ブリッランテな日々~イタリア的発想術

私は、中学3年生の秋から帰阪するまで、東京在住(現在は横浜在住)のイタリアに長く住んでおられたピアニストの関孝弘先生とおっしゃる方に師事しておりました。
当時師事しておりました相愛大学名誉教授の片岡みどり先生やその他ご相談にのって下さった先生方に、東京でお勉強する事を勧められ関先生をご紹介頂きましたので、中学3年生の秋からお習いするようになりました。
高校は、地元の普通科高校(準音楽コース)に通いながら、東京まで毎週関先生のご自宅へプライベートで、レッスンに通っておりました。
在籍したのは普通科でしたが、私の場合は東京でのレッスンを優先しておりましたので、普通高校で一般のお勉強をしていたとは言えない進路選択であったと思います。
大学は東京音楽大学に在籍し、そのまま関先生のお宅でのプライベートレッスンにも通いピアノのお勉強を続けました。 子どもの頃から、約10年近く東京でお勉強したことになります。
卒業後は、奈良市の自宅に戻り、ピアノ教室を開いておりますが、東京音大に入るまでの高校生の間の私がレッスンを受けていた環境は、関先生の奥様がイタリア人という事もあり、日本語が完全に通じる環境ではなく、まさにイタリア・ヨーロッパそのものでした。
私は中学の時音楽研修でプラハへ行きましたが、関先生のお宅の環境は国内に居ながらヨーロッパであり、大きな影響を受けたと思います。
イタリアは明るい国民性と陽気な人柄ということはよく知られている事だと思いますが、常に前向きなそのイタリア的発想術について関先生ご夫妻がご本を出版されています。
長期にわたるイタリア生活と国際結婚から感じられた日伊の文化や風習の違いを一冊の本にまとめられたものですが、大変読みやすく納得させられる事も多くあります。
イタリア人はストッキングまでにもアイロンをかけるくらい美意識が強いそうですが、さすが西洋文明の発祥の土地といっても過言ではない国だと本を読んでいて納得します。
私自身も子供の時は高校・大学などの進路の岐路など様々な場面でいろいろ悩みましたが、常に音楽の勉強を続けてこられたのは、イタリア的発想術の思考に大きく助けられたところもあるかと思います。
タイトル ブリッランテな日々
著者 マリアンジェラ・ラ―ゴ(東京音楽大学イタリア語講師)、関孝弘(ピアニスト)
発行者 株式会社 晶文社
購入をご希望の方は、著者のサイン入りで、ピアニスト関孝弘氏のHPから直接お求め頂けるようです。
http://www.mt-brillante.jp/publish.html
是非一度手に取ってお読み頂けたらと思います。
Ciao!
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