ブラームス 4つのバラード 作品10/Brahms 4 Balladen Op.10
ブラ―ムス(1833~1897)の「4つのバラード作品10」はブラ―ムス初期の作品集です。 ショパンやリストの叙事詩的なバラードと異なり叙情的な小品集となっております。 単独で演奏されることもありますが、調性上の関係から4曲まとめて演奏される事が多くあります。
1853年ブラームスはハンガリーのヴァイオリニストのレメーニと演奏旅行に行き、旅行の途中デュッセルドルフのシューマン家を訪れます。 そしてその時にブラームスのクララ・シューマンへの生涯にわたる愛が始まり、ブラームスはシューマン夫妻が最も信頼する音楽家となっていきます。
バラード4曲は、作品9「シューマンの主題による変奏曲」とほぼ並行して1854年夏にデュッセルドルフで書き上げられ、1856年に出版、友人でピアニストのマリウス・オットー・グリムに捧げられております。
ブラームスは作品5「ピアノ・ソナタ第3番」でピアノ独奏用のソナタから離れ、ピアノ独奏曲では変奏曲と小品の世界へと向かいます。

第1番 ニ短調

バラードとしての性格が最も強く劇的な曲です。 この曲はドイツロマン派の詩人ヘルダーの「諸民族の声」の中の「スコットランドのバラード<エドワード>」からインスパイアされて作曲され「エドワード・バラード」とも呼ばれております。 この詩は父を殺したことを静かに問い詰める母と、罪の意識にさいなまれる息子エドワードの対話から成っております。
♫ブラームス バラード作品10-1♫~ツイメルマン
第2番 ニ長調

優しい雰囲気を持つ曲想です。 この曲はブラームスのモットー(Frei aber froh 自由にしかし喜ばしく)の各語のイニシャルに基づきFis-A-Fisの進行となっております。
♫ブラ―ムス バラード作品10-2♫~ツイメルマン
第3番 ロ短調

4つのバラードの中で間奏曲的な位置を占めスケルツォ的な性格を持ちます。
♫ブラ―ムス バラード作品10-3♫~ツイメルマン
第4番 ロ長調

シューマンの影響があらわれており、ブラームスの特徴の「癒されぬ郷愁」も感じられます。 「親しみのある感情をもって、しかし旋律をあまり強調しないように」とのブラームス自身の指示があります。
♫ブラームス バラード作品10-4♫~ツイメルマン
♫ブラームス バラード作品10♫~ミケランジェリ
♫ブラームス バラード作品10♫~ギレリス
♪ピアニスト谷真子公式サイト♪
1853年ブラームスはハンガリーのヴァイオリニストのレメーニと演奏旅行に行き、旅行の途中デュッセルドルフのシューマン家を訪れます。 そしてその時にブラームスのクララ・シューマンへの生涯にわたる愛が始まり、ブラームスはシューマン夫妻が最も信頼する音楽家となっていきます。
バラード4曲は、作品9「シューマンの主題による変奏曲」とほぼ並行して1854年夏にデュッセルドルフで書き上げられ、1856年に出版、友人でピアニストのマリウス・オットー・グリムに捧げられております。
ブラームスは作品5「ピアノ・ソナタ第3番」でピアノ独奏用のソナタから離れ、ピアノ独奏曲では変奏曲と小品の世界へと向かいます。

第1番 ニ短調

バラードとしての性格が最も強く劇的な曲です。 この曲はドイツロマン派の詩人ヘルダーの「諸民族の声」の中の「スコットランドのバラード<エドワード>」からインスパイアされて作曲され「エドワード・バラード」とも呼ばれております。 この詩は父を殺したことを静かに問い詰める母と、罪の意識にさいなまれる息子エドワードの対話から成っております。
♫ブラームス バラード作品10-1♫~ツイメルマン
第2番 ニ長調

優しい雰囲気を持つ曲想です。 この曲はブラームスのモットー(Frei aber froh 自由にしかし喜ばしく)の各語のイニシャルに基づきFis-A-Fisの進行となっております。
♫ブラ―ムス バラード作品10-2♫~ツイメルマン
第3番 ロ短調

4つのバラードの中で間奏曲的な位置を占めスケルツォ的な性格を持ちます。
♫ブラ―ムス バラード作品10-3♫~ツイメルマン
第4番 ロ長調

シューマンの影響があらわれており、ブラームスの特徴の「癒されぬ郷愁」も感じられます。 「親しみのある感情をもって、しかし旋律をあまり強調しないように」とのブラームス自身の指示があります。
♫ブラームス バラード作品10-4♫~ツイメルマン
♫ブラームス バラード作品10♫~ミケランジェリ
♫ブラームス バラード作品10♫~ギレリス
♪ピアニスト谷真子公式サイト♪
- 関連記事
-
- ブラームス シューマンの主題による変奏曲 嬰へ短調 作品9/Brahms Variationen uber ein Thema von Schumann fis-moll Op.9 (2016/05/30)
- ブラームス 4つのバラード 作品10/Brahms 4 Balladen Op.10 (2016/05/27)
- ブラームス 2つのラプソディ Op.79-2/Brahms 2 Rhapsodien Op.79-2 (2016/04/20)