Henri Dutilleux
次のプログラムのために弾いているHenri Dutilleuxのソナタから。
第3楽章は、コラールと変奏というタイトルが付いています。
ピアノソナタが有名ですが、他の器楽作品を調べてみました。
フルートソナチネ、交響曲などです。
どの曲にも、デイテイユーに共通した語法、響きがあります。
作曲家のイメージが掴めたところで、次はアナリーゼです。
フランス現代🇫🇷・・・モダンな響きがします。モーツアルトやべートーヴェンに比べると、編成も大きいです。
ピアノソナタ第3楽章では、冒頭はコラールで始まります。
合唱の意味。コラールによるテーマと、
4声によるポリフオニーによるカリヨン的な響き。
コラールによる主題と4つの変奏で成ります。
フランス近代ものの特徴であるフワッとした感じだけでは、デイテイユーを弾きこなせない感じがしていましたが、(テクニックが難しい)
ドビュッシー、ラヴェル、バルトーク、ショスターコービッチ、プロコフイエフ、内容はソビエト的(ショスタコーヴィッチ)だということです。
変奏1や変奏2,4、では、バルトーク特融の野生的、プロコフィエフの諧謔性、ショスターコ―ヴィッチのような反ソビエト的な要素も感じられるように思います。
近現代の作品では、時代が現代に近く、演奏に対する伝統的なイメージがないので、さまざまな感性で捉えられるのが楽しいところです。
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