FC2ブログ
2016_11
16
(Wed)08:48

ベートーヴェン=リスト 交響曲第9番 4楽章 歓喜の歌(二台ピアノ)

来年の4月29日に秋篠音楽堂で東京音大校友会関西支部の演奏会が開催されますが、私もベートーヴェン=リスト 第9 「歓喜の歌」よりをピアノ連弾(ペータース版)で演奏致します。

以前も書きましたが、今日はもう一度ベートーヴェン=リスト 交響曲第9番 「歓喜の歌」 (二台ピアノ)について書いてみようと思います。

フランツ・リスト(1811~1886)はドイツ・ロマン派のピアニスト・作曲家で、「ピアノの魔術師」とも言われていますが、1822年ウイーン音楽院でツエル二ーに師事し、翌1823年には老ベートーヴェンにコンサートで会いそのピアニストとしての才能を誉められています。  またリストの先生のツエル二ー(1791~1857)はオーストリアのピアノ教師、ピアニスト、作曲家ですが、10歳でベートーヴェンの弟子となり, 1812年にはベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」のウイーンでの初演のソリストを務めています。  またツエル二ーの先生のベートーヴェン(1770~1827)はウイーン古典派の作曲家ですがハイドンに認められたハイドンの弟子でした。

このような系譜からリストはベートーヴェンを大変尊敬しており、ベートーヴェンの交響曲9曲全てをピアノ・ソロ用に編曲しております。 またベートーヴェンの交響曲9番とピアノ協奏曲の3,4,5番は二台ピアノ用にも編曲しております。

リストの時代は現在のようにCDやメディアでベートーヴェンのシンフォ二ーを楽しむという事はできませんから、それをひとりでも多くの人に知ってもらうために、ピアノでも弾けるように作曲したのではないかと思います。

さて「歓喜の歌」はベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章で歌われ演奏される第1主題の事です。 「喜びの歌」とも言われます。

シラーの最初の詩「自由賛歌」(1785年)はフランス革命の直後ラ・マルセイエーズのメロディでドイツの学生に歌われておりましたが、その詩をシラーが書きなおして(1785年初稿、1803年一部改稿)「歓喜に寄せて」と致しました。 ベートーヴェンはそのシラーの「歓喜に寄せて」の詩を1822年~1824年に歌詞として引用し書き直して付曲致しました。

ベートーヴェンは1792年にこの詩の初稿に感動し曲を付けようとしますが、第9交響曲として完成した時には1803年の改稿版の詩を用いております。

An die Freude

O Freunde, nicht diese Töne!
Sondern laßt uns angenehmere
anstimmen und freudenvollere.
(ベートーヴェン作詞)

Freude, schöner Götterfunken,
Tochter aus Elisium
Wir betreten feuertrunken.
Himmlische, dein Heiligtum!

Deine Zauber binden wieder,
(1803年改稿)
Was die Mode streng geteilt;
Alle Menschen werden Brüder,
(1785年初稿
関連記事