2015_12
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(Tue)08:36

ラヴェルのピアノ音楽とフランス語

<谷真子ピアノレッスン・ルーム「musica」より>

ラヴェルのピアノ曲のタイトルは一風変わったタイトルが多いように思います。 もとはフランス語のタイトルが付けられていますが、日本語に訳される時に違ったように訳されているものも多いようです。


<フランス語のお上手なラヴェルの孫弟子の♪阿部裕之先生♪のレッスンからの一コマ>
私が2013年にソロ・リサイタルで演奏したValses Nobles&sentimentalesという曲は「優雅で感傷的なワルツ」と訳されているものも多いようですが、正確には「高雅で感傷的なワルツ」の方が正しい訳語だと阿部裕之先生がレッスンの中でお話されていました。

ラヴェルはフランス人ですから、フランス語を日常語として話していたわけですが、ラベルのピアノ曲にはフランス語のリエゾンの影響がそこかしこに見られます。

高雅で感傷的なワルツにも、フランス語のリエゾンの影響が見られる箇所がいくつかございます。 下の楽譜↓のように3拍めのH(シ)の音をフランス語のリエゾンと同じくアオフタクト(弱拍)のように感じて、次の1拍目にうまくルバートしながらつなげるのだそうです。 一般に”エスプリ”と呼ばれるものだと思いますが、一味工夫するだけでおしゃれな演奏になります。
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フランス語の発音のようにおしゃれに弾けることがフランスの作曲家をフランスらしく弾くポイントかもしれません。 ドイツの作曲家を弾く時とは、少し表現を変えないとうまくいかないかもしれません。 フランスの作曲家は日常フランス語を話していたわけですから、その曲を弾く場合はフランス語も理解できた方が良いかもしれません。 こういうところにも音楽と言葉のつながりがあります。


私は祖父が仕事でもともと世界各国を廻っていて、幼少よりヨーロッパやアメリカ、アジアの世界各国の話を祖父から聞くことが多く、小さい頃から海外の文化に触れて育ち、海外の文化に興味を持っておりました。 ピアノも世界各国の作曲家を通して各国の文化に触れられることから、海外の文化の一つとして興味を持っていたのだと思います。

母が語学の専門であることから、その影響だと思いますが、小さい頃から語学を習得することが大好きで、私は14歳からピアノと並行してドイツ語を習っていました。

また中学生~高校生の時に師事していた先生はイタリアに20年に近く住まれていたことから、オペラにも詳しく、その影響で大学生の時にはイタリア語をお勉強致しました。 イタリア語が理解できると、オペラを原語で鑑賞できるようになります。

最近は目下フランス語を習得中です。
それほど言葉と音楽は結びついていると思います。


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