2015_07
30
(Thu)09:26

15歳の時からお世話になった関孝弘先生の思い出(東京)

私は中学3年の9月から東京音楽大学に進学するまで毎週日曜日、新幹線に乗って1日がかりで東京の等々力の関孝弘先生とおっしゃるピアニストの方のご自宅にレッスンに通っておりました。 関先生は東京芸術大学大学院を卒業された後イタリアのブレーシアという所に留学されそのまま長くイタリアに住んでらした方です。

私が伺った時は帰国された直後で、日本人というより外国人という感じでいらっしゃいました。レッスンは日本語でされましたがそれ以外の普段の会話はイタリア語で話されお宅はまるでイタリアでした。お玄関を入った時の家のにおいもいつもガーリックとオリーブオイルのにおいがし、奥様のマリアンジェラさんがイタリア語で迎えて下さいます。

ご自分のピアニストとしてのライフ・ワークはイタリアのピアノ音楽を日本に紹介しイタリアと日本の架け橋となる事とされていらっしゃいましたが、私へのレッスンはピアノの基本を大切にされバッハの平均律、ショパンのエチュード、ベートーヴェンのソナタ、近現代の音楽と何時間もかけて丁寧にレッスンして下さいました。

 東京音楽大学に進んだ後も引き続きご自宅でプラィベートレッスンをして頂きましたが、私が今ピアニストとして演奏活動を続けていく事ができる根っこの部分は関先生が作って下さったのかもしれないとも思います。

1曲につき基本的には3回しかレッスンはしない、つまり言い換えれば3回で仕上げるという事ですが今私の手元に残っているレッスンのテープ、DAT, MDは膨大な数になります。

関先生にご指導頂いた曲の中で、高1の時第5回高校生国際芸術コンクールで入選した「シューマンの幻想小曲集」と大学の卒業の時教授会でご推薦を受けた新人演奏会の曲の「ラヴェルのスカルボ」を今you  tubeにアップしております。また頂いた外国の写真集(作曲家の生家の写真集)の素敵な装丁など新ホームページのMy Historyの項目に掲載します。

20150804230701.jpg

 

一見、東京への往復の時間がもったいないように思いますがそれだけの時間をかけてお伺いするからこそレッスンで何かを吸収して来ようと思いますし、(ピアノを弾くという作業は感性を消耗する作業ですので)土地を変わるというのは感性の補充にもなり有意義な時間だったと思います。

シューマン 幻想小曲集~谷真子♬
ラヴェル スカルボ~谷真子♬

ピアニスト関孝弘氏公式サイト