日本ピアノ教育連盟の会報

日本ピアノ教育連盟の会報です。
日本ピアノ教育連盟ピアノオーディションとは、まだ成長段階にある子どもたちの健全な情操の発達と、ピアノ愛好者等の生涯にわたるピアノ学習の一助、さらには豊かな音楽性が培われることを目的に開催されるものです。(要項より引用)
全日本学生音楽コンクールの課題曲が4月に発表になり、秋まで本選が開催されますが、日本ピアノ教育連盟ピアノオーディションは7月1日に発表になり、11月上旬より予選が開催され、全国大会は3月末に行われますので、ご指導される先生方にとっても、良い一年のサイクルとなっております。
地区大会と全国大会の2段階式で開催され、今年からは全国大会への推薦枠を拡大し、ピアノをお勉強されているたくさんの方々に参加していただけるよう、準備が進められているとのことです。
幼児部門の課題曲は、
①「メトードローズ・ピアノ教則本」よりブーレ、お父さま、ああ かわいい、冬さんさようなら、むかしの歌
②「トンプソン現代ピアノ教本第一巻」より ピアノのくに、はさみとぎ、妖精にハープ、舞い落ちる木の葉、ポップコーン屋さん、
③「グローバー・ピアノ教本・vol1」よりアイススケート、古い柱時計、歯ブラシのマーチ、
④「フアーストピアノ レパートリーアルバム」より1、チュルク 2つのマーチより No.1ト長調2、チュルク2つのマーチよりno.2ヘ長調 3、デイアベリ 主題
より任意の2曲を選択するとなっております。
普段の教本と平行して、または、エチュード、バッハ等(課題曲にバロックが入っている場合は不要)は続けて、曲集をコンクールの課題曲を練習するというカリキュラムをこなせるようでしたら、十分参加可能レベルにあります。先生とご相談という形になりますが、ただ、コンクールの雰囲気は厳格、審査もお遊びのようなものではなくコンクールとしてかなり厳しいものとなっております。
学年ごとに習得しなければならない曲が課題曲となっており、毎年参加していくことで、お勉強の進め方に迷いのないカリキュラムとなっており、無駄なくピアノのお勉強を進めていくことができます。
高校生部門となると選択制自由曲が取られており、音楽高校は課題曲が多いですが、大学となると(音楽大学)選択制自由曲が多いですので、進学への準備やリハーサルとして活用することもできますし、高校生部門もそのままコンクールと音楽学校の受験を両立して自然に受けていくことができ受験のためにコンクール活動をストップさせなくても良いシステムになっております、
そのような意味で、私も小学生1、2年生のころから積極的に活用し、小学校の間は参加し続けてきたわけですが、音楽大学の卒業試験のように、審査の先生方(ほとんどが音楽大学の先生方)が会場の真ん中か前の方にずらっと横に一列に並ばれ厳格な雰囲気で、講評も頂き、参加賞のようなトロフィーも頂き、目標や励みとなりながらも、温かくも厳しい雰囲気に小さいながらも舞台袖から会場内の先生方の様子を覗いているとその様子が見えて、東京芸大の音楽学校受験の演奏待ちの学校の保健室にあるような仕切りカーテンのような奥で待たされているほど殺風景ではないものの胃の痛くなるような思いも同時にしてきたとも言えます。
結果はどうであれ、参加することで現在の自分の勉強の進度が適切であるか確認できますので、そういう意味では参加することに意義があるのではないでしょうか。ピアノ学習者のためのそのようなオーディションとなっております。
日本ピアノ教育連盟ピアノオーディション公式サイト
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