ハイドン ピアノ・ソナタ Hob.XVI:50 ハ長調(ウイーン原典版/ランドン版第60番) 作品79

MESSAGE
モーツァルトのクラビコードとピアノフォルテ

ハイドン(1732~1809)はウイーン古典派を代表するオーストリアの作曲家ですが、「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれ数多くのシンフォ二ー、弦楽四重奏曲を作っており、ピアノ・ソナタも60曲以上作っています。

♪カテゴリー「交響曲」♪の中にハイドンに関する記事が入っておりますので、合わせてお読み頂けたらと思います。

ハイドンは長くエステルハージ家に仕える作曲家でしたが、1790年エステルハージ候が亡くなったのを機にザロモンの要請でロンドンに渡ります。 1791年~1792年と1794年~1795年の二回イギリスを訪問しておりますが、この二度目のイギリス訪問の際、イギリスで作られたHob.16-50,16-51,16-52の3曲のピアノ・ソナタは「イギリス・ソナタ」と呼ばれており、その第1曲目が今日書きますHob.16-50 Op.79のハ長調のピアノ・ソナタです。

このソナタは大規模な構成的にも優れたピアノ・ソナタで2楽章はベートーヴェンのピアノ・ソナタにも通じる充実した緩徐楽章の表現で、3楽章ではベートーヴェンの初期のピアノ・ソナタでもまだ使われていない3点のイ音まで最高音が達しています。

ハイドンのピアノ・ソナタは初期はハープシコード(チェンバロ)を想定して作曲されていますが、このハ長調のピアノ・ソナタを作曲した頃はクラビコードやピアノフォルテの楽器をイメージして作曲していたのではないかと思われます。
ハイドンの生家
ハイドンの生家(クラビコード)

ハイドンの肖像画
P1010670.jpg
ハイドンの肖像画

ハイドンのGumpendorfの家の内庭
ハイドンがリタイア後に住んだウイーン郊外のGumpendorfの家の内庭

建て直されたハイドンのGumpendorfの家のインテリア
P1010675.jpg
P1010673.jpg
建て直されたハイドンのGumpendorfの家の清潔なインテリア

このハイドンのピアノ・ソナタハ長調は、♪相愛音楽教室♪の卒業実技テストで弾き1番を頂き、その後の卒業演奏会でベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ2番」とリストの「小人の踊り」を演奏させて頂けた思い出の曲です。

P1010678.jpg
ウイーン原典版(ランドン版)
P1010679.jpg
第1楽章序奏(主題)
P1010681.jpg
第1楽章展開部
P1010682.jpg
第1楽章再現部

この曲はピアニストによってテンポや解釈がかなり違いますのでランランとブレンデルの演奏にリンクします。
ランランのピアノ演奏
ハイドン ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.16-50 作品79 その1
ハイドン ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.16-50  作品79 その2♬ 

ブレンデルのピアノ演奏
ハイドン ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.16-50 第1楽章
ハイドン ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.16-50 第2楽章
ハイドン ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.16-50 第3楽章

ブレンデル ハイドン CD
アルフレッド・ブレンデルCD

明日は音楽家が書いた種々のご本をご紹介します。 

















プロフィール

谷真子 masakotani

Author:谷真子 masakotani
東京音楽大学卒業

ADRESS
奈良市学園前

ピアニスト谷真子公式サイト
http://masakotani.co
奈良市学園前 谷真子ピアノ教室 教室ブログ「musica」
最新記事
カテゴリ
リンク
検索フォーム
カウンター