2015_12
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(Thu)12:26

シューマン 子供の情景 作品15

シューマン 「子供の情景作品15」はロヴェルト・シューマン(1810~1856)の作曲したピアノ曲の代表曲の一つですが、特にその第7曲「トロイメライ」はヴァイオリンやチェロにも編曲されておりよく演奏されますので皆様お聴きになられたことがあるのではないかと思います。

シューマン トロイメライ♫~谷真子、ニコラ・デルタイユ(チェロ)

シューマン 「子供の情景」は1848年シューマンの語るところによると「子供の学習用のピアノ曲ではなくと、むしろ年とった人の回想であり子供心を描いた大人のための作品である」と書いております。 シューマンの子供の世界への憧れと自分の回想がこの曲集になったと言えるのではないかと思います。

また1838年3月7日にシューマンはクララに宛てて次のような手紙を書いております。「子供のための服を着た気分になってこの曲を作曲しました。 あなたは、前に私のことを時々子供みたいなところがあるといいましたけれども、その言葉が私の胸に残っていて、それがちょうど羽根を与えられたかのように余韻となって30曲ほどの小さな曲を書きました。 その中から12曲ばかりを選び、それに”子供の情景”というタイトルを付けました。 私はこの曲集を誇りに思っております。」

結果として13曲からなる曲集となりましたが、演奏技巧上は決して高度ではなく平易に書かれておりますが、面白くその世界を描写するのは容易いことではありません。 シューマン独特の幻想的な世界を繰り広げるのはかなり難しい作品ではないかと思います。

シューマンは1829年から1830年にかけて作品1のアベッグ変奏曲を作曲致しますが、そのあと10年間はピアノに集中して作品が生み出されております。 そのような中で「子供の情景」は1838年に作曲されましたがそれぞれの曲の個性と相互の関連を意識しながら聴くとシューマンのこの曲に込めた統一感が感じられます。

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第1曲
見知らぬ国と人々について
1

第2曲
不思議なお話
2

第3曲
鬼ごっこ
3

第4曲
おねだりする子供
4

第5曲
大満足
5

第6曲
重大事件
6

第7曲
トロイメライ
7

第8曲
炉辺にて
8

第9曲
木馬の騎士
9

第10曲
むきになって
10

第11曲
びっくり
11

第12曲
子供は眠る
12

第13曲
詩人のお話
13

シューマン 子供の情景♫~アルゲリッチ
シューマン 子供の情景♫~ピリス
シューマン 子供の情景♫~クララ・ハスキル
シューマン 子供の情景♫~ホロヴィッツ
シューマン 子供の情景♫~ルプー

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ホロヴィッツ

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クラウス・シルデ


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