門下の皆様方:ショパンピアノ協奏曲を聴いてみませんか?(F.Chopin: Concerto for Piano and Orchestra No.1&No.2)

門下の方々へ
国際モーツアルト財団の図書室

日本時間19日午前1時からThe 17th International FRYDERYK CHOPIN Piano Competition GRAND FINALEが行われますが、本選はオーケストラとのピアノ協奏曲(ピアノ・コンチェルト)です。 ショパンのピアノ協奏曲には第1番と第2番がありますが、本選でどちらの曲を演奏するかは出場者の自由です。 

がどちらの曲も大変美しくショパンを知るには絶好のお勉強の機会です。 ライヴは深夜になりますので、あとで録画you tubeで聴いてみましょう。 10人弾きますので各自の個性が如実に出てまいります。 今回どのショパンにミューゼの神が微笑まれるか誰にも知る由はありませんが、出場者の方々は皆さんそれぞれに最大限の努力でお勉強し尽くした演奏をされますので、ピアノをお勉強しているお子さんには大変お勉強になります。

この人1番になると審査員になったつもりで、聴いてみるのも楽しいかもしれません。 私の恩師の故片岡みどり先生(当時相愛大学名誉教授)が良く「人生あざなえる縄のごとし」とお話されていました。 「広い宇宙の事を考えて」とも良くおっしゃっていらっしゃいました。  お小さい方は少し難しいかもしれませんから、ご両親様に分かりやすく説明してもらって下さい。

ピアノに一番大切な事は作曲者の心を感じる事です。 作曲者は音符の一つずつに魂を込めて、何かのメッセージを込めて、作曲をしています。 ピアニストはそれを再現して、音符を生き返らせているだけです。

ショパンの気高さを知るには、ピアノ協奏曲を聴くのが一番分かりやすいと思います。 練習をする時間を少し削ってでも聴いて見られる事をお勧め致します。

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<ピアニスト高橋多佳子さん 現地インタビュー>~抜粋

外国人ピアニストは音一つとっても、ものすごく強いメッセージがありますね。日本の皆さんももちろん健闘されていましたが、音一つに込めるメッセージ性や、この世界でやっていくんだという強い意思、そして大人になることがもっと必要かなと思いました。

同じ演奏を聴いて何かを感じるか、何も感じないかは、受けとめる側のアンテナがしっかり立っているかどうかですね。アンテナを立たせるためにも、たくさんの演奏を聴いて、自分で感じ取ることがとても大事だと思います。

外国人ピアニストは立体的な音楽作りですよね。一方では淡い音を出しながら、一方ではかりっとした音を出すとか、音そのもので演出しています。原作と脚本がショパンだとしたら、主演男優・女優、監督、演出、効果、あらゆることをピアニスト一人でやってのけていますよね。

まずはショパンを愛すること。たくさんの演奏を聴くこと。そして大人になること。ショパンの気持ちを理解するためには、独立した一人の人間として成熟している必要があります。また歴史や社会情勢を知っておくこと。例えば今シリアの人々は今まで平和に暮らしていたのに国を追われ難民となって苦しい生活を強いられています。ショパンも同じように祖国を亡くした人です。彼らの気持ちになって心の痛みを強く感じることができれば、それを演奏に表現できると思います。そういう苦しみを我々日本人には感じるのが難しいかもしれませんが、もし自分がそうなったらと想像力を働かせることが大事だと思います。

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<ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11/ピアノ協奏曲第2番へ短調作品21>
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クリスティアン・ツイマーマン(ピアノ・指揮)、ポーランド祝祭管弦楽団

ショパン ピアノ協奏曲第1番
ショパン ピアノ協奏曲第2番










 



プロフィール

谷真子 masakotani

Author:谷真子 masakotani
東京音楽大学卒業

ADRESS
奈良市学園前

ピアニスト谷真子公式サイト
http://masakotani.co
奈良市学園前 谷真子ピアノ教室 教室ブログ「musica」
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