フォーレ 舟歌



フォーレの舟歌はフランスの作曲家のフォーレが作曲した13曲からなるピアノ曲集です。

舟歌とはベネツィアのゴンドラ漕ぎの歌に由来しますが、川を漕ぐ舟や波の揺れを表現したものです。

たゆたう水の流れは安らぎを与えてくれます。


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フォーレ ヴァルス=カプリス/Faure Valse-caprice



ヴァルス=カプリスはフランスの作曲家フォーレ(1845~1924)が作曲したピアノ曲で全4曲から成立しております。

ヴァルス=カプリスというのはショパンが開拓したワルツの影響とカプリス(奇想曲)の性格を併せ持っている楽曲で、特にフォーレのヴァルス=カプリスは19世紀フランスを代表するピアノワルツと言われております。

その音楽はラヴェルの高雅で感傷的なワルツに受け継がれております。

ヴァルス=カプリスはフォーレの比較的早い創作時期に作曲されており、1番と2番はサロン音楽的性格で、3番と4番はより芸術的な作品となっております。


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フォーレ ラシーヌの雅歌(賛歌) 作品11/Cantique de Jean Racine Op.11

「ラシーヌの賛歌」はフランスの作曲家のフォーレがフランスの劇作家のラシーヌの詩に基づいて作曲したオルガンと混声四重唱のための合唱曲ですが、この曲はフォーレが通っていた音楽学校の卒業作品として作曲し一等賞を得て卒業した作品です。

ちなみにジャン・ラシーヌ(1639~1699)はフランス古典主義を代表する劇作家で、ギリシャ神話や古代ローマの史実に題材をとる悲劇を得意としていた劇作家です。 

フォーレは教会音楽学校であるニーデルメイエール校で学んだ事や教会オルガニストを長く務めていた事から、グレゴリオ聖歌を土台とするフランス伝統の教会対位法やバッハ作品に親しんでおり、その事がフォーレの作品に大きな影響を与えたと思われます。

フォーレは9歳の時からパリのニーデルメイエール古典宗教音楽学校で学んだフランスの作曲家ですが、1861年からは教師としてやってきたサン=サーンスにピアノと作曲を師事しております。

後パリのマドレーヌ教会で首席オルガニストとなり1896年からはマスネの後任としてパリ国立高等音楽院の作曲家の教授となり、ラヴェル、デュカス、エネスクらを育てております。

フォーレ ラシーヌの雅歌(賛歌)♫~ピアノ伴奏
フォーレ ラシーヌの雅歌(賛歌)♫~弦楽奏団


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フォーレ 夜想曲(ノクターン)

ガブリエル・フォーレ(1845~1924)の作品のピアノ曲を眺めると即興曲、舟歌、そして夜想曲(ノクターン)などまるでショパンを思わせる題名の曲が並んでいることに誰でもが気付くと思います。

ショパンと同じように詩的な世界に生き、ピアノでそのデリケートな世界を表現しようとしたフォーレのショパンへのオマージュであると思われますが、その中でもフォーレはノクターンを生涯に渡って書いており、その関心の度合いが伝わってまいります。

フォーレのノクターンはその名称や表現上の特質などショパンのノクターンなくしては考える事はできませんが、しかしショパンとフォーレとでは必ずしも同質のものと言えることはできません。

ロマン派の時代に生きたショパンのノクターンは夢見るような甘い感傷が歌われそれが大きな魅力ですが、それに対してフォーレのノクターンはあからさまな心情の吐露からは少し遠ざかっております。 フォーレが教会音楽学校であるニーデルメイエール校で学んだ事や教会オルガニストを長く務めていた事でグレゴリオ聖歌を土台とするフランス伝統の教会対位法やバッハ作品に親しんだ事がフォーレのノクターンの様式に大きな影響を持ったと考えられます。 しかし流れている歌心はショパンに通じるものがありますので、フォーレのノクターンは演奏者に感情と知性のバランスを求められこれが難しい原因となっております。

さてフォーレは9歳の時からパリのニーデルメイエール古典宗教音楽学校で学んだフランスの作曲家ですが、1861年からは教師としてやってきたサン=サーンスにピアノと作曲を師事しております。

後パリのマドレーヌ教会で首席オルガニストとなり1896年からはマスネの後任としてパリ国立高等音楽院の作曲家の教授となり、ラヴェル、デュカス、エネスクらを育てております。

フォーレの音楽は便宜的に初期・中期・晩年の3期に分けられることが多いですが、初期の作品では明確な調性と拍節感のもとで清新な旋律線が際立っております。 旋律を歌わせるのにユニゾン、伴奏形には装飾的なアルペジオが多用されますが、音色の効果や装飾性の域を脱するものではありません。

中期になると初期の曲に見られる外面的な要素は影を潜めより簡素化された語法へと変化しております。 拍節感は崩れ内声部があいまいな調性で進行しております。

1900年後半からは晩年と見られます。 耳の障害が始まり扱う音域も狭くなり調性感はより希薄になっていきます。

フォーレのノクターンは全部で13曲あり1番は1875年に書かれ13番は1921年に書かれておりフォーレの活動時期の全てに渡っております。 1番から5番は初期の作品になります。 6番から8番が中期の作品ですが、5番と6番の作曲時期には10年の隔たりがありフォーレのスタイルの変化を明らかに反映いたしております。 9番は1908年にかかれ9番から13番は晩年の作品になります。 

ノクターン第13番はフォーレのピアノ作品の最後の作品であり、またピアニストのマルグリッド・ロンはノクターン第6番を「フォーレの最も美しいインスピレーション」と評しております。

以前フィールドとショパンとフォーレのノクターンについてブログを書いた事がございますのでそちらも↓合わせてお読み頂けたらと思います。

参考ブログ
フィールド、ショパン、フォーレのノクターンについて


フォーレ ノクターン全集
フォーレ ノクターン6番・13番♫~イヴォンヌ・ルフェビュール

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エヴァ・ポブウォッカ


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フイールド、ショパン、フォーレのノクターンと、フォーレのチェロ小品

<8月30日2稿目>

「ノクターン」と言えばショパンが代名詞のように言われますが、実はいろいろな作曲家がノクターンを作っています。 先日ご紹介しましたリストの「愛の夢第3番」もそうですが、数あるノクターンの中でも特に知られているのがショパンの「ノクターン2番Op.9-2」ではないかと思います。 ショパンコンクールの覇者ユンディ・リーの演奏にリンクしたいと思います。

ショパン「ノクターン2番」~ユンデイ・リー


「ノクターン」(夜想曲)はイギリスのピアニスト・作曲家ジョン・フィールド(1782~1837)が初めて付けたピアノ曲の名称でラテン語のnox(夜)が語源です。 フランス語ではnocturne、イタリア語ではnotturnoと言われますが、夜の瞑想をイメージしたキャラクター・ピースを表し何か形式的な決まり事があるというわけではありません。 ジョン・フィールドの作曲したノクターンは左手のアルぺージョの伴奏にのってメロディが歌いあげられるという技巧的にはそんなに難しいものではありません。

ジョン・フィールド「ノクターン2番」♫


ジョン・フィールドのノクターンをすでにワルシャワ時代に聴いていたと思われるショパンですが、ショパンはノクターンを全部で21曲作っており作曲の時期も20歳から晩年までに渡っております。 フィールドのノクターンをもっとベルカントにそして技巧的にも深く進化させていったショパンですが、その中でも20番の「遺作嬰ハ短調」は映画の戦場のピアニストで使われ一躍人気曲となりました。 大変美しい曲ですのでyou tubeに私の演奏をアップしております。リンク致します。

ショパン「ノクターン20番嬰ハ短調遺作」~谷 真子


この曲は私が中3から帰阪するまでプライベートでお習いしていた東京在住のピアニストの関孝弘先生がアンコールで必ず弾かれていた曲ですが、全音から楽譜も出されていますのでご紹介します。
関孝弘先生校訂ショパンノクターン20番嬰ハ短調遺作全音楽譜

次にショパンの影響を受けた作曲家にフオーレ(1845~1924)がいます。 フォーレは13曲のノクターンを作っていますが亡くなる直前の1921年に作曲された「ノクターン13番ロ短調作品119」はフォーレの最後のピアノ独奏曲でフォーレの人生観の良く分かる素晴らしい作品です。 またノクターンの6番は1894年に作曲された曲ですが、フォーレのノクターンの中だけでなくロマン派のピアノ曲の中でも最高傑作の作品の一つと言われている大変美しい曲です。

フォーレのこの2曲のノクターンにリンク致しますが、今日はフランスの女流ピアニストのお二人をご紹介致します。 
一人目はイヴォンヌ・ルフェビュール(1898~1986)です。 コルトーの弟子で教育者としても名高いピアニストの方でパリ国立高等音楽院教授を務められた方です。 リパッテイ、フランソワの先生としても有名です。 
二人目はマクダ・タリアフェロ(1898~1986)です。 やはりコルトー、そしてフォーレの弟子ですがフォーレの作品を数多く演奏した事でも有名です。 

Yvonne Lefebure(イヴォンヌ・ルフェビュール)~フォーレ「ノクターン6番、13番」♫


Magda Tagliaferro(マクダ・タリアフェロ)~フォーレ「ノクターン6番」♫


門下の皆様にとても良いご本を一冊ご紹介致します。 それはマクダ・タリアフェロ氏を安川加寿子氏から紹介され晩年の女史にパリで師事された田村安佐子さんとおっしゃるピアニスの方が書かれた「ピアニストへの基礎」というご本です。

「ピアニストへの基礎」~田村安佐子(筑摩書房)
ピアニストへの基礎
ピアニストへの基礎

(門下の方はお貸し致しますので受付までお尋ね下さい。)

あとお一人フランスの女流ピアニストの方をご紹介させて頂きます。 アンリエット・ピュイグ=ロジェさん(1910~1992)とおっしゃるフランスの女流ピアニストの方ですが、長く東京芸術大学で教鞭を取ってらしたので日本にも数多くのお弟子さんがいらっしゃいます。 
私が小さい時お習いしていました故片岡みどり先生(相愛大学名誉教授)にそのお名前を教えて頂いたピアニストの方ですが、ピアノに対する厳格な姿勢には片岡先生もご尊敬申し上げていると良くロジェ先生のお話をされていました。 審査員に入る時は必ず楽譜を持って入りましょうと皆様にお話されていたそうです。
私もフォーレのノクターンの6番の入ったCDを1枚持っております。
アンリエット・ピュイグ=ロジェCD
アンリエット・ピュイグ=ロジェCD

(門下の方でお聴きになられたい方は受付までお尋ね下さい。)  

最後に1稿でご紹介しましたニコラ・デルタイユ氏(チェロ)と私がデュオ・コンサートで演奏しましたフォーレの「エレジー」他小品の演奏をyou tubeにアップしておりますのでリンク致します。 お楽しみ頂けたらと思います。

フォーレ「夢のあとに/シチリアーノ/エレジー」~ニコラ・デルタイユ(チェロ)、谷真子(ピアノ)♫


明日はメンデルスゾーンについて書いてみようと思います。











プロフィール

谷真子 masakotani

Author:谷真子 masakotani
東京音楽大学卒業

ADRESS
奈良市学園前

ピアニスト谷真子公式サイト
http://masakotani.co
奈良市学園前 谷真子ピアノ教室 教室ブログ「musica」
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