アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帳

J.S.バッハはアルンシュタットとミュールハウゼンでは教会オルガニストとして、ワイマールでは宮廷オルガニストから楽師長、ケーテンでは宮廷楽長、ライプツイヒではトマス・カントルとキャリアを高めていきますが、ケーテン時代の1720年の7月に妻マリア・バルバラが亡くなります。

1721年12月3日、妻の死後ケーテンでアンナ・マクダレーナ・ヴュルケンと再婚致します。 アンナ・マクダレーナはまだ21歳でしたが「ツエルプストの宮廷歌手」として経済的に自立しており、結婚後も引き続き雇用されながら、18人の子供の母として膨大な家事をこなしながら子育てもしておりました。

この才能豊かな若い妻をさらに音楽的に教育するために、バッハは彼女に2冊の音楽帳を贈りました。

彼女はバッハの仕事に強い関心を抱き、ヨハン・セバスチャン・バッハの多くの作品を美しくとても読みやすい記譜で写譜いたしました。 また一緒にホームコンサートを開いたり、作曲法を習ったりいたしました。 

第1巻の音楽帳は1722年にケーテンでまとめられました。 第1巻には5つのフランス組曲とコラール編曲「我が頼みなるイエスは」、変奏曲付きのアリアとメヌエットが収められております。
P1020844.jpg

第2巻は1725年から1734年と1740年にかけてライプツイヒでまとめられました。 「クラヴィーア練習曲第1巻」より2つのパルティータ、2曲のフランス組曲、「平均律クラヴィーア曲集第1巻」よりハ長調の前奏曲、「ゴールドベルク変奏曲」のアリア、クープランのロンドー、いくつかの小品などが含まれております。 またこの巻にはアンナが歌うための歌曲集も含まれております。
P1020845.jpg

P1020843.jpg
第1巻 クラウス・シルデ

P1020842.jpg
第2巻 クラウス・シルデ


レッスン問い合わせ



 

プロフィール

谷真子 masakotani

Author:谷真子 masakotani
東京音楽大学卒業

ADRESS
奈良市学園前

ピアニスト谷真子公式サイト
http://masakotani.co
奈良市学園前 谷真子ピアノ教室 教室ブログ「musica」
最新記事
カテゴリ
リンク
検索フォーム
カウンター