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2015_08
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(Thu)08:23

バッハの「イタリア協奏曲」の思い出

今日は私が小さかった時のバッハのお勉強の仕方について書いてみようと思います。趣味でピアノを習ってらっしゃる方にお聞きするとバッハはやっていないとおっしゃる方が多いように思いますが、バッハは西洋音楽の基本になりますのでたとえ趣味でされるにしてもバッハのお勉強はされた方が良いと私は思います。バッハのお勉強を致しますと楽譜の読み方が変わってまいります。

さて専門に進もうと考えているお子さんにとってはバッハは必修の作曲家ですが、難しいとか面白くないとか眠くなるなどの苦手意識を持っているお子さんが多いような気が致します。

私の場合は「子供のバッハ」、「インヴェンション」、「シンフォ二ア」、「フランス組曲」、「平均律」、「イギリス組曲」、他様々なバッハの作品を子供の時から弾いてまいりましたが、あまり苦手意識は初めからなかったように思います。

専門的なお話は難しくなりますが、バッハはポリフォ二ー音楽と言われ、簡単に言えば二人以上の人が歌を歌っている曲だと思えば良いと思います。 右手がメロディー、左手が伴奏という音楽ではなく、二声の場合は右手が女性の声、左手が男性の声だと考えれば分かりやすいと思います。 三声、四声とありますがどれも三人の人、四人の人が歌を歌っている曲だと考えられると楽しくお勉強ができるのではないかと思います。 

良く先生から右手と左手に分けて練習するのではなく、各声部に分けて練習しなさいと言われるのではないかと思いますが、楽譜の各声部をソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスの歌手と考えて練習をすると楽譜が立体的に見えてきて構成も良く分かるのではないかと思います。(まず音を出す前に声部を分析する事が大事ですが。)

バッハは小学生の時から必ず先に分析をするという習慣を付けた方が良く、小さいお子さんでも同じテーマが繰り返し出てきているのは耳で聴いて分かりますからその部分に印を付けるというくらいの習慣は付けておいた方が良いと思います。

私は分析書としては小学生の時は音楽之友社の市田儀一郎著「バッハ インヴェンションとシンフォ二ーア 解釈と演奏法」を読んで自分で楽譜に分析をし、 また楽譜はその頃からヘンレ版とウイーン原典版を使っておりました。 二声の簡単な練習方法としては①上fスタッカート、下pレガート②上fレガート、下pスタッカート③上pスタッカート、下fレガート④上pレガート、下fスタッカートのような組み合わせで練習する方法がありますが、他にも練習方法を自分で工夫していろいろ編み出しては練習をしていたように思います。

中1の時、全日本学生音楽コンクールの予選の課題曲としてバッハの「イタリア協奏曲」が出されました。 全日本学生音楽コンクールのお話やその時の恩師のレッスンの思い出等は7月24日のブログや8月2日のブログに書いておりますが、今でも私のレパートリーになるほどお勉強を致し予選を通過し入選証を頂いた曲です。 楽譜を掲載するのが一番分かりやすいと思いますので記事の最後に楽譜を掲載致します。

バッハの時代は今と違う古い鍵盤楽器ですので現代のピアノで弾く場合いろんな考え方がありますが、古楽器で弾いてみるとバッハが良く分かります。 B-tech Japan(ベーゼンドルファーピアノの技術会社)のスタジオには小さな可愛いチェンバロが置いてあり私も先日それを弾いてみましたが現代のピアノで気付かない音色のバランスなど良く分かりお勉強になります。 B-tech Japanのお話は8月3日のブログに書いております。

バッハは旧約聖書と言われますが、誰が聴いても敬虔な気持ちになります。 趣味で習われる方も是非バッハの曲に挑戦してみて下さい。
バッハイタリア協奏曲1楽章楽譜
バッハイタリア協奏曲2楽章楽譜
B-tech Japan Osaka studio チェンバロ
you tube バッハ イタリア協奏曲 2・3楽章(中1)~谷真子
https://www.youtube.com/watch?v=bU2l707In5k
第48回全日本学生音楽コンクール大阪大会の記事
http://masakotani.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
故片岡みどり先生(相愛大学名誉教授)の記事
http://masakotani.blog.fc2.com/blog-entry-28.html
B-tech Japan Osaka studioについての記事
http://masakotani.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
 
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