この曲はヘンデルのオラトリオの中の曲を用いてベートーヴェンが変奏曲を作ったものですが、主題は「表彰式」の時に流れる誰もが知っている有名な曲です。



2015_10
09
(Fri)06:51

ベートーヴェン/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ (全10曲)

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

通称ベートーヴェン 「バイオリン・ソナタ」と言われますが、正しくは「SONATE FUR KLAVIER UND VIOLINE」です。 ベートーヴェン(1770~1827)は生涯に10曲のヴァイオリン・ソナタを作っておりますが、後期に作曲されたのは第10番だけで、第1番から第9番までは1803年までに作られたものです。

ベートーヴェン当時のヴァイオリン・ソナタは今のヴァイオリン・ソナタと違い「ヴァイオリン助奏付きのピアノ・ソナタ」が主流であって、ピアノの比重が大変重たいものでした。 第5番当たりからヴァイオリンの比重が重たくなってまいりますが初期のヴァイオリン・ソナタはまだモーツァルトの影響の強いものでした。

第1番二長調Op.12-1と、第2番イ長調Op.12-2と、第3番Op.12-3は、1797~1798年に作曲されたと言われており師であるサリエリに献呈されています。 この頃は有名なピアノ・ソナタ第8番「悲愴」など初期の名作が生み出された頃で、少しモーツァルトの影響から抜け出てベートーヴェンらしさも見えています。
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第1番
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第2番
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第3番



第4番イ短調Op.23は初めて短調が使われております。 第5番へ長調Op.24は1801年に作曲されたものでかなりヴァイオリンの技巧が華やかにピアノと渡り合ってきています。 この頃のベートーヴェンは「傑作の森」と呼ばれる時期に入ろうとしていた時代で、ベート―ヴェンの個性がはっきりと現れてきています。 第5番の「春」はベートーヴェン自身が名付けたものではありませんが、まるで春の到来を思わせるかのような幸福感に満ちた曲です。

ちなみにこの第5番は初版の時点では「ピアノフォルテのための、ヴァイオリンを伴う2つのソナタ、作品23」として第4番とペアで1801年にウイーンで刊行されました。 そのままですと第5番はOp.23-2という事になったのでしょうが、出版社の事情から第4番が作品23、第5番が作品24として出版される事になったという逸話がございます。

第5番は2013年6月7日、大阪倶楽部で阿部裕之先生と四方恭子さんが演奏された曲です。 私もベルギーのバイオリニストの方と近い内に1楽章だけですが演奏致しますので、10人のピアニストの音源を集めてみました。
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第4番
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~ケンプ(ピアノ)、メニューイン(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~グリュミュオー(バイオリン)、ハスキル(ピアノ)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~アシュケナージ(ピアノ)、パールマン(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~アルゲリッチ(ピアノ)、クレーメル(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~ヘブラー(ピアノ)、シェリング(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~ルービンシュタイン(ピアノ)、シェリング(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~オボーリン(ピアノ)、オイストラフ(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~Colin Stone(ピアノ)、Krzysztof Smietana(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~アラウ(ピアノ)、グリュミュオー(バイオリン)♫
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第5番~Enrica Cavallo(ピアノ)、Franco Gulli(バイオリン)♫



第6番イ長調Op.30-1,第7番ハ短調Op.30-2,第8番ト長調Op.30-3は共に1802年に作曲されておりロシアのアレクサンドル1世に献呈されたため「アレキサンダー・ソナタ」と呼ばれております。 この3曲はこれまでのピアノが中心となったバイオリン・ソナタから脱皮しバイオリンのウエイトがかなり高くなってきております。 特に第7番は第5番に続き4楽章で書かれており、ハ短調という調性からくる悲壮感により内容的に優れた作品となっております。 4楽章で書かれているのは第5番と第7番と最後の第10番だけです。
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第6番
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第7番
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第8番



第9番イ長調Op.47はヴァイオリニストのルドルフ・クロイツエルに献呈されたため、「クロイツエル・ソナタ」と呼ばれていますが、クロイツエルが演奏する事はなかったようです。 1803年に作曲されております。
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第9番



第10番ト長調Op.96だけが後期に作られた唯一のヴァイオリン・ソナタです。 これはルドルフ大公に献呈されています。
ベートーヴェン バイオリン・ソナタ第10番


ベートーヴェンは「ピアノは一台のオーケストラである」というポリシーを持っていたために、1803年以降はほとんどバイオリン・ソナタを作っておりません。 音色の違う鍵盤楽器と弦楽器を有機的に絡ませて音楽を作るというのは大変な事で、弦の音に一番近いと言われるベーゼンドルファーのピアノは室内楽では良く使用されます。 

カテゴリー「室内楽」♪に室内楽についての記事を多く書いておりますので、またお読み頂けたらと思います。




 
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08
(Thu)20:17

第17回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選課題曲と1日目(9日)のスケジュール

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

明日(9日)から第17回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選が始まります。 

<課題曲>
次の中から選択して30分~40分のプログラムを組んで演奏する事
①バラード4曲、バルカローレOp.52,Op.60, ファンタジーOp.49, スケルツォ4曲、幻想ポロネーズOp.61から
②ワルツから1曲 Op.18, Op.34-1, Op.34-3, Op,42, Op.64-3
③ポロネーズから1曲 Op.22, Op.44, Op,53, Op.26(2曲)
④もし規定時間に達しなければ、ショパンの作品を1曲または複数曲追加

<第17回ショパン国際ピアノコンクール10/9のスケジュール~第2次予選1日目>
公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間
10:00~11:45(小休憩)12:15~14:00
お昼休憩
17:00~18:45(小休憩)19:15~20:25

開始時間は日本の明日(9日)夕方5時前です。

1日目は日本人は出場いたしません。



明日は小休憩として通常のブログ・ベートーヴェンの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」全10曲について書きます。

2015_10
08
(Thu)05:30

速報!第17回ショパン国際ピアノコンクールの第1次予選通過者決定!

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

第17回ショパン国際ピアノ・コンクールの第1次予選通過者が先程(日本時間8日5時)発表されました。 通過者は全部で43名です。

1,2(Japan),5,6,7,8,10,16,17,18,19,20,23,26,27(Japan)、28,29,30,31,3?,34,35,41,43,45(Japan)、47,51,52(Japan),53,54,59,64,65(Japan),66,68,69,71,72,74,76,77,79,81(エントリー番号)

<追加>~at 6:30
ショパン国際ピアノコンクール公式サイト公式発表(第1次予選通過者氏名と国)♪


以上です。 日本から5名通過致しました。 まだ第2次予選、第3次予選、本選とありますので、3位までに入る事は至難の技です。 ましてや1位になるのはその方がそういう運命を持っていらっしゃるとしか言いようがない世界です。

コンクールというのは結果が発表されたらそこでその戦いは終了です。 コンクールの合否に関わらず、全員また明日から練習の日々がはじまります。 それぞれが次の戦いに向けて気持ち新たに頑張ります。 ピアノのお勉強は人生と同じです。 何があっても立ち止まらず強く前に進むしかありません。 

昨今子どものコンクールが流行っておりますが、親御さんがコンクールのとらえ方を間違えなければ、「生きる力」を学べる学習の良い機会だと思います。   
2015_10
07
(Wed)06:36

第17回ショパン国際ピアノコンクール第1次予選最終日です。

COMPETITION
ベーゼンドルファー200

<5日目の10/7の第17回ショパン国際ピアノコンクールのスケジュール~第1次予選5日目>

公式サイト♪から入りLIVEの文字をクリックされると画面の一番下にyou tubeの表示が出ますのでそれをクリックしますと、ライブ放送が見られます。 (ライブ放送は開始時間の10分前から始まり最後の奏者が弾き終わると終了します。)

現地時間
10:00~11:40(小休憩)12:10~13:50
お昼休憩
17:00~18:40(小休憩)19:10~20:00

開始時間は日本の夕方5時前です。

今日は日本人は1人出場します。 ラストバッターです。

明日は第1次予選の通過者をお知らせできると思います。 80名が40名に絞られるというのは通過できる確率は高いのか低いのかどちらなのでしょうか。 コンクールはいつも悲喜こもごもですが、プロのピアニストとしてワールド・ワイドで活躍しようと考えるなら、現代ではコンクールは避けては通れない道だと思います。 今日NHK-FMで第84回日本音楽コンクールの最終予選に残られた方々の演奏が放送されますが、日本音楽コンクールも同じく、二度と楽譜は見たくないというくらい血を吐くような練習をしなくては1位にはなれないと思った方が良いと思います。 

芸術はスポーツのように順位のつけられるものではありませんが、プロでやっていこうと思えば、やはり公のライセンスが必要になってきます。 しかしそのライセンスはその日の演奏に対して与えられるライセンスですから、その後の研鑽がなければ意味のないライセンスになります。

物を表現するという事はとても楽しい事です。 「厳しい修行の世界」ですが「表現する無上の喜び」というご褒美があります。 小さいお子さんたちも表現する喜びを知って楽しくピアノのお勉強を続けて欲しいと思います。