12月12日のコンサートが終わった後も、あまり、relax出来ず、ますます緊張感が高まりました。
こちらのコンサートを聴くためです。
プログラムがBeethovenということもあると思いますが、クラシックのコンサートを聴きにいくということは、やはり正座をして、折り目正しく聴くところがあるように思います。


↑チラシはこちら。
Hakujuホールでは、Beethovenのチェロソナタ第5番(迫 昭嘉 ピアノ ・ 向山佳絵子 チェロ)と、二台ピアノによるBeethovenの第九を聴きました。
前半は、Beethovenのチェロソナタ第5番。salon clasicのオーナーの方からベルギーのチェリストの方をご紹介いただき、ベートーヴェンのチェロソナタ5曲を全曲取り組んで、全国あちこちで弾いたらよいのにと勧められておりました曲です。チェリストの方にとっては、聖書のような曲だそうです。
第5番は、Beethovenの人生の中でも後期に分類される曲です。
調性は、第1楽章ニ長調、第2楽章ニ短調、第3楽章ニ長調と回帰し、陰影が感じられました。
第3楽章は、難解なフーガによる書法で、先日、演奏致しましたブラームスのラプソディーと同じく、曲の終結に向かって山を登っていくような曲でした。眼科医のピアニストの方が弾いておられたのを以前聴きましたが、今回のコンサートでは、模範演奏のような演奏でした。
後半は、Beethovenの第九交響曲の二台ピアノ版(共演 江口 玲 ピアノ)。
Hakujuホールは、会場の座る椅子が、リラクシングチェアを配置している有名なホールです。長時間座っていても、全然疲れません。前半はrelaxして聴くことができ、こちらは、圧巻の演奏。
曲の冒頭は、当日のプログラム解説にもある通り、短調か長調か判別しえない原始霧的な響きで始まります。
第3楽章は、美しく、第4楽章が、一瞬、間をおいて、開始しました。息の長いコラールでは、chopin国際コンクールで出場していたイタリア陣のピアニストの方々のように、歌のようで、一緒に歌えるような音楽(ピアノ)でした。(マスクをしていたため、息苦しくなりそうでしたが、それくらい一緒に歌える音楽でした。)
ピアノでは、珍しいことです。
暗い調性は、いつの間にか、ニ長調へ変わり、歓喜の歌へと、変わりました。歓喜をあらわすかのような二台ピアノによる音の洪水、Beethovenは、こんなにフーガをバッハのように緻密に書いていたかなと思わせるフーガ書法も、誰が聴いても美しく響きテーマが何層にも積み重なっていき、最後は、リストを思い起こさせるリストのオクターブのパッセージで、圧巻の内に幕を閉じました。
満席のお客様は、今回は女性の方が多かったですが、割れんばかりの拍手。私も思わず、大きな拍手をお送りさせて頂きました。
帰りは、東京駅で、再び、Eataly丸の内店で、パリパリの香ばしいパンと、おいしいサラミの入ったパニーノを頂き、帰りました。
関西ー東京の往復新幹線でレッスンを受けていた時は、新幹線に長時間座り、レッスンでも座っているので、帰りの名古屋駅を過ぎたころには、座っていることがつらくなることが多くありましたが、Hakujuホールのリラクシングチェアのおかげで、当日、翌日も快適に過ごせました。
美しい写真入りの風景につられ、Venezia , Roma, Milanoのチョコレートを買いました。

イタリアのパスタの種類の多さに驚きました。イカスミ入りのパスタ、トマト入りのパスタ、ペンネ、フェットチーネ、ファルファッレ、あまり見かけない形のパスタなど。オリーブオイルも多種多様、バルサミコ、チーズも多種多様。
オンラインでも、全国から購入できるようです。
Masako Tani plays Bach=Busoni,Schubert,Debussy,Ravel

【収録曲】Franz Schubert Impromptus Op.90-2.3.4
Bach=Busoni Chaconne
Cloude Debussy Images Ⅰèrie
1.Reflets dans l'eau
2.Hommage à Rameau
3.Mouvement
Maurice Ravel La Valse
Maurice Ravel A la manière de... "Chabrier""Borodine"
【レコーディング】2020年2月12日(水)
【会場】B-techJapan Osaka Studio
【ピアノ】ベーゼンドルファーBösendorferインペリアル
【品番】RS-02003
【発売元】RAPT SOUND
CD購入はこちら!【定価】1枚 \2,000(税込)
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