ラヴェルとフランス絵画・工芸展
今日はフランスを代表する作曲家の一人であるモーリス・ラヴェル(1875-1937)と私が趣味で訪れる絵画・工芸展の中からフランスの画家、作家の展覧会について書いて見ようと思います。
私がプライベートで師事するピアニストの阿部裕之先生はラヴェルの直弟子のV.ぺルルミュテール氏にラヴェルの全作品を習われた方ですが、「Hiroyuki Abe Plays Ravel」というCDでその演奏を楽しむ事ができます。 ラヴェルの演奏では内外に定評のあるピアニストの方ですが、阿部先生についてのご紹介は8月1日のブログで書いておりますのでそちらを是非お読み頂きたいと思います。
♪8月1日阿部裕之先生のご紹介の記事♪
阿部裕之先生CDジャケットより

私がyou tubeにアップしているラヴェルの曲は「スカルボ」と「マ・メール・ロワ」と「高雅にして感傷的なワルツ」の3曲ですが、東京音楽大学卒業の時奈良県と奈良市の二つの新人演奏会へ教授会全会一致でご推薦を受けた「スカルボ」について書いて見ようと思います。

ラヴェルのスカルボの入っている「夜のガスパール」という曲のタイトルは同じフランスのアロイジウス・ベルトラン(1807-1841)という詩人の散文詩の題名からとられたものです。 ベルトランは絵画的な手法で古いパリの街を表現しフランスで初めて散文詩を書いた人ですが、ラヴェルはその詩を読んで感銘を受けたのだと思いますが曲の冒頭にベルトランの詩を付けております。
このスカルボという曲がプログラムの中に入っているとチューナーの方が緊張されるというくらい難曲中の難曲の作品です。you tubeに阿部裕之先生の弾かれる「スカルボ」がアップされておりますのでリンクしておきます。

♬阿部裕之先生演奏ラヴェル「スカルボ」♬
次にラヴェルの「マ・メール・ロア」は英語では「マザー・グース」と言いますが、ラヴェルが友人のお子さんのために作曲したピアノ連弾用の曲です。 ラヴェルは後にオーケストラ用に編曲をしまたバレエ組曲も作っています。 その名の通り童話を題材にした曲ですが、私が小学3年の時この曲を姉と連弾をしそれにオーケストラを付けてもらうという珍しいコンチェルトをした事があります。

♬ラヴェル「マ・メール・ロア」(小学3年)~谷真子♬
♬ラヴェル「スカルボ」(大学生)~谷真子♬
♬ラヴェル「高雅にして感傷的なワルツ」~現在♬

フランスの作曲家をお勉強しようとした時に大きな壁となるのが色彩の表現ではないかと思います。 フランスの絵画、工芸など見た事がないというお子さんにいくらそのイメージを音や言葉で伝えてもお子さんの中に創造の源がなければ表現する事は難しいです。 私は美術館に行きそのあふれる色彩に触れると自分の音色の絵の具が増え筆(テクニック)を使ってどんな絵を描こうかとインスパイアーされます。 もし美術館に行く事が叶わないお子さんでも、自宅で画集をめくってみるだけでもイメージは膨らむのではないかと思います。 私が行ったフランスの絵画・工芸の展覧会の一部ですがチラシ他の写真を添付致しますので、また親御さんは美術館や博物館へ是非お子さんを連れて行ってあげてほしいと思います。



東京ブリジストン美術館ルノアール展図録

東京ブリジストン美術館ルノアール展ファイル

半券(オルセー美術館所蔵のこの絵を見るため2度行きました。)

私がプライベートで師事するピアニストの阿部裕之先生はラヴェルの直弟子のV.ぺルルミュテール氏にラヴェルの全作品を習われた方ですが、「Hiroyuki Abe Plays Ravel」というCDでその演奏を楽しむ事ができます。 ラヴェルの演奏では内外に定評のあるピアニストの方ですが、阿部先生についてのご紹介は8月1日のブログで書いておりますのでそちらを是非お読み頂きたいと思います。
♪8月1日阿部裕之先生のご紹介の記事♪
阿部裕之先生CDジャケットより

私がyou tubeにアップしているラヴェルの曲は「スカルボ」と「マ・メール・ロワ」と「高雅にして感傷的なワルツ」の3曲ですが、東京音楽大学卒業の時奈良県と奈良市の二つの新人演奏会へ教授会全会一致でご推薦を受けた「スカルボ」について書いて見ようと思います。

ラヴェルのスカルボの入っている「夜のガスパール」という曲のタイトルは同じフランスのアロイジウス・ベルトラン(1807-1841)という詩人の散文詩の題名からとられたものです。 ベルトランは絵画的な手法で古いパリの街を表現しフランスで初めて散文詩を書いた人ですが、ラヴェルはその詩を読んで感銘を受けたのだと思いますが曲の冒頭にベルトランの詩を付けております。
このスカルボという曲がプログラムの中に入っているとチューナーの方が緊張されるというくらい難曲中の難曲の作品です。you tubeに阿部裕之先生の弾かれる「スカルボ」がアップされておりますのでリンクしておきます。

♬阿部裕之先生演奏ラヴェル「スカルボ」♬
次にラヴェルの「マ・メール・ロア」は英語では「マザー・グース」と言いますが、ラヴェルが友人のお子さんのために作曲したピアノ連弾用の曲です。 ラヴェルは後にオーケストラ用に編曲をしまたバレエ組曲も作っています。 その名の通り童話を題材にした曲ですが、私が小学3年の時この曲を姉と連弾をしそれにオーケストラを付けてもらうという珍しいコンチェルトをした事があります。

♬ラヴェル「マ・メール・ロア」(小学3年)~谷真子♬
♬ラヴェル「スカルボ」(大学生)~谷真子♬
♬ラヴェル「高雅にして感傷的なワルツ」~現在♬

フランスの作曲家をお勉強しようとした時に大きな壁となるのが色彩の表現ではないかと思います。 フランスの絵画、工芸など見た事がないというお子さんにいくらそのイメージを音や言葉で伝えてもお子さんの中に創造の源がなければ表現する事は難しいです。 私は美術館に行きそのあふれる色彩に触れると自分の音色の絵の具が増え筆(テクニック)を使ってどんな絵を描こうかとインスパイアーされます。 もし美術館に行く事が叶わないお子さんでも、自宅で画集をめくってみるだけでもイメージは膨らむのではないかと思います。 私が行ったフランスの絵画・工芸の展覧会の一部ですがチラシ他の写真を添付致しますので、また親御さんは美術館や博物館へ是非お子さんを連れて行ってあげてほしいと思います。



東京ブリジストン美術館ルノアール展図録

東京ブリジストン美術館ルノアール展ファイル

半券(オルセー美術館所蔵のこの絵を見るため2度行きました。)
